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「は?なんで口答えするわけ」優しかった彼が喧嘩で豹変→彼の親に相談した結果、別れを決意

  • 2026.6.14

優しくて面白い人だと思っていた

10ヶ月ほど付き合った彼がいた。出会った頃は、誰よりも優しくて面白い人だと思っていた。

私が体調を崩して早退した日も、バイト終わりにわざわざ寄ってくれた。

「これ、無理して食べなくていいから。とりあえず水分だけ取りなよ」

そう言って、飲み物や食べやすいものを買って届けてくれた。

家族とうまくいかず家を飛び出した夜も、彼はすぐに迎えに来てくれた。

「大丈夫、落ち着くまでうちにいていいから」

冷えた手を握って、そう言ってくれたのを覚えている。

冗談で場を和ませるのも上手で、一緒にいると自然と笑えた。だから私は、この人となら何があっても大丈夫だと信じきっていた。

周りの友達にも、優しい彼氏ができたと自慢していたくらいだ。

喧嘩をきっかけに豹変した彼

関係が変わったのは、些細なことで喧嘩をした日からだった。

私にも悪いところはあった。

でも納得できない部分もあって、めずらしく言い返した。

「は?なんで口答えするわけ」

彼は急に声を荒げた。

優しかったはずの人とは思えない顔だった。

「謝るのはお前だろ」

低い声でそう言われ、私は何が起きたのか分からないまま固まった。

それからは、喧嘩のたびに同じことが繰り返された。時間が経つと、いつも私の方から先に謝って事を収めるようになっていた。

「ごめんね、私が悪かったから」

そう口にするたび、彼は満足げに表情をゆるめる。謝れば優しい彼が戻ってくる。その仕組みに、私はすっかり慣らされていた。

「ほら、最初から素直に謝ればいいんだよ」

得意げに笑う彼を前にして、自分が悪いのだと思い込もうとしていた。

今思えば、悪いのはどう考えても手を上げる方なのに、いつのまにか加害と被害が逆さまになっていた。

相手の親まで味方しなかった日

転機は、たまりかねて彼の親に相談した時だった。第三者である親なら、さすがに止めてくれると思っていた。

「あなたも悪いところがあったんじゃないの」

返ってきたのは、息子をかばう言葉だけ。

この親にしてこの彼なのだと、妙に納得してしまった。

私は迷いを捨てて、その場で別れを告げた。

「もう連絡してこないで。終わりにします」

彼は一瞬言葉に詰まり、それから「待てよ」と慌てて引き止めようとした。

けれど私はもう振り返らなかった。

「さよなら」

あれから時間が経ち、今は穏やかに眠れる毎日が戻っている。

物音にびくりとすることも、先回りして謝ることもない。

あの頃の私は、優しさという顔をした支配に気づけずにいた。声を荒げて手を上げる人と、それをかばう親。

あの二人から離れた自分の判断は、間違っていなかった。今ならそう言いきれる。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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