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【テカる原因は紫外線!?】テカリを消す「皮脂対策スキンケア」を徹底解説

  • 2026.6.6
教えてくれたのは……

皮膚科医

岩間 美幸先生

皮膚科専門医。一般皮膚科から美容皮膚科までを網羅し、多くの肌診察を行ってきたスキンケアのスペシャリスト。とくにニキビやシミ、肝斑などの美肌治療・美容内服の処方に精通しており、全国から患者が来院。

【皮脂の基本】美肌に必須だけど、取り扱い注意!

岩間先生

夏はとくに目の敵にされがちな皮脂ですが、大人の肌をいつまでも若々しく保つために必要な“究極の天然保護膜”でもあります。肌表面を覆って水分蒸散を防ぐ役割もありますし、摩擦に対するクッションにもなってくれる。ただし、過剰な皮脂が肌の上で放置されて紫外線などで酸化すると、炎症を引き起こし、赤みやニキビの原因になることも。大人の肌に必要なのは、皮脂をすべて取り去るようなケアではなく、分泌量をコントロールして酸化を抑えていくケアなんです。


必要なのに悪者にされがちな皮脂。その原因は?

岩間先生

たとえば料理に使う油をイメージしてみてください。開けたてのフレッシュな油なら体に悪いことはないけれど、開封したまま放置されて古くなった油は、色も濁り、体に有害なものに変わってしまいますよね。肌の上でもこれと同じことが起こっているんです。

とくに夏は、太陽光が容赦なく降り注ぎます。これこそが皮脂を有害なものにする最大の元凶。紫外線、汗、高い湿度と最悪のコンビネーションによって酸化し、悪玉皮脂である過酸化脂質に劣化してしまうのです。この過酸化脂質は、強力な酸化ストレスとして肌にダメージを与えるもの。炎症を引き起こして赤みやニキビも発生しますし、くすみの原因にもなります。


顔がテカって見える原因は「夏・紫外線・摩擦」!

岩間先生

夏に肌がギトギトにテカる理由は、単に皮脂の量が多いからだけではありません。もちろん、気温の上昇に伴って皮脂量は増えます。そこに紫外線が当たると、肌の上であっという間に酸化が進んで悪玉皮脂に変化。そして汗をぬぐうなどの摩擦が起こるとバリア機能が低下します。すると肌の内側で炎症が起き、過剰な皮脂分泌を促し、また紫外線が当たって……と負のスパイラルが完成するんです。

さらに最悪なのが、過酸化脂質によって肌色が濁ること。鼻まわりやTゾーンなど皮脂の多いパーツが、酸化により黒ずみ、摩擦で赤みが出て、メラニンで茶ぐすみも起きる。この不透明な色ムラと猛暑で開いた毛穴が光の反射を乱し、不潔なギトギト感を生み出しているわけです。汗も皮脂量も少なく、毛穴がきゅっと引き締まっている冬は、色の濁りがないからそれほどテカった印象にならないんです。


【肌質別に解説】皮脂テカを防ぐスキンケア術

1.摩擦は絶対に避ける

岩間先生

まず覚えておいてほしいのが、どんな肌質であれ摩擦は絶対にNGだということです。たとえば最近流行っている『トナーパッドで拭き取る』というスキンケア。“拭き取ろう”と思うと、どうしても力が入ってしまうもの。その力が摩擦になって毛穴が開き、色素沈着を起こして黒ずみの原因にもなります。トナーパッドを使用するなら、拭き取るのではなく気になる部分に数秒置いて、剥がすだけでいいと思いますよ。


2.脂性肌は「整えるケア」・乾燥肌は「与えるケア」に注力

【脂性肌】抗酸化と過剰な皮脂コントロールが重要!
岩間先生

オイリー肌の人は、とにかく皮脂を酸化させないこと・今そこにあるサビ(酸化した皮脂)をリセットすることを最優先にすべき。皮脂分泌が多く黒ずみ毛穴が発生しがちなTゾーンには、酸化還元力のあるピュアビタミンC、過剰な皮脂分泌を抑制するアゼライン酸配合のコスメを。

