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実は「日本一高い木」は京都にあった!樹高62.3m・20階建てビル相当に育った『花脊の三本杉』の驚きのからくり

  • 2026.6.5
実は「日本一高い木」は京都にあった!樹高62.3m・20階建てビル相当に育った『花脊の三本杉』の驚きのからくり
実は「日本一高い木」は京都にあった!樹高62.3m・20階建てビル相当に育った『花脊の三本杉』の驚きのからくり

日本一高い木は、京都の山奥に立っていた

日本一高い木と聞くと、屋久島や北海道の原生林を思い浮かべる方も多いかもしれません。

ところが正解は京都市内。樹高62.3m、樹齢およそ1000〜1200年といわれる巨木が、左京区の山あいにひっそりとそびえています。

その名も「花脊(はなせ)の三本杉」。

2017年の精密計測で、日本一の樹高を持つ木と正式に確認されました。

峰定寺(ぶじょうじ)の御神木、一株から3本まっすぐ天へ

立っているのは京都市左京区花脊にある大悲山国有林。

平安時代末期の1154年に創建された大悲山峰定寺(だいひざんぶじょうじ)の御神木として、古くから信仰を集めてきた巨木が花脊の三本杉です。

名前のとおり、根元部分でくっついた3本の太い幹が、まっすぐ天に向かって伸びています。

根元の幹周りは6メートルを超え、樹齢は1000年から1200年と伝わるそう。江戸時代中期の文献にもその姿が登場しています。

2017年の精密計測で「日本一」が確定

長らくこの杉の高さは35mほどと考えられていました。

ところが2017年11月、林野庁近畿中国森林管理局と森林総合研究所関西支所がドローン観察と測定器具を組み合わせて計測したところ、想像を超える数字が判明します。

3本のうち東幹が62.3m、北西幹が60.7m、西幹が57.2m。東幹は「測定器具で測った樹木として国内最高」と発表されました。

北西幹も国内2位、西幹も5位。まさに巨木の3兄弟というわけです。

62.3mは20階建てビル相当、谷あいに守られて伸びた

62.3mと言われても、ぴんと来ないかもしれません。

マンションは1階あたりおよそ3mで設計されることが多いので、62.3mは20階建てのタワーマンションに匹敵します。

京都の山中に、20階建てクラスの生き物がそびえているわけです。

京都市左京区役所の解説によれば、周囲を山に囲まれた谷底の地形が、台風や雷から三本杉を守ってきたと考えられているのだとか。

平安時代から少しずつ、ここまで伸びてきたのです。

まとめ

日本一の高さを持つ巨木が、京都の山あいに静かに立っている。

根元部分でくっついた3本がそろって伸び、谷あいに守られながら1000年単位で育ち続けてきた、それが花脊の三本杉なのです。

麓の大悲山峰定寺は参拝も可能で、御神木を間近で仰ぎ見ることもできます。

社寺の境内とはまた別の場所で、京都の千年がいまも生き続けているというわけです。

参考

・林野庁 近畿中国森林管理局「高さ日本一・花脊の三本杉(測定結果)
・京都市左京区役所「サキョウ見聞録 その8 花脊の三本杉

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