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MEGUMIさん、本当は人一倍弱いから、 美容で自分をいたわり自己啓発本を読んで奮い立たせています

  • 2026.6.6

「女性をエンパワーメントする」するというコンセプトのもと、映画のプロデューサーや映画祭イベントを
主催するなどの活動をするMEGUMIさん。
そのコンセプトは、携わる作品だけでなく、MEGUMIさんの行動の一つ一つに現れているように感じます。
“女性のエンパワーメント”の旗を振るMEGUMIさんは、私たちにとって強き大人女性の象徴。
しかしながら、MEGUMIさん曰く、「本当は弱いから気持ちを奮い立たせ、行動している」のだそう。
そんな言葉に驚くとともに、同じ女性として親近感が湧いて……。
同世代の40代女性に向け、心の内側を語ってくださったMEGUMIさんのインタビューは必見です!

 

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シングルマザーの母の後ろ姿とカギっ子幼少期の体験で、“対処する力”が育った

今回の映画の主人公・富士子と同様に、私の母もシングルマザーで、
仕事をしながら1人で私を育ててくれました。
母は、相当大変だったと思います。
だから、思い返すと母はいつも感情的だったんです。
「大変だ」ということが体から滲み出ていましたし、私も幼い頃はカギっ子で
母の知り合いの家に預けられていました。
だから、いつの間にか「自分がしっかりしなくちゃいけない」とか預けられた家でも、
「こういうふうにしなきゃいけない」と感じとり、空気を読む子になっていましたね。

子供の頃は、母が感情的になる姿に、「大人なのに……」と思っていたのですが、
今ならそれが理解できます。
それは、そうです。
女性といったって、いきなり母になれるわけではないですから。
そして、すぐに人間的に成熟できるわけもないですし。
幼い頃から母のそんな様子を目にして、私は早めに大人になってしまったところがあります。
そこで育まれたのは、“強さ”というより“対処する力”というのでしょうか。
自分の立ち位置を、その場その場で察知する能力がついたのだと思います。
そして、バラエティなど様々な仕事を経験する中、さらにそこが育てられた気もします。
今作の主人公・富士子も、感情的だし、「言わなきゃいいのに!」なんてことも言ってしまい、
自分で自分の首を締めたり……。
そんな姿は、私の母とも重なりますし、私自身の中にもある部分です。
映画の中に嘘がないよう、私の体験も重ね、そこは大切に作りましたね。

ヤンキーだった私の人生も、美容も、映画プロデュースも。 全てが“女性をエンパワーメントする”活動の一つ

とはいえ、実は私、めちゃくちゃ先を心配する性格なんです。
本当は、弱いんですね。
そのコンプレックスを払拭するために、色々な活動をしているところがあります。
だから、もともとネアカでもともと強いわけじゃない。
痛みを人一倍感じやすいタイプだから、悔しいを思いをいっぱいして、
それが怖くて怖くてしょうがなかったから、
自己啓発本を読んだり、大好きな安藤忠雄さんの言葉を聞いて、
美容で自分をお手入れして奮い立たせて作品を作っている。
チャレンジすることが怖いけれど、踏み出さないと「ああ、これをやっておけば」
「あの時にあれをしておけば」という人生になってしまうと思うから。

40代は、タスクが多いし、母として家族も守らなくちゃならない。
だから、「自分がどう思っているのかわからなくなってしまう」という人も多いと感じます。
それに、最近ではSNSで「あの人、キラキラしてる」と、他者に対して目線が向きがちです。
大変な時代だからこそ、自分に目を向け、自身がどう思っているかを大切にしないと、
飲み込まれてしまいます。

私自身も母同様に離婚という選択をしましたが、当時は不安もありました。
でも、あの時選んだ第二の人生が日常となり、今は自由で楽しい。
女性の選択肢は、今、たくさんあります。
ヤンキーだった私の人生も、美容も、映画作品も、“女性をエンパワーメントする”という活動の一つ。
たくさん選択肢があるんだ、という参照にしてもらえたら、嬉しいです。

MEGUMI

俳優・プロデューサー。1981年、岡山県生まれ。『台風家族』『ひとよ』(いずれも2019年)の演技により、 第62回ブルーリボン賞助演女優賞を受賞。2023年よりBABEL LABELにプロデューサーとして所属。世 界各地で文化活動にも積極的に取り組み、2024年からはカンヌ国際映画祭、ウディネ・ファーイースト 映画祭、ヴェネチア国際映画祭などで映画関係者を対象としたパーティーやセミナーによる交流イベン ト「JAPANESE NIGHT」を主宰している。 また、日本映画界への貢献が評価され、2024年の第27回ウディ ネ・ファーイースト映画祭では新人監督コンペティションの審査員を務めた。

© 2026 FUJIKO Film Partners

『FUJIKO』
出演:片山友希 YOU リリー・フランキー MEGUMI うじきつよし 竹下景子
イッセー尾形 岸本加世子
原案・監督:木村太一
企画・プロデュース:MEGUMI
舞台は、1977年の静岡 嵐がひどく停電した病院で娘・麻理を出産した富士子。母親になった喜びも束の間、夫の実家から理不 尽な仕打ちを受け続けたあげく、姑と義姉に麻理を奪われてしまう。愛する幼な子と引き離された絶望 の中、実母・千代の力を借りなんとか麻理を取り返した富士子は、周囲の反対を押し切りシングルマ ザーとして麻理を育てることを決める。しかし、その先に待ち構えていたのは、図らずも自身が憧れてい たロックンロールのような波乱万丈の人生だった――。
6月5日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開

撮影/田頭拓人 ヘアメイク/エノモトマサノリ スタイリスト/斉藤くみ
取材・構成/河合由樹

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