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保険会社「ありませんでした」中古でドラレコ購入も…1年後の交通事故で発覚した事実に絶句…

  • 2026.7.10
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出典元:photoAC(画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。自動車販売・整備・保険業に27年従事している河野みゆきです。

近年、ドライブレコーダーの装着率が上昇しています。それに伴い、中古車を購入する際に「ドライブレコーダー付き」を魅力に感じる人は少なくありません。新たに購入・取り付けをしなくても済むため、「最初から付いていてラッキーだった」と思う人も多いです。しかし、ドライブレコーダーは付いているだけでは安心できません。

実際、「録画されていると思っていたのに、事故後に確認するとデータが残っていなかった」というケースもあるのです。

「ドラレコ付きだから安心」その思い込みが落とし穴に

Rさんはネットで中古車を探していたところ、希望に合う一台を見つけました。価格や走行距離、車両状態も納得できる内容で、さらにドライブレコーダーまで装着されていました。

「これなら新しく買う必要もないし、お得だな」

そう思い、そのまま購入を決めたそうです。納車後もドラレコのモニターには走行中の映像が映っており、特に違和感はありませんでした。Rさんは、デジタル機器には少し苦手意識があるため、ドライブレコーダーに触ることもなく、録画も正常にできているものと思い込み、一度も録画データを確認することはなかったといいます。

「画面が映っているのだから、当然録画もされている」と考えていたのです。しかし、この確認を怠ったことが後になって大きな後悔につながります。

「ドラレコがあるから大丈夫」事故後に知った思わぬ事実

購入から約1年後、Rさんは交差点で交通事故に遭いました。

幸い大きなけがはありませんでしたが、事故状況について当初から相手方と認識が食い違い、過失割合でもめることになってしまったのです。

保険会社からドラレコの有無を尋ねられたRさんは、ドラレコの映像を見ればはっきりすると考え、SDカードを提出しました。ところが、保険会社から伝えられたのは「事故当日の映像はありませんでした」という報告だったのです。

さすがに「おかしい」と思ったRさんは、私の整備工場へドライブレコーダーの点検に来られ、確認したところSDカードの異常により録画が停止していたことが判明したのです。

モニターには走行中の映像が映っていたため、録画も正常に行われていると思っていましたが、実際にはライブ映像が表示されていただけで、肝心の録画データは保存されていなかったのです。

Rさんは、

「ドラレコが付いているだけで安心していました。まさか録画されていないとは思ってもいませんでした」

と肩を落としていました。

ドラレコは「付いていること」より「録画できていること」が重要

整備工場には、「ドラレコが壊れた」「映像が見られない」といった相談が寄せられることがあります。

しかし、実際には本体の故障ではなく、SDカードの劣化や録画エラー、設定の問題などが原因になっているケースも少なくありません。SDカードには容量や寿命があり、長期間使用していると正常に録画できなくなることがあります。また、エラー表示が出ていても気付かず、そのまま使い続けているケースも見受けられます。

特に、インターネットや個人売買で購入した中古車に最初から付いているドラレコは、どういったタイプなのか分からないことも多く、そのまま使用するのは注意が必要です。

・安心して使うためには、事前に購入元へ確認をする
・納車後に一度録画データを再生してみる
・SDカードを点検・交換する
・デジタル機器が苦手な場合は詳しい人に見てもらう

こういった確認が大切です。せっかくドライブレコーダーを装着していても、いざという時に録画されていなければ、その役割を果たすことはできません。

Rさんのような後悔をしないためにも、付いているから安心ではなく、きちんと録画できているかを定期的に確認する習慣を持ち、万が一に備えていきましょう。


ライター:河野みゆき
自動車販売・整備・保険業に27年従事。損害保険募集人資格を保有し、車両購入からメンテナンス、カーライフに関わる保険まで幅広く対応。現場経験をもとに、ユーザー目線でわかりやすい情報発信を行っています。


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