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「動脈硬化をおこす原因に」管理栄養士が指摘。“健康に良い”と思いきや…食べすぎると逆に危険な「3つの食品」とは?

  • 2026.7.7
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

体に良いとされる食品を毎日しっかり食べているのに、なぜか体調が優れなかったり、生活習慣病が気になったりしたことはありませんか?

一見「これさえ食べていれば安心」と思える食品でも、過剰に摂り続けると体に大きな負担をかけ、最悪の場合は寿命にまで悪影響を及ぼす可能性があります。

今回は、「食べすぎ」が引き起こすリスクや健康的な食生活のバランスの取り方について、管理栄養士の小池三代子さんにお話を伺いました。

健康に良い食品も食べすぎは危険?その背景とは

---健康に良いとされる食品でも、毎日過剰に摂取することで体に悪影響を及ぼす具体例を教えていただけますか?

かきねキッチン 管理栄養士 小池三代子さん:

「健康に良いとされる食品でも、毎日過剰に摂取し続けると、特定の栄養素を過剰摂取することとなり、体に負担がかかったり、他の栄養素の吸収を阻害したりして、寿命を縮める要因となってしまう可能性があります。良かれと思って特定の食品を長期的にたくさん食べ続けることで、かえって健康を損ねる可能性があるのです。

例えば、以下のような食材が挙げられます。

・ヨーグルト
食べすぎると脂質の摂りすぎによって腸内環境のバランスが崩れ、消化器系への負担や便秘・下痢などの不調を招く可能性があります。また、甘いヨーグルトの食べ過ぎは糖質の過剰摂取となり、肥満や糖尿病のリスクとなってしまうことがあります。

・野菜ジュース
飲みすぎると糖質の過剰摂取となり、肥満や糖尿病のリスクが高まる可能性があります。液体なので吸収が早く、血糖値を急激に上げてしまうことにつながるのです。血糖値の乱高下は血管にダメージを与え、動脈硬化をおこす原因にもなると考えられています。

・玄米
食物繊維を多く含むので、食べすぎると胃腸に負担がかかり、消化不良を起こしてしまう恐れがあります。また、玄米に含まれるフィチンは鉄や亜鉛などのミネラルと結びつき、吸収を阻害してしまう可能性があります。食べ過ぎにより、栄養バランスを崩してしまう可能性があるのです。」

具体例で見る!ヨーグルト、野菜ジュース、玄米の過剰摂取リスク

---健康のために毎日食べている食品が、かえって寿命を縮めるリスクとなる場合、その背景にはどのような栄養学的なメカニズムや摂取方法の誤解が関係しているのでしょうか?

かきねキッチン 管理栄養士 小池三代子さん:

「健康的な毎日のために必要な栄養素は多種多様であり、それぞれの栄養素が複雑に影響し合って、日々の活動を支えています。生活習慣や遺伝的要素などとも密接に関わっており、何か一つの食べ物で、全てを補い整えることは不可能です。

多くの栄養素はその機能を発揮するために、他の栄養素と密接に関わり補完し、複合的にバランスを保っています。一つの食品を毎日過剰に摂取し続けることで、ある種のビタミンやミネラルなどが体内で過剰となり、競合する他の栄養素の吸収を阻害してしまうことがあります。結果として、体全体の調和を崩してしまうことになり得るのです。

また、体によい栄養素を取り入れるために毎日特定の食品をたくさん食べ続けることで、その食品に含まれる糖質や塩分・脂質(飽和脂肪酸)など他の栄養素の過剰摂取につながることがあります。過剰に摂取されたこれらの栄養素は、体内に蓄積され続けると、生活習慣病のリスクとなってしまうのです。

忙しい毎日の中で、必要な栄養を効率よく摂りたいと考えがちですが、残念ながら「これだけ食べておけば大丈夫!」という万能な食品はありません。健康のためとはいえ「多ければ多いほど良い」というのは誤解であり、偏った摂取方法はかえって寿命を縮めるリスクとなり危険です。」

偏りは禁物!栄養バランスを保つ正しい食品の取り入れ方

---健康のために毎日食べている食品のリスクを知った読者が、明日から無理なく実践できる「安全な食べ方の工夫」や「代替案の選び方」を教えていただけますでしょうか。

かきねキッチン 管理栄養士 小池三代子さん:

「大切なのは、主食・主菜・副菜を基本に旬の食材を取り入れ、1日3食様々な種類の食品をバランスよく食べることです。

カルシウムを摂取したくて毎日ヨーグルトをたくさん食べている方は、一部を大豆製品・小魚・野菜・海藻などカルシウムを多く含む他の食材に置き換えてみてはいかがでしょうか。朝はヨーグルト、昼は納豆、おやつに小魚など、食べる頻度と量を調整することで、カルシウムを摂取しながら、脂質の過剰摂取を避けることができます。

野菜ジュースを毎日たくさん飲んでいる方は、旬の果物を食後のデザートとして食べたり、みそ汁を具沢山にしたりするとよいでしょう。
玄米を毎日たくさん食べている方は、胚芽米やもち麦・雑穀を白米に混ぜて炊いてみてはいかがでしょうか。パンや麺類に置き換えるのも良いと思います。

特定の食品を毎日過剰摂取することのリスクを知ったからといって、その食品を完全に排除する必要はありません。食べ過ぎ・食べなさ過ぎが良くないのです。
全ての食品は、メリットとデメリットの両方を合わせ持っています。偏った摂取をするのではなく、主食・主菜・副菜を揃え、色々な食材を組み合わせることで、多種多様な栄養素をバランスよく摂取することができるのです。」

健康食の誤解を解き、バランスの取れた食生活へ

健康のために良い食品を積極的に取り入れようとする姿勢はとても素晴らしいものです。しかし専門家のお話通り、「多ければ多いほど良い」という盲信には落とし穴があります。

大切なのは、「多様な食品から少しずつ、バランスよく栄養を摂ること」です。これを機に日々の食生活を見直し、毎日のメニューに旬の食材や新しい栄養源を取り入れてみてください。今日から食べる量と種類を少し意識するだけで、無理のない健康な体づくりが始まります。


監修者:かきねキッチン 小池 三代子(Instagram / ブログ

管理栄養士×保育士|実務経験13年|現在はフリーランスの管理栄養士として、栄養相談や食事指導、献立作成、記事執筆・監修を中心に活動中。「人に寄り添い、無理なく実現できる食生活のサポート」をモットーに、忙しい中でも続けられる、簡単でおいしい時短レシピを発信している。

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