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NHK朝ドラ『風、薫る』【第51話】「助けたいんです!」激怒するりん(見上愛)と立ち尽くすシマケン(Aぇ! group・佐野晶哉)、良かれと思った独断記事が招いた残酷なすれ違い

  • 2026.6.8
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女優の見上愛さん(25)が一ノ瀬りん、上坂樹里さん(20)が大家直美というヒロインをそれぞれ演じるNHK連続テレビ小説『風、薫る』(月~土曜午前8時)の第51話が8日放送され、「シマケン」こと島田健次郎(Aぇ! group・佐野晶哉さん)が女郎・夕凪こと魚住セツ(村上穂乃佳さん)の境遇を独断で新聞記事として掲載した行動に視聴者の賛否が割れ、Xではこの日、「シマケン」がトレンド入りしました。

夕凪を熱心に看病する直美

ドラマはこの日から第11週「凪にそよぐ」(第51~55話)に入り、りんと直美が見習実習をする帝都医科大付属病院に搬送されてきた女郎・夕凪のその後の姿が描かれました。男性客にヒ素を飲まされ、服毒自殺を図った末に運び込まれた患者で、男性は亡くなったものの、夕凪は一命を取り留めました。

直美は、自分を産んだ母親が「夕凪」という源氏名だったこともあり、同じ名を持つ彼女を熱心に看病。やがて夕凪は、自身の本名が「魚住セツ」であることを明かしました。

新聞社を訪ねるりん

りんは、廃娼運動の記事を掲載した新聞社を訪ね、編集長の綿貫正平(小松和重さん)から、自分から遊郭に申し出て廃業できた女郎はほとんどいないという厳しい現実を知ります。綿貫は夕凪に会わせてくれれば、廃娼運動の活動家を紹介すると持ちかけますが、りんは彼女が「人柱」としてさらに危険にさらされることを懸念しました。

そんななか、新聞に「開化哀話 悲しき戀の心中」という記事が掲載されました。記事の中では名前が変えられていたものの、「ヒ素」という言葉もあり、読む人が読めばすぐにセツの話だと分かる内容です。

上手く立ち振る舞うよう助言するバーンズ

りんと直美は、女郎屋の主人・権田巳三郎(梅垣義明さん)が読めば夕凪がひどい目に遭うと考え、責任を痛感。その頃、看護教師のバーンズ(エマ・ハワードさん)は、帝都医科大病院との間で、見習生が養成所を卒業したらそのまま病院に就職できるよう話を進めていて、りんたちに上手く立ち振る舞うよう助言しました。

夕方、りんは記事の件を相談するため、「瑞穂屋」の清水卯三郎(坂東彌十郎さん)を訪ね、新聞社にセツのことを書かせたのかと確認しました。そこにシマケンがいて、その記事を書いたのは自分だと明かしました。

「助けたいんです!」と激怒するりん

りんは、どうしてこんなことをしたのか、これではすぐに夕凪だと分かってしまうと困惑しますが、シマケンは「あえて分かるようにしたんだ」と主張。そのうえで「新聞には…文字には、力がある。世間に夕凪さんのことを知らせたら、きっと…」と続けましたが、りんは反論。卯三郎は、りんを助けようとしただけだとシマケンをフォローしましたが、りんは「助けたいんです!」と激怒。「失礼します」と頭を下げ、店を出ていきました。シマケンはただその場に立ち尽くすことしかできませんでした。

その頃、セツ本人もシマケンが書いた記事を読んでいて、「世の中には、わざわざろくでもないことを教えてくれる親切な人がいてね」と漏らし、「こりゃ、いよいよ前にも後ろにも進めなくなった」と深い絶望をにじませました。

SNSの反応

『風、薫る』の第51話の放送に対し、SNS上では視聴者から様々な反応が寄せられています。

■「セツさん」優しい本名呼びに涙!直美の献身に感動の嵐:女郎・夕凪の本名が「魚住セツ」と判明し、直美が優しく本名で語りかけるシーンに「胸に沁みた」「表情が印象的だった」と感動の声が殺到しました。一度も親から名前を呼ばれたことがない直美の生い立ちと重ね合わせ、切なさを感じる視聴者も。高価な氷が必要な状況でも、直美の機転と賢さでセツを救ってほしいと、献身的な看護を応援する声が多く見られました。

■戻っても逃げても地獄…セツの過酷な運命に広がる不安:一方で、遊郭に戻ることも逃げることも「地獄」というセツの状況に対し、「第3の道はあるのか」「どうか幸せになってほしい」と心配する声が絶えません。りんと直美の熱意が先行し、本人の意思を置き去りにしてさらなる混乱を招くのではないか、すでに看護の範疇を超えて危険な領域に踏み込んでいるのではないかと、若い2人の行動を危惧する意見も寄せられています。

■シマケンの独断に賛否両論!気迫の演技には称賛の声:セツの境遇を独断で新聞の小説として掲載したシマケンの行動には、「世論や運動家の目に留まる可能性に賭けたのでは」という考察から、「店に知られればセツが酷い目に遭う」というりんの怒りに共感する声まで、議論が白熱しています。これまでのおどおどした姿から一転、力強く頼もしい目つきを見せたシマケン役の佐野さんの細やかな表情管理や演技力には、多くの称賛が集まっています。

ライターコメント

第11週に入り、物語が一気に重みとスピードを増してきましたね。今回は何と言ってもシマケンの行動に心がざわつきました。「文字には力がある」と信じ、りんやセツを助けたいというシマケンの純粋な正義感と、目の前の命の安全を最優先にするりんの怒り。どちらの言い分も痛いほどわかるからこそ、すれ違う二人の姿が見ていて辛かったです。良かれと思った記事が、セツさんをさらに絶望へ突き落としてしまった結末に胸が締め付けられますが、直美の機転と優しい「セツさん」呼びがせめてもの救いでした。果たしてここから彼女を救う「第3の道」は見つかるのでしょうか。明日の放送も待ちきれません!

『風、薫る』過去記事

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