1. トップ
  2. エピソード
  3. 「お風呂もお酒も我慢、、、」夫の飲み会の“お迎え要員”にされ続けた妻。いつ連絡が来るか怯えていたけど

「お風呂もお酒も我慢、、、」夫の飲み会の“お迎え要員”にされ続けた妻。いつ連絡が来るか怯えていたけど

  • 2026.6.14

筆者の話です。
夫の飲み会の日、私は家にいてもどこか落ち着かずにいました。
しかし、長年抱えていたそのモヤモヤを夫にしっかりと理解してもらえたのは、ある夜の、思いがけない小さな行動がきっかけだったのです。

画像: 「お風呂もお酒も我慢、、、」夫の飲み会の“お迎え要員”にされ続けた妻。いつ連絡が来るか怯えていたけど

迎えの連絡

夫は飲み会があるたびに「駅までお迎えお願い」と連絡をしてきます。
最初の頃は、飲んだ後に歩いて帰るのは大変だろうと思い、特に気にせず迎えに行っていました。

駅までは徒歩で十数分ほど、しかし上り坂。
飲んだ後は歩くのがつらいのか、飲み会の度、月に何度か迎えに行くのが当たり前になっていたのです。
夫から連絡が入るたびに車を出し、帰宅した夫を乗せて帰る。
それが自然な流れになっていました。

落ち着かぬ夜

けれど回数が増えるにつれ、少しずつ負担を感じるようになりました。
問題は、いつ連絡が来るかわからないことです。
お風呂に入ろうとしても「あとで連絡が来るかも」と思うと落ち着きません。
稀に同僚が一緒に乗ってくることもあり、先にパジャマへ着替えることもためらいます。

冷蔵庫にビールがあっても飲めないまま。
テレビを見ていても、スマホの通知音が気になってしまうのです。
落ち着かないその気持ちに、私は何度も「できれば自力で帰ってきてほしい」と伝えていました。
そのたびに夫は「はいはい」と軽く返事をします。
けれど次の飲み会になると、また同じように連絡が入るのでした。

ついにその日

そんなある日、私は汗をかいたこともあり先にお風呂を済ませました。
なんとなく飲みたい気分だった私は、久しぶりにビールも開け、ゆっくり過ごしていたのです。
そろそろ部屋で休もうかなと思っていた矢先、夫からメッセージが届きました。

「お迎えお願い」
画面を見ながらどう言うか少し迷いましたが、私は正直に返します。
「今日はもう飲んでるから無理」
怒っているだろうか。
困っているだろうか。
少し不安な気持ちのまま、夫の帰宅を待ちました。

伝わった負担

帰宅した夫は、思ったより落ち着いた様子でした。
そして少し驚いたような顔で「そっか、待っとる側は飲めんのやな」とぽつり。
私にとって負担だったのは、迎えに行くことそのものではありませんでした。
いつ呼ばれるかわからないまま予定を空け、家で待っている時間だったのです。
言葉では何度も伝えていたつもりでしたが、夫は実感として理解できていなかったのかもしれません。

それ以来、夫は飲み会の日になると「今日はお迎え大丈夫?」と先に確認してくれるようになりました。
あの日の一言で、私が感じていた負担はようやく伝わったのだと思います。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2026年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。

元記事で読む
の記事をもっとみる