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小児科で、泣く我が子より撮影が優先!? 注意した看護師に「通報するぞ」と逆ギレした親の末路

  • 2026.6.12

最近は、スマホで子どもの成長を残すことが珍しくありません。泣いている姿や初めての経験を記録したいと思う親御さんも多いでしょう。しかし、その“撮影”が周囲への配慮を欠いた瞬間、特に医療現場では大きなトラブルにつながることもあります。
今回は、小児専門クリニックで働く看護師である筆者の知人Aさんから聞いた「診察室での動画撮影」をめぐる出来事をご紹介します。

画像: 小児科で、泣く我が子より撮影が優先!? 注意した看護師に「通報するぞ」と逆ギレした親の末路

子どもより“撮影”が優先になっていた親

これは、小児科クリニックで働く看護師のAさんから聞いた話です。

最近では、子どもの様子を動画で撮影し、SNSへ投稿する親御さんも少なくありません。

最初の頃は、診察中に少し撮影する程度でした。

しかし、次第に気になる場面が増えていったそうです。

診察中に子どもが泣いて暴れてもスマホを向け続けたり、子どもが不安になって母親へ抱っこを求めても

「今撮影してるんですから、ちゃんと押さえててください!」

と強い口調でスタッフに言ったりする親御さんまでいたといいます。

当然、スタッフは子どもの安全を優先しながら対応します。

しかし、その様子を撮影され続けることに、現場では大きな負担を感じていたそうです。

注意しても続く“撮影トラブル”

さらに困ったのは、注意しても撮影をやめないケースでした。

ある親御さんは、スタッフから
「他の患者さんや職員が映る可能性があるので撮影は控えてください」
と伝えられた際、こう返したそうです。

「今怒鳴りましたよね? この動画使って通報してもいいんですよ」

その場にいたスタッフは、言葉を失ったといいます。

また、SNS投稿を前提に撮影している人も増え、

・処置中の撮影
・他の患者さんやスタッフの映り込み
・泣いている子どもを放置して撮影優先
・診察内容の投稿

などが頻発するようになりました。

その上、次第に「あのクリニックは撮影しても大丈夫」という空気が広がり、同じような行動を取る人が増えていったそうです。

院長が下した“全面禁止”という決断

そしてある日、ついに院長が動きます。

院内で正式にこう掲示したそうです。

「院内での撮影は禁止です。
ルールを守れない場合、診察室への入室をお断りします」

それでも、スマホを片手に診察室へ入ろうとする親御さんはいたそうです。

しかし院長は一切譲りませんでした。

場合によっては、親御さんは診察室へ入れず、子どものみスタッフを付けて診察対応することもあったといいます。

その対応を見た周囲も「本当に禁止になったんだ」と理解し、徐々に無断撮影は減っていきました。

“少しくらい”がルールを厳しくすることも

子どもの成長を記録したい。
思い出として残したい。

そう思う気持ち自体は、決して悪いことではありません。

しかし医療現場には、他の患者さんのプライバシーや安全を守るという大切な役割があります。

「少しくらい大丈夫」
その感覚が広がれば、今回のように厳しいルールが必要になることもあります。

便利な時代だからこそ、
周囲への配慮や節度を忘れないことの大切さを考えさせられる話でした。

【体験者:40代・女性医療従事者、回答時期:2026年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

※本記事内の画像はイメージです。実在の人物・製品・ブランドとは関係ありません。

FTNコラムニスト:Anne.R
看護師として9年間、多くの人生に寄り添う中で「一人ひとりの物語を丁寧に伝えたい」とライターの道へ。自身の家づくりやご近所トラブルの実体験に加え、現在は周囲へのインタビューを通じ、人間関係やキャリアなど女性の日常に寄り添った情報を発信している。

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