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「あなたの旦那もダメなとこあるでしょ?」家族の愚痴を強要するボスママ。だが、私の正論で空気が凍りついた

  • 2026.6.16

夫の地元のランチ会

結婚して長男を産み、夫の地元へ移り住んだ。

義母が地域で顔が効く人で、夫が通っていた幼稚園に息子を入園させた。

初めての保護者会のあと、地域でまとめ役のママに声をかけられ、そのままランチ会に参加することになった。

席に着いてすぐ、空気が独特だと気づいた。

誰もがそのママを持ち上げ、話を合わせる。話題は終始、家が広いとか、夫の稼ぎがいいとか、そんな匂わせばかりだった。

やがて、流れが変わった。

「うちの旦那、ほんと子育て手伝わなくて」

その一言をきっかけに、周りのママたちが順番に夫の不満を並べ始めた。

誰がいちばん大変かを競うような、不思議な空気だった。

回ってきた順番

時計回りに名指しされ、ついに私の番が来た。

「あなたのところもでしょ?」

当然のように聞かれたが、正直、思い当たることがなかった。

夫は子供とよく遊び、送り迎えも進んでやり、家事も分担してくれる人だった。

「私は特にないですねー」

そう流そうとした。

けれど、ボスママは引かなかった。

「またまた、遠慮しちゃって」

「あなたの旦那もダメなとこあるでしょ?さあ言いなさいよ」

彼女が言い募ると、周りも「うちも」「うちもそう」と乗っかって、私まで愚痴の輪に引き込もうとしてくる。

なんだか、出さなければ許されない雰囲気だった。

下がった空気

こんなところで愚痴ったところで、何が変わるわけでもない。

少し考えて、私は静かに口を開いた。

「それ、ここで言っても解決しないから、旦那さんに直接言ったらどうですか?」

その瞬間、十人ほどいたママたちが、全員いっせいに固まった。

室温が二度くらい下がったような、痛いほどの沈黙だった。フォークを持つ手を止めたまま、誰も次の言葉を継げずにいる。

ボスママの得意げな顔から、すっと表情が消える。

何か言い返そうとしたのか口を動かしたが、言葉にならない。

「…ま、まあ、それもそうね」

気まずさをごまかすように、彼女は別の話題を慌てて振り始めた。けれど、一度凍った場はもう元には戻らなかった。

その日を境に、私はランチ会に呼ばれなくなった。けれど、不思議と清々しかった。気を遣って心にもない愚痴を絞り出す時間から、解放されたのだ。

しばらくして、別のママがそっと声をかけてきた。

「あのとき、よくぞ言ってくれました」

同じように息苦しさを感じていた人は、私だけではなかったらしい。

あの輪の中で小さくなっていたのは、本当は誰だったのか。今では、はっきりしている。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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