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50代女性「歯磨きのたびに歯茎から血が…」“ただの歯周病”と放置→ある日、歯医者に行くと…指摘された“思わぬ原因”とは

  • 2026.7.11
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。歯科医師の鷹巣多紀です。

実際、歯茎の出血は、歯周病や磨き残し、歯石が関係していることが少なくありません。ただ、ときにはお口の中だけでなく、全身からの大切なサインである場合もあります。

この記事では、歯茎の出血を「いつもの歯周病かな」と見過ごしそうになっていた50代女性が、全身の異変に気づくまでの体験談をご紹介します。

Aさんに起きたこと

Aさんは50代の女性です。数ヶ月前から、歯磨きのたびに歯茎から血が出るようになりました。

以前から歯石がつきやすいと言われていたため、「また歯周病が進んだのかな」と思っていました。忙しさもあり、歯医者の予約は後回しです。

しばらくすると、腕や脚に小さなあざが増えていることに気づきました。ぶつけた覚えがない場所にも青あざがあります。鼻血も以前より出やすくなり、疲れが抜けにくい日もありました。

歯医者を受診すると、歯茎の腫れや磨き残しを確認したうえで、出血がいつから続いているか、鼻血やあざ、発熱、だるさがないかを聞かれました。

Aさんは「歯医者で体の話までしていいのですか」と驚いたそうです。けれども、歯茎の出血と体の変化を一緒に伝えたことで、内科で血液検査を受ける流れになりました。

口の症状だと思っていたことが、全身の状態を確認する入口になったのです。

歯茎の出血だけで決めつけない

歯茎から血が出るからといって、すぐに大きな病気という意味ではありません。多くの場合、歯周病、磨き残し、歯石、合わない清掃道具など、口の中に原因があります。

一方で、急性白血病など血液の病気では、正常な血液細胞が作られにくくなり、息切れ、鼻血、歯茎からの出血、発熱などが現れることがあります。血小板が少なくなると、あざができやすい、血が止まりにくいといった変化も起こります。

大切なのは、歯茎だけを見るのではなく、「ほかにも変わったことがないか」を一緒に確認することです。

確認したい3つの変化

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

歯茎の出血が続くときは、次の3つを思い出してみてください。

  • 鼻血や口の中の出血が増えていないか。歯磨き以外でも血がにじむ、血が止まりにくいと感じる場合は、そのまま伝えましょう。
  • ぶつけた覚えのないあざが増えていないか。腕や脚の青あざ、細かい赤い点のような出血も手がかりになります。
  • 発熱、息切れ、だるさが続いていないか。風邪や疲れと思っていた症状でも、出血と重なると確認したい情報です。

服薬中の薬、サプリメント、最近の健診結果も、歯医者で話してください。血を固まりにくくする薬を飲んでいる方では、出血の見方が変わることもあります。

歯茎の出血は体の変化も一緒に伝える

歯茎の出血は、歯周病でよく見られる症状です。だからこそ、まず歯医者で歯茎の状態を確認することは大切です。

その一方で、鼻血、あざ、発熱、息切れ、だるさが重なるときは、口のなかだけで判断しない視点も必要になります。「歯とは関係ないかも」と思うことほど、診察室で話してみてください。


執筆・監修:鷹巣 多紀

大学病院口腔外科にて研修後、一般歯科にて勤務。現在は1児の母として子育てと仕事に奮闘しています。
歯科医師ママkiki|note: https://share.google/uUYsDiSMnkNKZCrOw・X: https://x.com/kikimama0405

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