スクラブや酵素洗顔もいいけれど、使い過ぎるとバリア機能が消失してしまうので、皮脂&角質除去アイテムは1品に絞ることが大事。それよりは炭酸洗顔でターンオーバーを整えてあげるといいですよ。

そして保湿するならジェルクリームで。肌をやわらかくしたいという気持ちからオイル美容液を使う人が多いのですが、オイリー肌さんは自前のオイルで十分なので、夏は控えること!


たとえばこんなコスメ!
オバジ C25セラム ネオ
オバジ C25セラム ネオ

毛穴やくすみだけでなく、年齢とともに気になる口元の乾燥小じわなど、多角的にアプローチし、肌にうるおいを与える美容液。20年守り続けてきた製品の根幹でもある「ベース処方」がさらに進化し、ピュアビタミンCの浸透スピードが3.7倍に。大人の5大悩みに毛穴からハリまで全方位ケアする。

SOFINA iP マイクロ泡セラム洗顔料
SOFINA iP マイクロ泡セラム洗顔料

160g / ¥3520

蓄積くすみ・毛穴汚れを除去しながら角層細胞までうるおいを与え、明るい透明感を引き出す。洗うたび、明るさ湧き出る素肌へ。マイクロ炭酸泡の洗顔料による浄化。角層ヴェール処方による保湿。

スキンアミュレ SA WASH 炭酸洗顔・炭酸パックマイクロバブル泡
スキンアミュレ SA WASH 炭酸洗顔・炭酸パックマイクロバブル泡

110g / ¥4290

高濃度に配合された炭酸泡が肌に密着。モチモチ泡で汚れをオフ。

「脂性肌・混合肌はセラミドNG」は間違いです!
岩間先生

『脂性肌や混合肌にセラミドコスメは油分過多』とSNSで広まっているようですが、これは誤解です。そもそも“セラミドなどの脂質”と“油分”はまったくの別物です。セラミドは角層の中で水分をガチッと挟み込んで逃がさないための、いわばレンガのセメントのようなもの。このセメントによって潤いが逃げなくなれば、肌は過剰な皮脂を分泌しなくてもよくなりますから、むしろインナードライなテカリ肌ほどセラミドを取り入れることが大事です。


【乾燥肌】水分満タン・油分はミニマムでバリア機能を正常化
岩間先生

乾くのにテカるのは、バリア機能が乱れていて、自衛のために皮脂分泌が過剰になっている状態。角質細胞の間を満たすセラミドやアミノ酸、あるいはヒアルロン酸など、ラメラ構造を支える成分が足りていないので、スキンケアで補ってあげるといいでしょう。ビタミンCを取り入れるなら、水にも油にもなじむ性質を持つ『両親媒性ビタミンC』がおすすめ。肌のコラーゲン生成をサポートしてくれます。


たとえばこんなコスメ!
エストラ アトバリア365 エマルジョン
エストラ アトバリア365 エマルジョン

150ml / ¥3300

なめらかな乳液状でベタつかないのにしっとり。不足しがちなセラミドを高密度に配合し、バリア機能をサポートする。

ケアセラ ケアセラAP 高保湿先行バリア乳液
ケアセラ ケアセラAP 高保湿先行バリア乳液

130ml / ¥1870

敏感な肌をうるおいでほぐして和らげる、先行乳液。肌に天然型セラミドを8種、こだわりのうるおい成分グリチルリチン酸2K、ペプチドCPを配合。
たっぷりのワセリンを高圧乳化し、次に使うスキンケアの肌馴染みもよくしてうるおいに満ちた、均一でまろやかな肌へ。

