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規格外・余剰の農作物をピューレに加工する取り組み「Purélution」のクラファン実施

  • 2026.5.27

農業・AI・フードロスを掛け合わせた領域に挑戦するスタートアップ「Kukulcan」は、規格外・余剰の農作物をピューレとして加工し、地域の新たな価値へと変えるプロジェクト「Purélution(ピュレリューション)」の全国展開に向け、5月18日(月)にクラウドファンディングサービスREADYFORにて支援募集を開始した。

規格外・余剰となった農作物をピューレへ

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売れないという理由で廃棄されるいちご(撮影:Kukulcan)[/caption]

Kukulcanは、農業支援AIの開発および農作物調達プラットフォームの構築を行い、テクノロジーとデータサイエンス、そして現場との対話を通じて、農業における新しい仕組みづくりを進めている。

農業の生産現場では、形や大きさが規格に合わない、収穫タイミングと需要が合わない、鮮度保持が難しいといった理由で、まだ食べられる農作物が出荷前に行き場を失っている。それは、農家の努力不足ではなく、気候、流通、規格、消費のタイミングなど、複数の要因が重なって生まれる構造的な課題だ。Kukulcanは、この畑で起きる“見えない廃棄”に向き合い、農家のそばで価値に変える仕組みをつくるために、独自のテクノロジーと地域連携でPurélutionというプロジェクトを立ち上げた。

Purélutionは、「Purée」と「Solution」を掛け合わせた造語。規格外・余剰となった農作物を、香りや味わいを保ったまま100%無添加のピューレへ加工し、飲食店、ギフト、スイーツ、料理、地域特産品など、さまざまな形で生活者に届けるプロジェクトだ。

単に“廃棄予定の作物を加工する”ことに止まらないのも特徴。Kukulcanが開発を進める収穫見通しAIにより、収穫ピークや余剰発生の可能性を事前に把握し、加工・販売につなげることで、廃棄が出てから対応するのではなく、廃棄を前提にしない流通設計を目指している。

食品ロスを価値に変える循環モデルの実証

Purélutionは、佐賀県のいちごを起点に「畑の食品ロスを価値に変える循環モデル」の実証を進めてきた。

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Kukulcanの金城氏が佐賀県のいちご農家を訪問[/caption]

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いちごのPurélution[/caption]

廃棄予定のいちごを回収し、ピューレとして加工・販売する取り組みを進め、大阪・関西万博での紹介や、「浅草いちごさんまつり」などを通じて、畑の食品ロスを楽しく、おいしく知ってもらう機会をつくってきた。

「浅草いちごさんまつり」では、浅草エリア約30店舗が参加し、ピューレを使った限定メニューを展開。農作物の背景にあるストーリーを、街歩きや食体験を通して届けた。

クラファンを実施

この度、Purélutionを日本各地へ広げるため、READYFORで6月30日(火)までクラファンを実施。目標金額は800万円。支援金は、加工設備導入準備費、OEM加工費、冷凍保管・物流費、衛生環境整備、地域での運営体制構築などに活用される。

7月末を目途に、佐賀県内の農地のそばに、第一号となる加工設備を設置予定。農家の廃棄負担を減らしながら販路形成を進める。農産物を「廃棄するしかないもの」ではなく、「地域の新たな価値へ転換できる資源」として循環させる仕組みづくりを進めていくとのことだ。

リターンは、3,000円の応援プランから、Purélutionエシカルピューレを届けるプラン、イベント招待、農園向けの現場手伝いプラン、自治体・法人向けの共創パートナー枠まで、幅広く設けられている。

担当者の想い

Kukulcanクラウドファンディングプロジェクト推進統括の飯塚友美氏は、以下のようにコメントしている。

「農家さんが大切に育てたものを、できる限り無駄にせず、誰かの喜びにつなげていきたい。Purélutionを通じて、畑の恵みを一つひとつ大切に受け取り、地域の新しい価値として届けていけたらと思っていますし、これは私たちだけでは絶対に実現できません。農家さん。料理人。クリエイター。研究者。学生。子どもたち。『捨てたくない』と感じる誰もが、このプロジェクトの仲間になれると思っています。ぜひ、Purélutionの最初の仲間になってください(一部抜粋)」

「畑の食品ロスを価値に変える循環モデル」を日本各地へ広げる取り組みを支援してみては。

READYFOR:https://readyfor.jp プロジェクト名:畑を救うエシカルピューレを、日本各地へ。

Kukulcan公式サイト:https://kukulcan.co.jp 飯塚友美氏X:https://x.com/tomomi_kukulcan

(熊田明日良)

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