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日光浴のつもりが命の危機に? 異形の怪物の不注意でペットのニンゲンが大ピンチ! 異色の飼育レポートコミック【書評】

  • 2026.6.9

【漫画】本編を読む

犬には玉ねぎやチョコレートが毒になる。猫にはアロマが負担になる。生き物を飼うには、その種類ごとに気をつけなければならないことがたくさんある。では、ニンゲンを飼う時に注意すべきことは……?

魔獣や魔人の世界に迷い込んだ「ニンゲン」を、異形の飼い主が飼う飼育レポートマンガが『ニンゲンの飼い方』(ぴえ太/KADOKAWA)。この作品を読んでいると、自分とは異なる生き物を飼うことの難しさと楽しさを実感せずにはいられない。

生き物を飼ううえでまず考えなければならないのは、その命をどう守るかということだろう。だが、よかれと思ってしたことが、思わぬ危険につながってしまうことは少なくはない。たとえば、ニンゲンを飼い始めたばかりの異形の魔人は、水浸しになってしまったニンゲンを心配し、日光浴させようと外へ連れ出す。けれども、外の世界は危険がいっぱい。透明なケージに入っているとはいえ、外からは丸見え。日よけの布を持ってこようと飼い主が目を離した、そのわずかな隙に、危険は迫る。突然現れた、鳥のような羽と2つのクチバシをもつ不気味な巨大な野生の魔獣にニンゲンはケージごと襲われてしまうのだ。

飼い主がニンゲンのためを思ってしたことで、まさかこんな事態になるなんて……。予想外の展開に手に汗握らされる。と同時に、生き物を飼うということの重さを、改めて突きつけられたような心地になる。生き物を飼うということは、その命を預かるということ。ほんの少しの油断が命取りだ。愛するペットにとって何が危険なのかを想像し、その命をどう守るかを考え続けること。それこそが生き物を飼うすべての者に求められることなのかもしれない。

文=アサトーミナミ

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