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毎日洗っているのに「夕方の頭皮のにおい」が気になるのはなぜ?原因と正しいケア方法を解説

  • 2026.8.11

汗や皮脂の分泌が増える夏。
湿度も高くむわっとした空気の中、自分の頭のにおいが気になったこと、ありませんか?
どうして夏はにおいが気になるのでしょうか?
株式会社ロッコ代表取締役の桂木裕子さまによる解説です。

「しっかり洗っているのに夕方におう」理由:頭皮のにおいは不潔だからではない?

朝、髪を洗って、清潔な服に着替えて、身だしなみも整えて家を出る。
それなのに夕方、エレベーターや電車の中で、ふと自分の頭皮や髪のにおいが気になる。
「近くにいる人に気づかれていないかな」
「毎日きちんと洗っているのに、どうして?」
そんな不安を感じたことはありませんか。
特に、人と接する仕事をしていたり、清潔感を大切にしていたりする女性ほど、においに敏感になりやすいものです。
でも、夏の頭皮のにおいは、単純に「洗い方が足りない」「不潔だから」という問題ではありません。
汗や皮脂、湿度、髪の蒸れ、疲れやストレスなど、いくつもの要因が重なることで、いつもよりにおいが強くなることがあります。
まずは、自分を責めないことが大切です。

なぜ夏は頭皮が蒸れてにおうのか?「ゴシゴシ洗い」が逆効果になる理由と正しい頭皮ケア

におい対策と聞くと、脇や足を思い浮かべる人が多いかもしれません。
しかし、頭皮も汗や皮脂が多く出やすい場所です。さらに髪に覆われているため、汗や湿気がこもりやすく、夏は特に蒸れやすくなります。
汗は、出た瞬間から強くにおうわけではありません。
汗や皮脂、古い角質などが混ざり、時間がたつことで、皮膚にいる菌の働きや皮脂の酸化によって、においが生まれやすくなります。
ここで知っておきたいのは、頭皮に菌がいること自体は特別なことではないということです。
私たちの皮膚には、もともと多くの菌が住んでいます。
問題になるのは、汗や皮脂が増えたり、頭皮が蒸れたりして、そのバランスが崩れたときです。
だからといって、においが気になるたびに一日に何度も洗ったり、爪を立てて強くこすったりする必要はありません。
洗いすぎると、かえって頭皮が乾燥し、刺激を受けやすくなることもあります。
大切なのは、強く洗うことではなく、汗や皮脂を長時間ため込まないことです。
帰宅後はできるだけ早めに洗髪し、シャンプーやトリートメントが残らないよう、しっかりすすぐ。洗った後は、髪の表面だけでなく、根元や頭皮まできちんと乾かす。
また、枕カバーや帽子、ヘアブラシなど、髪や頭皮に触れるものを清潔に保つことも、意外と大切です。

緊張やストレスで汗が増える?精神的プレッシャーと頭皮のにおいの悪循環

夏の汗は、気温が高いから出るものだけではありません。
会議で発言するとき、締め切りに追われているとき、苦手な人と話しているとき。
エアコンが効いた室内にいるのに、顔や頭皮に汗をかいた経験はないでしょうか。
これは、緊張や不安、ストレスによって起こる汗かもしれません。
私たちの体は、精神的なプレッシャーを感じると、暑くなくても汗をかくことがあります。
仕事や家事、人間関係などで一日中気を張っている人ほど、知らないうちに汗の量が増えている可能性があります。
さらに、ストレスが強いと、においそのものに敏感になることもあります。
つまり、ストレスで汗をかきやすくなり、その一方で、自分のにおいも気になりやすくなる。
すると「私、におっているかも」と不安になり、さらに緊張して汗をかく。
そんな悪循環に入ってしまうこともあるのです。
毎日きちんと洗っているのに夕方のにおいが気になる場合、洗い方だけでなく、「最近ずっと緊張していなかったか」「疲れがたまっていないか」と、自分の心の状態も振り返ってみてください。

強い香りで隠すのはNG!「ヒノキなどの木の香り」で心と体をゆるめるリラックス法

においが気になると、香りの強い製品を使って隠したくなることがあります。
けれど、汗や皮脂のにおいに強い香りが重なると、かえって自分自身が不快に感じたり、周囲の人に香りが強すぎる印象を与えたりすることもあります。
そこでおすすめしたいのは、香りを「においを隠すもの」としてではなく、気持ちを切り替えるきっかけとして考えることです。
例えば、ヒノキのような木の香り。
森や木を思わせる香りを感じると、気持ちが少しゆるんだり、深く呼吸したくなったりする人も多いのではないでしょうか。
小規模な研究では、ヒノキ由来の香りを嗅いだときに、リラックス時に働く副交感神経の活動が高まり、心地よさが増したという報告もあります。
もちろん、香りだけでストレスや体臭が改善するわけではありません。
それでも、帰宅後の入浴や洗髪を、ただ急いで汗を流す作業にするのではなく、少し呼吸を整え、自分を休ませる時間に変えることはできます。
一日の終わりに、香りや湯気を感じながら、「今日もよく頑張った」と体の緊張をほどいていく。
それも、夏のにおい対策の一つです。

【注意したい症状】頭皮のにおいの変化は体からのサイン!医療機関へ相談すべき目安

体や頭皮のにおいは、汗の量や気温、食事、睡眠、体調などによって変わります。
そのため、においが変わったからといって、すぐに病気だと考える必要はありません。
ただし、これまでになかった強いにおいが突然出てきた、何度洗っても改善しない、頭皮に赤みやかゆみ、湿疹、フケ、脱毛などがある場合は、少し注意が必要です。
また、強い疲れ、急な体重減少、異常なのどの渇きなど、におい以外の変化も一緒に感じる場合は、自己判断せず、医療機関に相談してください。
においだけで病気を判断することはできません。
けれど、においの変化は、「最近の私は、いつもと少し違う」と気づくきっかけにはなります。
清潔にしているのに気になるときは、自分を責めるのではなく、汗をかく環境や睡眠、疲れ、ストレスまで含めて振り返ってみる。
夏のにおい対策は、ただ消臭することではありません。
自分の体と心の状態に気づき、少しだけいたわることから始まります。

[執筆者]


桂木裕子
株式会社ロッコ代表取締役社長

化粧品企画開発歴30年。化粧品・ヘアケア専門家。
美容クリニック専売品の企画開発を数多く手掛け、中でもクリニック専売シャンプーは、現場の悩みと声に応える製品として現在大ヒット中。
科学的根拠に基づきつつ、肌と心に寄り添う製品づくりを信条としています。

株式会社ロッコ
https://rocco-shop.jp/

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