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駅の立ち食いそば屋で、店員が「思わず感動」40代スーツ男性の『気品あふれる行動』に目を奪われた

  • 2026.6.13

急ぎ足で去って行く人が多い立ち食いそば店で、他の人とは一味違うお客さんを目撃しました。筆者の知人が体験したエピソードをご紹介します。

画像: 駅の立ち食いそば屋で、店員が「思わず感動」40代スーツ男性の『気品あふれる行動』に目を奪われた

立ち食いそば屋で働く

私は50代のパートで働く主婦です。
パート先は駅の中にある立ち食いそば屋。お客さんは子どもからお年寄りまで、色んな年代の方がいらっしゃいます。

「立ち食いそば屋」という店柄から、店はいつも慌ただしい雰囲気。

電車到着の合間に訪れる方が多く、急いで食べていく方はもちろん、中には「もう間に合わないから、いらない」と言って食事途中に飛び出しいて行く方や、自分が使った台の周りを汚したまま去って行く方など、色んなお客さんがいました。

ただ、そんなことは日常茶飯事。
働き始めた当初は「もったいないな」や「もう少し気遣いがあってもいいのに」と思っていましたが、いつの間にかそんな状態には慣れてしまっていたのです。

“品”があるお客さん

ある日のこと、いつものようにお客さんがのれんをくぐって入店してきました。
その方は40代くらいのスーツ姿の男性。
「いらっしゃいませ」と私が声をかけると、会釈を返してくれます。

注文の天ぷらそばを提供すると、その男性は私の目を見て「ありがとうございます」とにっこり。

そして男性は、おもむろに両手を合わせて目を閉じました。
「いただきます」と言って、軽く頭を下げたのです。

その所作に私は思わず感動。なんだか動きのひとつひとつが、とても美しいものとして目に映りました。

一度そう見えると、なんだかおそばのすすり方にさえ気品があるようにも見えます。
そして男性はそばを食べ終わると、お客さんが自分で使えるよう置いてある布巾で台を拭き上げ、また手を合わせて一礼。

「ごちそうさまでした」
私の目を見ながらそう言って、微笑んだ男性。
去って行く彼の背中が、私にはとてもまぶしく見えたのです。

つくづく感じた「礼儀・作法」の大切さ

彼がやったことは、誰もが子どものときに教わるような礼儀や作法。
特別なものではありません。

それなのに、その礼儀・作法ができる大人の美しさ──。

古臭いといわれるかもしれませんが、私はつくづくその大切さを実感しました。
今では我が子にもこの話を聞かせて、孫育ての参考にしてほしいと願っています。

【体験者:50代・女性パート従業員、回答時期:2026年5月】

※本記事内の画像はイメージです。実在の人物・製品・ブランドとは関係ありません。

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Junko.A
子育てに奮闘しながら、フリーランスのライターとして活躍中。地方移住や結婚、スナックの仕事、そして3人の子育てと、さまざまな経験を通じて得た知見をライティングに活かしている。文章を書くことがもともと好きで、3人目の子どもを出産後に、ライターの仕事をスタート。自身の体験談や家族、ママ友からのエピソードを元に、姑に関するテーマを得意としている。また、フリーランスを目指す方へ向けた情報ブログを運営中。

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