1. トップ
  2. おでかけ
  3. 富良野の絶景と、大納言の圧。カンパーナ六花亭で軽さと重さを味わった

富良野の絶景と、大納言の圧。カンパーナ六花亭で軽さと重さを味わった

  • 2026.6.14

まずは景色がごちそう、いや、さすがの甘味

富良野に来たなら一度は寄りたい場所、それがカンパーナ六花亭だ。

木の温もりを感じる建物、大きな窓、そしてその向こうに広がるぶどう畑。

視線の先には山並みまで見え、THE北海道感があふれる。

テラスではみんな静かに景色を見ている。観光地なのに、どこか図書館みたいな穏やかな空気があるのが不思議だ。

ここでは、景色こそ主役。そんなふうに思っていた。

ランドマークの鐘楼がかっこいい

だが、この日の主役は違った。

大納言である。

かわいい顔をした、いちごパフェ

欲張っていろいろオーダーしたのだが、まずはストロベリーパフェ。見た目は実に優等生。赤い苺が整然と並び、生クリームはふわり。

茶色いのはコーンフレークなんかじゃない、クッキーなのだ。何もかもが美味い!

「富良野でパフェを食べる幸せ」を、きっちり提供してくれる。

ただ、このあと登場する相手が強すぎた。

出典:リビング札幌Web
出典:リビング札幌Web
季節のメニューが変化するので何度立ち寄っても楽しい

ふわり、ずしり。フロマージュブランの衝撃

季節限定の「フロマージュブラン(立夏)」。

見た目は軽い。抹茶がふわりとかかった、静かな美しさ。どう考えても繊細系スイーツである。

ところが、スプーンを入れた瞬間に様子が変わる。

中には大納言がぎっしり。しかも遠慮がない。「少し入ってます」ではない。豆が堂々と存在を主張してくる。

クリームは驚くほど軽い。口に入れる前から儚く、スプーンの上でもするりと滑り落ちるほどだ。

それなのに、大納言だけはしっかりと重い。

出典:リビング札幌Web
もちろん定番メニューもある。シャンピンウーロン茶が華やかで美味しい
店頭で買ったものもカフェで食べられる

ふわり、と、ずしり。

このコントラストが異様に面白い。

軽やかなチーズクリームが空気のように消えていく一方で、豆は「私はここにいる」と言わんばかりに居座る。和菓子と洋菓子が、絶妙な距離感で同居していた。

窓の向こうの富良野が、さらに美味しくする

大きな窓の外には、ぶどう畑と富良野の風景。

静かな空気の中でスイーツを食べていると、不思議と時間の流れが遅くなる。みんな黙って景色を見ている理由が、なんとなくわかる。

急がなくていい。

ぼんやり外を眺めて、時々スプーンを口に運ぶ。

それだけで成立する時間がここにはある。

観光の休憩というより、「富良野を味わう場所」と言ったほうが近いかもしれない。

出典:リビング札幌Web
出典:リビング札幌Web
出典:リビング札幌Web

絶景だけでは終わらない場所

正直、景色だけでも十分満足できる場所だと思っていた。でも、帰り際に強く記憶に残っていたのは、意外にもあの大納言だった。

軽く儚いクリームと、しっかり重みを主張する豆。

富良野の風景みたいに軽やかな気分で訪れたのに、最後は豆の存在感にしっかり心を掴まれる。

カンパーナ六花亭は、ただ景色がいい場所ではない。

絶景のあとに、ちゃんと甘い記憶まで置いていく店だった。

出典:リビング札幌Web
出典:リビング札幌Web
元記事で読む
の記事をもっとみる