1. トップ
  2. ビューティー
  3. 【宮野真守】劇団☆新感線に待望のカムバック!『アケチコ五郎』役で大暴れ!

【宮野真守】劇団☆新感線に待望のカムバック!『アケチコ五郎』役で大暴れ!

  • 2026.6.11

宮野真守さんといえば、声優というフィールドを超えて、俳優、アーティストと幅広くあらゆるジャンルで活躍する、今や日本を代表するエンターテイナーのおひとり。アニメや映画吹き替え、ドラマ出演、そして舞台など、その声と姿を見ない日を探すほうが難しいくらい!

そんな宮野さんが6月12日に開幕する、2026年劇団☆新感線46周年興行・夏公演SHINKANSEN☆RSP 怪奇骨董音楽劇『アケチコ!〜蒸気の黒ダイヤ、あるいは狂気の島〜』に『アケチコ五郎』役で主演されるとのこと! 劇団☆新感線には3回目の出演となる宮野さんのワクワクした気持ちをお伺いするべく、VOCEが単独インタビューを決行! プライベートのお話も含めてたっぷりと取材してきました!

念願だった古田新太さんとの共演。すでに稽古場で圧倒されています(笑)

宮野真守さん
VOCE

『アケチコ』のお稽古も盛り上がってきたところと伺いました! 手応えはどんな感じでしょうか?


宮野真守さん(以下、宮野さん)

お稽古自体はとても順調です。ただ、特殊な演目ということもあり、順調なのですが、「本当に順調なのか?」みたいなところがあります(笑) 全体的にギミックが多いので、実際にそれが実現できるのかは、これから引き続きみんなで頭を悩ませながら稽古を進めていかないと……。でも楽しい悩みなので!


VOCE

今回で劇団☆新感線へのご出演は3回目ですね。そして単独主演です!! オファーがあったときのお気持ちを改めてお聞かせください。


宮野さん

本当に「まさか!」と思いました。自分でいいのだろうかとも思いましたが、「主演で」と言ってくださったことには感謝しかないです。もちろん気合も入りましたし、それと同時に今回は古田(新太)さんとご一緒できるということもあり……!


VOCE

今までの出演作品では、共演が叶わなかったんですね。


宮野さん

そうなんです。今までなかなかご一緒させていただく機会がなかったので、今回共演が叶うというワクワクと緊張を感じました。もう、古田さんは大看板ですから。


VOCE

実際にお稽古場で古田さんとご一緒されていて、どんな感想をお持ちですか?


宮野さん

皆さんが今回の演目で、古田さんが演じられるアンダルシアン・クーガーという役をどう想像しているかが分からないのですが、この作品の中でシリアスな部分を背負っている役柄なんです。性別不明の“怪人”と呼ばれる部分に底知れぬオーラがあり、それが稽古場にも漂うので、そのオーラに感動しつつ圧倒されています(笑)


VOCE

イメージされていた稽古場の古田さんと、「ここが違っていた!」みたいなのはありますか?


宮野さん

役柄が想像していたものと違った、というのはあります。すごくコメディに寄った役だと思っていたのですが、そういうことでもなかったので。


VOCE

では、シリアスなところを古田さんが一手に引き受けていらっしゃるんですね。


宮野さん

ネタバレになってしまうので、どこまで言っていいのか分からないのですが(笑) 古田さんの役が物語の芯の部分を担っているんです。僕と神ちゃん(神山智洋さん)は探偵なので、外側からその秘密を暴いて、真相に迫っていく立場。芯のところは古田さんなので、そのシリアスさは見ていても面白いです。


VOCE

なるほど! 注目のシーンはありますか?


宮野さん

古田さんの登場シーンですね。シリアスなのですが、かなり面白いシーンになっているので、その空気感はすごいです。古田さんが出てくるだけ、その存在感だけで笑わせるんです。まだまだ僕らには絶対に到達できない領域だなと思っています。すごく刺激的です。


僕の器用さと神ちゃんの器用さは全然違う

宮野真守さん
VOCE

先ほどもチラリとお名前が出ましたが、探偵役として一緒にタッグを組む神山智洋さんは、一緒にお稽古されていて、どんな印象をお持ちですか?


宮野さん

神ちゃんはもうスーパーアイドルですし、僕は声優としてだけでなくアーティストとしても活動させていただいているので、“器用さ”という意味では……。


VOCE

似ている感じですか??


宮野さん

僕たちは同じような活動をしているのですが、僕の器用さと神ちゃんの器用さは全然違っているんですよね。表現が難しいのですが、神ちゃんの“本物感”は、見ていて「すごいな」と思います。お芝居もそうですが、ダンスも歌も、それこそ立ち回りなど、華やかな器用さが端々に見られるので、そこに感銘を受けています。僕は逆にこねくり回して、何とかやってきたので(笑)


VOCE

いえいえ。宮野さんは声優でのお仕事はもちろんですが、ミュージカルなどの舞台で拝見していても、シリアスもコメディも何でも振り切って完璧にこなすタイプに見えます!!


宮野さん

僕自身は、どちらかというと、常に自分自身を試しているというか……。何でもできるなんて、実は全然思っていなくて、逆に「何ができるかな」と試した結果がこうなっている、という感じです。やるからには一生懸命全力でやりたいし、ちゃんとした商品として見てもらえるものにしなくては、という気持ちでやっているので、“器用”ではないですね。


VOCE

そのように自己分析されているんですね。挑戦を欠かさない中で、宮野さんが一番大切にされているものは何ですか?


