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60代女性「この人なら…」マッチングアプリで出会った男性に“300万円”騙し取られ…女性が嵌った『ロマンス詐欺の手口』

  • 2026.6.28
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出典:photoAC ※画像はイメージです。

SNSやマッチングアプリで知り合った相手と、毎日のように連絡を取り合う。

今では珍しくない出会い方ですが、その関係性を悪用した『ロマンス詐欺』の被害が後を絶ちません。

ロマンス詐欺というと、『投資話でだまされる』『大金を失う』というイメージを持つ人もいるかもしれません。

しかし、元警察官として感じるのは、お金以上に怖いのは『誰にも相談できなくなること』です。

今回は、元警察官の筆者が、実際の事例をもとに「なぜ誰にも相談できなくなるのか」という視点から解説します。

「この人だけは信じたかった」 60代女性が約300万円を送金

ここで紹介するのは、公的機関などが注意喚起している事例を基に再構成したものです。

60代の女性は、マッチングアプリで知り合った男性と毎日のように連絡を取り合うようになりました。

男性は海外で働く医師を名乗り、

「退職したら日本で一緒に暮らしたい」「君と出会えて本当に幸せだ」

などと優しい言葉を掛けていたといいます。

やり取りが始まって半年ほどたった頃、

「医療機器のトラブルで一時的にお金が必要になった」

「帰国するための費用を立て替えてほしい」

などと相談を受けました。

女性は、

「この人なら必ず返してくれる」

と信じ、10万円、30万円と送金を続けました。

その後も、

「事故に遭った」
「荷物が税関で止められた」

などの理由で追加の送金を求められ、最終的に被害額は約300万円になったといいます。

女性は家族から反対されると思い、誰にも相談できなかったそうです。

しかし、不審に思った娘が事情を聞き、警察へ相談したことでロマンス詐欺だと判明しました。

恋愛感情だけが原因ではない

ロマンス詐欺で被害が大きくなる理由は、恋愛感情だけではありません。

「今さら騙されたとは言えない」
「家族に反対されると思った」
「この人だけは信じたい」

そんな思いから、一人で抱え込み、周囲へ相談できなくなる人も少なくありません。

また、毎日のように連絡を取り合うことで、相手に対して恋人や家族のような安心感を抱いてしまうこともあります。

元警察官として感じるのは、人は『安心した瞬間』に最も無防備になるということです。

一人で抱え込まないことが大切

ロマンス詐欺では、

「病気になった」
「事故に遭った」
「仕事のトラブルで困っている」

など、同情や恋愛感情を利用して送金を求めるケースがあります。

そして被害者の多くは、

「恥ずかしい」「騙されたと思われたくない」

という気持ちから相談をためらいます。

しかし、一人で抱え込むほど被害は大きくなってしまいます。

少しでも違和感を覚えたら、家族や友人、警察など第三者へ相談することが大切です。

注意したいポイント

最後に、注意したいポイントをまとめます。

・会ったことのない相手からお金の話が出たら警戒する

・「必ず返す」「将来のため」などの言葉をうのみにしない

・「病気」「事故」「結婚資金」などを理由に送金を求められた場合は慎重に判断する

・相手が会うことを避け続ける場合は注意する

・一人で判断せず、家族や友人へ相談する

・少しでも不審に感じたら警察へ相談する

ロマンス詐欺は、お金だけでなく、人への信頼や心にも大きな傷を残します。

「この人だけは信じたい」と思う気持ちがある時こそ、一度立ち止まることが大切です。

そして、一人で抱え込まず、誰かに相談する勇気が被害を防ぐ第一歩になるのかもしれません。


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