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「それいくらしたの?」家族が購入した物にだけ金額を聞いてくる夫。だが、夫の趣味のグッズを並べた妻が一言で黙らせた瞬間

  • 2026.6.9
「それいくらしたの?」家族が購入した物にだけ金額を聞いてくる夫。だが、夫の趣味のグッズを並べた妻が一言で黙らせた瞬間

家族の物にだけ金額を確認する夫

結婚して20年以上になる夫には、昔から不思議な癖がある。

自分の趣味の買い物には驚くほど甘いのに、家族の物にだけ妙に厳しい。

子どもの新しいおもちゃでも、私の日用品の詰め替えでも、目ざとく見つけては必ず同じ一言を投げてくる。

「それいくらしたの?」

金額を答えれば、必要かどうかを延々と問い詰めてくる。

子どもがクリスマスにねだった3000円のおもちゃでも、私が買い替えた2000円のスニーカーでも、毎回レジ袋を覗き込んでは渋い顔をするのだった。

一方で夫自身の趣味の道具は、買って数回触っただけで飽きて放置される。

最新のガジェットも、こだわりのコーヒー器具も、半年もすれば棚の奥でホコリをかぶっていた。

それでも本人は「必要だから買った」と言い張り、レシートを見せろと頼んでも絶対に出さない。

週末になると新しい段ボールが届き、また同じパターンが繰り返されるのが我が家の景色だった。

ある日曜の朝、子どもが学校で必要だと買った文房具セットを見つけて、夫はまた口を開いた。

たかが800円の品に「そんなの百均で十分だろ」と続けたとき、私の中で何かが切れた。

テーブルに並べた数ヶ月分の証拠

翌日、夫が出勤したあと、私は棚の奥や物置に押し込まれた夫の趣味グッズを、リビングのテーブルにすべて並べた。

数回しか使われていないカメラのレンズ、開封したきりのプラモデル、箱から出してもいない高級ボードゲーム。

脇には数ヶ月分のレシートを日付順に貼り出し、品名と金額の一覧表まで作って横に置いた。子どもの文房具と私の日用品の総額も、別の紙に書き出して並べておいた。

夜、帰宅した夫はリビングに一歩入った瞬間、足を止めた。

テーブルの上の光景と、貼り出された金額の差を、何度も目で往復させていた。私は静かに紙を指で叩いた。

「無駄なのはどっち?」

夫の顔から、見る間に血の気が引いていった。手元の一覧表を引き寄せ、震える声で品名を読み上げかけて、途中で言葉に詰まった。長い沈黙のあと、絞り出すように本人が漏らした一言があった。

「俺…こんなに買ってたのか…」

その日以降、家族の買い物にいちいち金額を聞いてくる癖は、嘘のようにぴたりと止んだ。

週末に届く段ボールの数も目に見えて減り、たまに何か買うときには自分から「これは何回使う予定」と先に申告するようになった。

20年溜め込んだ違和感が、テーブル一枚の上で逆転した朝だった。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、50代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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