ONE BY KOSÉ セラムヴェール ディープリペア
ONE BY KOSÉ セラムヴェール ディープリペア

60ml / ¥5940


セラミドを生み出し、うるおう力を改善して、乾燥・肌荒れ・くすみ・弾力感をトータルケア。保湿成分を増量し、アルコール量を低減。
超微細乳化技術により、みずみずしさは維持しながら、もっちり感・うるおい感はパワーアップ。グリーンフローラルの香り。

ドクターシーラボ VC100エッセンスローションEX
ドクターシーラボ VC100エッセンスローションEX

150ml / ¥5390

高浸透ビタミンCをマイクロカプセル化する独自技術「マイクロ安定化技術」を採用。100兆個のマイクロ高浸透ビタミンCでうるおい、弾力、つや、キメにアプローチ。
肌の内側までふっくらうるおい、なめらかでキメが整った肌に。とろっと濃密、なのに即浸透。さわやかな柑橘系の香り。

3.酸化防止に必須! 日焼け止めを徹底する

岩間先生

真夏のテカリを防ぐため、もっとも大切なのは紫外線対策。これが皮脂の酸化を食い止める最強の防波堤になります。毎日きちんと塗り続けることが大事ですから、テクスチャー重視で選んでもかまいません。どんなに高い紫外線カット効果があろうと、キシキシしたり、白浮きしたり、べたついたりして塗りたくないと思ってしまったら意味がないので。

ただ過酷な夏を乗り切ることを考えると、“汗・皮脂への耐久性”は絶対に譲れないポイント。好みのテクスチャーを選びつつ、必ず汗と皮脂に強いタイプを選んでほしいと思います。


編集部がセレクト! 汗に強い日焼け止め4選
アネッサ パーフェクト UV スキンケアジェル NB
アネッサ パーフェクト UV スキンケアジェル NB

90g 40g / ¥2508 ¥1496

SPF50+・PA++++
独自の「オートモイストバランス技術」を搭載し、1日中肌上のうるおいバランスを整えて快適な肌感触をキープ。紫外線・環境ショックから肌を守り、未来のシミまで防ぐ。
スーパーヒアルロン酸&コラーゲンGLなどのスキンケア成分で紫外線によるダメージスパイラルを断ち切り、ぷるんとした素肌へ導く。スーパーウォータープルーフ。ホワイトフローラルの香り。

リサージ UVプロテクターパーフェクトN
リサージ UVプロテクターパーフェクトN

50g / ¥3630

SPF50+・PA++++
汗・水、摩擦に強く落ちにくい機能や、きしみや白浮きなくみずみずしい使用感はそのままに、リサージのスキンケアアイテムと同様の「コラーゲンケア成分SP(保湿)」を新配合。花粉など微粒子汚れの付着を防ぐ機能も新搭載。
ウォーターベースのみずみずしく心地よい感触。うるおってつややかなハリのある肌に導く。天然精油配合のリラックス感のある香り。

アリィー クロノビューティ フラットスムースフィルターUV
アリィー クロノビューティ フラットスムースフィルターUV

30g / ¥2178

SPF50+・PA++++
日やけ止めが塗りムラになりやすく紫外線に晒されがちなニキビあと毛穴などの凹凸。こわれにくいゲルカプセルが肌の凹凸にしっかり留まって細部まで抜かりなく強力UVをカットし、見た目までフラットに補整。
明るいクリームイエローの色みとパールで赤みや色ムラも自然に色補整し透明感アップ。厚塗り感なく、もっちりとしたなめらかな均一美肌つづく、顔用日やけ止め。

スキンアミュレSA DAY フォーミリィエッセンス
スキンアミュレSA DAY フォーミリィエッセンス

¥4950

SPF50+・PA++++ UV耐水性★★

【テカったときのメイク直し】皮脂をオフするなら洗顔タオル一択!

何でオフするかで、将来の皮脂テカ度が変わる!

