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タイ・チェンライから国境の町へ。ローカルバスで巡るゴールデントライアングル

  • 2026.6.8

タイ北部の街チェンライから、ローカルバスとソンテウを乗り継いでゴールデントライアングルへ行ってきました。

日本ではなかなか見られない3か国の国境の景色が広がっていて、思わず立ち止まって眺めてしまいます。

初めて「ゴールデントライアングル」という名前を聞いたとき、きらきらと光る金色の三角形を想像していた自分がいたのですが行ってみたら違う景色が広がっていました。

今回は、チェンライからの行き方や、実際に訪れて見た景色を紹介します。

ゴールデントライアングルとは

ゴールデントライアングルとは、タイ・ラオス・ミャンマーの3か国が、川を挟んで接しているエリアのことです。島国である日本では国境を見る機会が少なく、陸続きの国ならではの景色が広がっていました。

世界にはほかにも3か国の国境が交わる場所があるそうですが、ゴールデントライアングルという名前にはこの地域の歴史が関係しています。

かつてこの周辺ではアヘン取引が盛んに行われ、大きな利益を生んでいたことから、富を意味するゴールデンという名前が付けられたのだそうです。ちなみに、名前にゴールデンと付いていますが、金が採れるわけではありません。

ゴールデントライアングルへ行く前に知っておきたいこと

タイにはさまざまな移動手段があり、電車やバスに加えて、トゥクトゥクも広く知られています。その中で、ローカル移動としてよく使われているのがソンテウという乗り物です。

中型トラックの荷台に座席を取り付けたような形をしていて、地域によって色や役割が異なるのだそう。

チェンセーンでは、青いソンテウが路線バスのような役割で、決まったルートを比較的安く移動できます。一方で白いソンテウは、値段を交渉して利用するタクシーのような存在だと、市場のおじさんが教えてくれました。

チェンマイでは青色が路線タイプ、赤色が個人利用向けというように、街によってルールも少しずつ違います。チェンコーンでは青色しか見かけなかったので、地域ごとの違いを観察するのもタイ旅の面白さです。

チェンライからチェンセーンへ。ローカルバスで移動

チェンライのバスターミナルから、チェンセーン行きのローカルバスが毎日運行しています。ただし、出発時間や本数は日によって違うようなので、前日に時刻表を確認しておくと安心です。

料金は50バーツ。車内で係員が回ってくるため、そのときに支払いました。

チェンセーンまでは約2時間。道は比較的整備されていて、大きく揺れる場面も少なく、ローカルバス移動ではあるものの快適な道のりでした。

バスに揺られて到着したチェンセーンのバスターミナルは、この位置にあります。

チェンセーンからゴールデントライアングルへ。ソンテウでアクセス

チェンセーンからゴールデントライアングルまでの移動は、少し難易度が上がります。人数が多ければソンテウをチャーターする方法もありますが、今回はひとり旅だったため、路線タイプの青いソンテウを探しました。

バス停は簡素な小屋のような造りで、先ほど降りたバスターミナルから徒歩1分ほどの場所にあります。

行きは1人40バーツ、帰りは30バーツでした。理由は分からなかったものの、チャーターでは150バーツと言われたので、かなり安く移動できました。

ソンテウに乗り込み、風を浴びながら川沿いの道を進みます。乗客は観光客だけでなく、僧侶や地元の人たちの姿もありました。

目的地に到着したら、運転手へ直接支払いをします。所要時間は約20分でした。

ゴールデントライアングルの見どころ

ゴールデントライアングルといえば、やはり国境の景色が有名です。ただ、実際に訪れてみると、それ以外にも印象に残る場所がいくつかありました。

なお、今回訪れたスポットはどこも入場無料。気軽に散策を楽しめます。

展望スポット

周辺には複数の展望スポットがあります。ソンテウを降りてすぐの川沿いには、ゴールデントライアングルのモニュメントがあり、ここからも国境を眺められました。

特に印象的だったのが、徒歩2分ほどの場所にあるお寺から見た景色です。汗をかきながら10分ほど階段を登ると、チェンセーンの街並みを一望できました。

その先に広がっていたのが、3か国の国境が交わる風景です。

高い場所から眺める景色は、世界のどこで見ても心を動かされます。自分の足で登ったあとだからこそ、より強く記憶に残りました。

モニュメントや仏像

ソンテウを降りてすぐの場所には、大きなモニュメントと金色の仏像があります。

ラオスやミャンマーの文化も交わるエリアだからか、タイ国内で見てきた仏像とは少し違う雰囲気でした。顔立ちもどこか独特に感じます。

周辺には屋台も並び、見慣れない食べ物も多くありました。私はとうもろこしのおせんべいのようなものを購入。油たっぷりの重たい味で、これはひとつで十分かもと思わず笑ってしまいました。

メコン川周辺の風景

メコン川周辺には、穏やかな緑の景色が広がっています。展望台から見下ろすと、視界のほとんどを川と木々が占めていました。

タイ側は想像していたよりも静かな雰囲気で、観光地化されすぎていない印象です。お土産屋が数店舗並ぶくらいで、落ち着いた空気が流れていました。

帰りの移動で気をつけたいポイント

行きはするりと行けるのですが、帰りは少し注意が必要でした。2つに分けたので参考にしてください。

ゴールデントライアングルからチェンセーンへ

帰りもソンテウを利用してチェンセーンへ戻ります。ただし、行き先表示があっても油断は禁物です。表示されていても、その場所へ行かないケースがありました。

実際に確認してみると、「これはチェンセーンには行かないよ」と教えてもらいました。迷ったときは、運転手に直接聞くのが一番確実でした。

タイの人たちはとても親切で、声をかけた運転手さんが一緒にチェンセーン行きのソンテウを探してくれました。

チェンセーンからチェンライへ

ここが今回の旅で、一番注意したいポイントです。なんとチェンライ行きの最終バスは14時ごろとかなり早め。

逃してしまうと、その日の移動手段がほとんどなくなるため、時間には余裕を持って行動するのがおすすめです。

私は最終便に間にあうよう戻ったものの、まさかのバス故障で運休。結局、近くにいた人たちとタクシーを乗り合わせ、400バーツを支払ってチェンライへ戻ることになりました。

滅多にないケースだとは思いますが、地方移動ではこうしたトラブルも起こり得ます。全体的に余裕をもって移動するのがおすすめ。バス停近くには市場もあるので、時間が余った場合はのんびり市場を散策しながら待つのもよさそうです。

チェンライから行くゴールデントライアングル

チェンライからゴールデントライアングルまでは、ローカルバスとソンテウを乗り継いで行きました。この乗り継ぎながら進んでいく移動には、冒険しているような旅らしさを感じます。

日本ではなかなか見られない国境の景色を眺め、メコン川沿いの自然に触れる時間。ここでしかできない体験が、旅の濃い思い出として残りました。

All photos by Shion Nakamura

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