宮野さん

やっぱり“お芝居”の部分ですね。それは長いキャリアの中で、自分で身につけてきたスキルだなと思っています。役の中に深くダイブしていくというか、それを考えるのが好きなんです。僕は演じていて、その役柄の人生を生きるということの楽しさを一番大事にしたいと思っているので。


VOCE

その思いは、劇団☆新感線という舞台でもミュージカルでも、声優というご職業でも揺るがないんですね。


宮野さん

そうですね。揺るがないです。だから、コミカルなことをやるにしても、「面白いことをしよう」というよりも「どうしてコミカルなんだろう」と考えるほうが好きです。そうすると、コミカルにやる仕草ひとつひとつにもちゃんと意味が出てきますからね。もちろん、アドリブみたいに瞬間的にやることもありますが、それも後付けでいろいろ考えたりするんです。“役柄の人生を構築する”という演じ方が好きなんです!


アケチコの行動ひとつひとつが愛おしく見える

宮野真守さん
VOCE

今回のお役である「アケチコ五郎」は、現時点で宮野さんの中ではどんな人物像として描いていらっしゃいますか?


宮野さん

ネタバレになってしまうので、あまり詳しくは言えないのですが、“生きることに貪欲な人”なのかなと、今は思い始めています。どう生きようか、ということにちゃんと答えを見つけようとしている人。「口止め料ちょうだい」なんてお金を巻き上げるようなシーンもあって、“適当”で“行き当たりばったり”な感じに見えるのですが、僕はそこに“生きることへの執着”を感じているんです。


VOCE

そうやって役柄を深めて考えていくんですね!


宮野さん

アケチコのひとつひとつの行動を、僕はずっと客観的に見ていて、“愛おしく見える”んです。「またこんなことやっちゃっているよ!」と思いながら、役を育んでいくのは本当に面白いです。


VOCE

劇団☆新感線の舞台は3度目ですが、ミュージカルの舞台に立つのとは印象が異なりますか?


宮野さん

どの現場も全部やり方は違うんです。なので、今までやってきたことで、大変じゃなかったことなんて一度もなかったです。だからこそ、面白いんですよね。もちろん新感線のやり方も、どこにも当てはまらない独自の演出方法や独自のカンパニー感がありますから、「帰ってきた!」という感じはありますね。


VOCE

特に“新感線らしい”というのはどこでしょうか?


宮野さん

動きのひとつひとつにSE(編集部注:サウンドエフェクト、効果音のこと)が入ることでしょうか。振り向いた瞬間にそれが入るから、振り向くのを間違えてはいけなかったり……。全部の動きが音響さんへのきっかけになっているんですよ。


VOCE

確かに! 新感線は見得を切るときにもSEが入りますよね。


宮野さん

そうすることでよりテンポ感が出ますし、稽古で「ここができなかったな」と思っていたところもSEが入ることで急にできたりするんです。いのうえ(ひでのり)さんの中ではもうこの画が見えていたんだなと思いますし、SEありきの演出だったんだと分かるので、それはまるでアニメに色がついていくような感覚に思えて、とても面白いです。


VOCE

今回は特に“音モノ”(編集部注:歌や音楽が入るシリーズ)ですから、より楽しそうです。


宮野さん

僕は新感線でバンドさんとご一緒するのは初めてなんです。生音でSEが入ると思うので、それも楽しみ。皆さんにもきっとたくさん楽しんでもらえると思います!


古田新太さんをはじめ、神山智洋さんなど共演者の方々とのお話も伺えて、『アケチコ』のお稽古場の楽しさがたっぷりと伝わってきました! 後編では、宮野さんのプライベートやハマりものについてもお伺いします。

【宮野真守さん・プロフィール】

宮野真守(Mamoru Miyano)
1983年6月8日生まれ、埼玉県出身。声優・俳優・アーティスト。2001年に海外ドラマ『私はケイトリン』の吹き替えで声優デビュー。以降、アニメ、映画吹き替え、舞台、音楽活動と幅広いジャンルで活躍し、圧倒的な表現力とエンターテイナー性で多くのファンを魅了する。近年では『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』日本語版でマリオ役を務めたほか、『キン肉マン 完璧超人始祖編』など話題作で主演を担当。映画『ファンタスティック・ビースト』シリーズ、『トップガン マーヴェリック』など吹き替え作品にも多数出演している。俳優としては、劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season月《下弦の月》で主演・捨之介役を務め、ミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』ではディオ・ブランドー役を演じるなど、舞台でも存在感を発揮。2026年は劇団☆新感線46周年興行・夏公演 SHINKANSEN☆RSP 怪奇骨董音楽劇『アケチコ!〜蒸気の黒ダイヤ、あるいは狂気の島〜』で主演・アケチコ五郎役を務める。

<作品紹介>
2026年劇団☆新感線46周年興行・夏公演
SHINKANSEN☆RSP 怪奇骨董音楽劇
『アケチコ!〜蒸気の黒ダイヤ、あるいは狂気の島〜』

■作 福原充則
■演出 いのうえひでのり
■出演
宮野真守、神山智洋/石田ニコル、浜田信也、志田こはく、粟根まこと/古田新太 ほか

<ミュージシャン>
岡崎 司(Guitars)、松﨑雄一(Keyboards)、福井ビン(Bass)、松田 翔(Drums)、山田智之(Percussion)、雨宮彩葉(Keyboards)

・東京公演:2026年6月12日(金)~7月12日(日)EX THEATER ARIAKE
・福岡公演:2026年7月24日(金)~8月8日(土)キャナルシティ劇場
・大阪公演:2026年8月20日(木)~8月30日(日)フェスティバルホール

撮影/大坪尚人 ヘアメイク/宮本愛(yosine.) スタイリング/小林新(UM) 取材・文/前田美保

元記事で読む
の記事をもっとみる