岩間先生

もっとも手軽に皮脂や汗を拭き取れるのはティッシュですが、意外と繊維が粗く、乾いた肌に触れると細かな摩擦が生じます。これが炎症のもとになるので、ティッシュは避けるべき。また、あぶら取り紙は大人の肌にとって脱脂力が強すぎることが多いんです。『自衛のための皮脂がなくなった!』と肌が頑張って皮脂を出してしまい、テカリが助長される可能性があります。

そしてもっとも警戒してほしいのがハンカチやタオル。汗や水分を拭いて湿ったハンカチは、夏場は特に雑菌が恐ろしい勢いで大繁殖していきます。それで顔をぬぐえば、みずから雑菌を刷り込み、ニキビや酒さなど深刻な肌トラブルを誘発するようなもの!

ベストなのは、使い捨てできて肌触りのいい洗顔タオル。まずはミストでゴワゴワ&ドロドロになった肌表面をふやかし、洗顔タオルで肌を包み込むようにして不要なものを吸い込ませます。そのあと日焼け止めを塗り直せば、リセットケア完了です。


おすすめミスト化粧水3選

アベンヌ アベンヌ ウオーター
アベンヌ アベンヌ ウオーター

50g 150g 300g / ¥770 ¥1650 ¥2420

敏感な肌をスーッと落ちつかせ、皮膚バランスを整える温泉水100%スプレー。バランス良く配合されたミネラルの働きで敏感肌を健やかに保つ。敏感肌はもちろん、赤ちゃんにも。

キュレル ディープモイスチャースプレー
キュレル ディープモイスチャースプレー

250g 150g 60g / ¥2750 ¥1980 ¥990


ひと吹きで肌の奥(角層)まで潤うスプレー。肌荒れ・カサつきをくり返しがちな乾燥性敏感肌に。

Lekarka ブライトリーモイストシャインミスト
Lekarka ブライトリーモイストシャインミスト

120ml / ¥7920

保湿と美白が叶う、複合型ブライトニングEGFミスト。EGF+ブライトニング成分を強化した霧状ミストで白玉肌に。肌に潤いを与える EGF(合成ヒト遺伝子組換オリゴペプチドー1)にブライトニング成分である「2 種のペプチド」、韓国の機能性美白化粧品の有効成分「ビサボロール」、「ビタミン P」を配合し白玉肌へと導く。

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【いい皮脂】を育てる「おすすめ生活習慣」

  • ストレスを溜め込まない
  • ビタミンBやCを摂る
  • 寝不足を解消する
  • 油っぽい食事を控える
岩間先生

生まれ持った皮脂腺の量や大きさは変えられませんが、分泌されるものを“いい皮脂”に変えることはできます。そのために必要な4つの生活習慣があるんです。

まずひとつめ、ストレスを溜め込まないこと。精神的なストレスを感じると皮脂分泌を促すホルモンが分泌されます。これがニキビやギトギト皮脂の原因になるので、自分なりのストレス発散法を見つけたり、リラックスできる時間をつくったりすることが大事。

2つめは、栄養素の力を借りること。抗酸化作用の高いビタミンC、脂質の代謝をコントロールするビタミンB群を、サプリや食事で摂取しましょう。

3つめは十分に睡眠をとること。寝不足が続くと自律神経が乱れて交感神経が優位になり、皮脂の分泌量も増えてしまいます。また、睡眠中に分泌される成長ホルモンには、肌のバリア機能を修復する役割もありますので、夏は特にしっかり寝て肌状態を整えたいですね。

そして最後は、脂質・糖質過多の食事を避けること。深夜のラーメンや揚げ物、スナック菓子を食べ過ぎると、顔がいつもよりギトギトしませんか? 私たちの体は、当然ながら食べたものでできています。夏の間だけでもジャンクフードや揚げ物、皮脂分泌を促す糖質は控えめに。これらの生活習慣を意識することで、皮脂のクオリティは大きく変わってきますよ。


取材・文/穴沢玲子

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