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ビッグツアーを支える下部ツアーにも注目せよ!タケ小山のオレにいわせろ!

  • 2026.5.29

今季「エプソンツアー」から米女子のメジャーツアーへの昇格に挑み、見事、参戦権を獲得して夢を叶えた原英莉花の例を筆頭に、下部ツアーの大切さは昔も今も変わらないのだ!

ハローエブリバディ!今年まだベストスコアを更新していない人にとっては勝負の季節がきた。寒さが増すと芝が枯れ、薄芝からのアプローチは至難となりプロでも嫌がる冬。芝が生えそろわず空っ風に悩まされる春。芝生も太陽も元気いっぱいでラフに手こずる夏。

生えそろった芝とベント芝が生き生き、秋晴れが続くスポーツの秋は、ベストスコア更新の絶好の時季なのだ。だから、米ツアーのプレーオフシリーズ、日本のナショナルオープンもベストシーズンに行なわれるってわけ。北半球ではいよいよ佳境に入ってきたツアーだが、今月はビッグツアーを支える下部ツアーについていわせてもらいますよ。

ビッグツアーを支える下部ツアーにも注目せよ!「USPGA」「DP」「JGTO」など各国のメジャーツアーは下部ツアーの支えがあることもお忘れなく!

ビッグツアーを支える下部ツアーにも注目せよ!タケ小山のオレにいわせろ!
タケ小山●小山武明(こやま・たけあき)/1964年生まれ、東京都出身。プロゴルファー、ゴルフ解説者。テレビ「サンデーモーニング」(TBS)、ラジオ「Green Jacket」(InterFM897)ほか、多数メディアで活躍。


下部ツアーとは、各メジャーツアーの登竜門として構成される2部、3部リーグのツアー競技で、米ツアーには「コーンフェリー」、欧州DPには「チャレンジ」、日本にも「ACN」が存在している。下部ツアーとしてもっとも有名で、もっとも計画されたツアーが米ツアーの「コーンフェリー」。

今の米ツアーの繁栄を築き上げた立役者、2代目コミッショナーのディーン・ビーマンは1990年に下部ツアーを正式発表し、ベン・ホーガン・ゴルフカンパニーの後援でツアータイトルを「ベンホーガンツアー」に制定。当初から選手たちがメジャーツアーへ昇格するための下部組織であることを前提に発足した。

年間30試合、年間王者を含め、賞金ランクトップ25位に入れば自動的にメジャーツアーへの昇格が約束されている。今シーズンでは、大西魁斗選手がこのカテゴリーで米ツアーに参戦。過去には今田竜二、国吉博一なども権利を得た。タイトルスポンサーも、ベンホーガン→ナイキ→バイドットコム→ネーションワイド→ウェブドットコム→コーンフェリーと変化してきた。

じつは、米ツアーより4年も早くこの制度を取り入れていたツアーがある。それが欧州DPツアーの「チャレンジツアー」で、当初はサテライトツアーと呼ばれ、スウェーデン、フランス、イタリアのツアーが門戸を開放し、賞金ランク上位5人にメジャーツアー昇格が与えられた。

現在は20人の選手が自動昇格、タイトルスポンサーも今年から「ホテルプランナー」がついている。我が国、日本は今年からは「アベマ」から「ACN」に変わったが、下部ツアーの歴史は古く、1985年は関東国際オープン、水戸グリーンオープンの2試合が記録に残っている。

女子ツアーにももちろん下部ツアーは存在し、米女子ツアーは「エプソン」、欧州は「LET」、日本は「ステップアップ」と呼ばれる。8月には「エプソン」で戦っている原英莉花選手が最終戦を待たずに来季の米女子メジャーツアーへの参戦権を獲得したといううれしいニュースも飛び込んできた。

選手育成、ツアー活性化、地域振興を目的とした各国の下部ツアー。賞金額、試合数、観客動員数、スポンサード企業数などにも注目して見るとおもしろいぞ。

いかがでしたか? ぜひ各ツアー情報の詳細をチェックしてみてくださいね。

イラスト=北沢夕芸

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