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「うちの息子とは釣り合わないわね」義母に学歴を笑われた私→そして、親戚の前で夫が差し出した封筒

  • 2026.6.15
ハウコレ

久しぶりに親戚が集まった義実家で、私はお茶を出す手伝いをしていました。にぎやかな笑い声の中、義母だけがどこか私を品定めするような目で見ていました。その視線の意味を、私はすぐに思い知ることになったのです。

褒められる菓子と、笑われる私

テーブルには、私が時間をかけて焼いてきた菓子が並んでいました。親戚の方々が「このお菓子、本当においしいわね」と口々に言ってくれて、私はうれしくなりました。ところが義母は、その菓子には目もくれず、私の経歴の話を始めたのです。「あなたは、たしか大学を出ていないのよね」と、わざわざみんなに聞こえる声で言いました。場の空気が、少しだけざわつきました。

「釣り合わないわね」の一言

私が言葉を探していると、義母は続けました。「うちの息子は良い大学を出て、良い会社に勤めているでしょう。それなのに」。そして、まわりを見渡してから、はっきりとこう言ったのです。「うちの息子とは釣り合わないわね」。親戚の何人かが、気まずそうに目をそらしました。私はうつむいて、湯のみの中で揺れるお茶をただ見ていました。

夫が差し出した封筒

その時、それまで黙っていた夫が立ち上がりました。手には一通の封筒があります。「母さん、これ見て」。そう言って、義母の前にそっと差し出したのです。中から出てきたのは、一枚の賞状でした。夫は親戚のほうを向いて、はっきりと言いました。「さっきからみんなが褒めてくれてるこのお菓子、全部、妻の店のものなんだ」。その賞状は、私の小さな店が地域のコンテストで最優秀賞をいただいたことを証明するものでした。

そして...

親戚の方々が、いっせいに私のほうを見ました。「えっ、あの賞のお店って、こちらのお嫁さんだったの?」と、感心したような声があがります。義母は賞状をじっと見つめたまま、口を結んでいました。学歴という物差しひとつで私を測っていた人が、初めて別の物差しに触れた瞬間だったのかもしれません。

帰り道、夫は「ごめんな、ずっと言えなくて」と謝りました。私は首を横に振りました。あの封筒の中にあったのは、賞状だけではありません。私を見ていてくれた人がいるという、何よりの証だった気がします。

(30代女性・自営業)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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