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「何かまずいことをしたかな」アウトレットで迷子の子に声をかけた夫→急いで来た親に睨まれたままのモヤモヤ

  • 2026.5.24

泣いていた子を放っておけなかった夫

週末、家族で大きなアウトレットモールへ出かけた日のことだ。

ショッピングエリアを歩いていると、小さな女の子が立ちつくしているのが目に入った。周りを見回しながら、ぐすぐすと泣いている。どう見ても5歳にはなっていないくらいの幼さだった。

夫がすぐに気づいて、足を止めた。

「どうしたの?お父さんとお母さん、どこかな?」

膝を折ってしゃがみ、子どもの目線に合わせながら穏やかに声をかけていた。

女の子は涙をためながらも、少し頷いた。夫はすぐに立ち上がり、近くにいたスタッフに確認して、インフォメーションカウンターへ連れて行こうとした。

そのとき、人波をかき分けて走ってきた女性がいた。

子どもの母親らしかった。女の子の手を引き寄せ、抱き上げた後、夫に向けて発したのはお礼の言葉ではなかった。

母親は私たちを上から下まで一瞥し、じっと睨みつけたまま、一言も発せずに踵を返した。

夫の横顔に残った違和感

夫はしばらく、立ったまま動かなかった。

「…何かまずいことをしたかな」

小声でつぶやいた横顔が、妙に頭に焼き付いている。何もまずいことなどしていない。子どもを助けようとしただけだ。

「子どもを守りたかっただけなのにね」と後から私が言うと、夫は「まあ、親御さんが焦ってたんだろうな」と静かに笑った。

大人な対応だと思ったし、それ以上は引きずらない夫の性格を知っている。

でも私のほうがモヤモヤしてしまった。

慌てていたのは分かる。我が子を見つけてほっとして、感情が追いつかなかったのかもしれない。それは理解できる。

それでも、せめて一言くらいあってもよかったのではないかという思いが、なかなか消えなかった。

子どものそばにいた見知らぬ男性を不審に思う気持ちは、親として当然かもしれない。だが夫は、女の子が泣いているのを見て、放っておけなかっただけだ。

迷子の子に声をかけることが、こんなにも複雑な後味を残すことになるとは思っていなかった。

善意でした行動がそのまま受け取られない場面もある。そのことは頭では分かっている。それでも、あの日の夫の横顔と、モールに消えていく母親の背中が、何となく胸の隅に引っかかったまま残っている。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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