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高速道路でイノシシと衝突→「エコノミー型の車両保険だから…」“全額自己負担”を覚悟した男性の結末やいかに

  • 2026.7.7
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出典元:photoAC(画像はイメージです)

高速道路を走行中、突然動物が飛び出してくる。そんな事故は滅多にないと思われがちですが、実際にシカやイノシシなど、野生動物との衝突事故は全国で発生しています。

こうした事故では車が大きく損傷することも多く、修理費が数十万円に及ぶケースも珍しくありません。そのため、「もし自分が遭ったら修理代はどうなるのだろう」と不安に感じる人もいるのではないでしょうか。

特に車両保険をエコノミー型にしている場合、「補償対象外だから自己負担になるはず」と考えてしまう人が多いです。しかし、車両保険の補償範囲は意外と複雑で、思い込みと実際の契約内容が異なるケースもあります。

突然現れたイノシシとの衝突事故

ある日、Gさんは高速道路を走行していました。交通量もそれほど多くなく、順調に目的地へ向かっていたそうです。

ところが次の瞬間、道路脇の茂みから大きなイノシシが飛び出してきました。ブレーキを踏む間もありません。「ドン!」という大きな衝撃とともに車体が揺れ、Gさんは急いで安全な場所へ停車。車から降りて確認すると、フロントバンパーは大きく破損し、グリルや内部部品にも損傷が見られました。

幸い運転者にケガはありませんでしたが、車の損傷は想像以上だったといいます。警察への事故連絡を済ませたあと、Gさんが真っ先に考えたのは修理費のことでした。

実はGさんが加入していたのは、一般条件ではなくエコノミー型の車両保険だったのです。

エコノミー型でも補償対象ということが判明した

Gさんは以前から「エコノミー型は補償範囲が狭い」という認識を持っていました。そのため、動物との衝突は対象外と思い込み、修理費は全額自己負担になると覚悟していたそうです。しかし、念のため加入している代理店へ連絡してみることにしました。

事故状況を確認したところ、契約内容では動物との衝突事故が補償対象となる可能性があることが判明したのです。代理店から保険会社へ事故報告をしてもらい、必要な手続きを進めた結果、車両保険による補償を受けられることになりました。

後日、修理工場で見積もりを取ったところ、フロントバンパーだけでなく内部の関連部品にも損傷が及んでおり、修理費は想像以上の金額…保険が使えてよかったとGさんは胸をなでおろしたそうです。

もし、修理費が全額自己負担だった場合、家計への影響も小さくなかったといいます。

Gさんは、「保険が使えなかったらかなり痛い出費でした」と振り返り、安堵していました。

車両保険の補償範囲は意外と複雑

今回のケースで印象的だったのは、Gさん自身が「エコノミー型だから補償されない」と思い込んでいたことです。

エコノミー型の車両保険は一般条件に比べて補償範囲が限定されています。そのため、「相手のいない事故は補償されない」「単独事故は対象外」といったイメージを持っている人も少なくありません。しかし、車両保険の補償内容は保険会社や契約プランによって異なります。実際、一般的なエコノミー型では動物との衝突は対象外となるケースが多いものの、保険会社独自のプランや特約の有無によって補償範囲には違いがあります。そのため、「エコノミー型なら動物との衝突は必ず補償される」とも、「エコノミー型だから対象外だ」とも一概には言えません。

事故が起きた際は、自分で補償対象外と判断してしまうのではなく、まずは保険会社や代理店へ相談することが大切です。思い込みで諦めてしまった結果、本来受けられた補償を受け損なってしまう可能性もあるからです。

思い込みで諦める前に契約内容を見直そう

今回の事故でGさんが助かったのは、補償対象外だと決めつけず、まず代理店へ相談したおかげでした。

車両保険の補償内容は意外と複雑です。加入している本人が勘違いしているケースも珍しくありませんし、契約した当時は理解していても時間が経つと忘れてしまうこともあります。また、以前は対象外であったものが改定により補償されるようになったケースも。だからこそ、万が一の際には自己判断で諦めず、まずはプロに確認することが大切です。

近年は、車の修理費が高額になるケースも増えています。バンパー内部のセンサーや運転支援装置の影響で、見た目以上に修理費がかかることも珍しくありません。

今回のGさんのように、「対象外だと思っていたら実は補償された」というケースもあります。車両保険は、加入して終わりではなく、自分がどのような補償内容で契約しているのかを定期的に確認しておくことも大切です。

万が一の事故の際に後悔しないためにも、一度ご自身の保険証券や約款を見直してみてはいかがでしょうか。


ライター:河野みゆき
自動車販売・整備・保険業に27年従事。損害保険募集人資格を保有し、車両購入からメンテナンス、カーライフに関わる保険まで幅広く対応。現場経験をもとに、ユーザー目線でわかりやすい情報発信を行っています。


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