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夫の「病は気から。俺は熱なんて出さない」に激怒。私の高熱を無視した報いとは?

  • 2026.5.21

体調を崩したときの、そばにいる人の言葉や態度は、思っている以上に心に残るものです。何気ない一言に救われることもあれば、逆に忘れられないほど引っかかることもありますよね。今回は、筆者の友人の体験談をお届けします。

画像: ftnews.jp
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忘れられないあの一言

昨年、私がインフルエンザに罹って高熱を出し、意識もぼんやりしていたときのことです。

起き上がることすらできない状態の私に、夫が言い放ったのは「病は気から。俺は気合が入っているから熱なんて出さないよ」という言葉でした。

フラフラになりながら最低限の食事を用意した、あの夜の絶望感と怒りは一生忘れられません。

幼稚園児の子どもですら「ママ、大丈夫?」と心配してくれたのに、一番頼りたい夫に突き放されたことは、私の心にトゲのように刺さっていました。

立場が逆転した瞬間

それから数ヵ月後。
あんなに自信満々だった夫が、なんとインフルエンザで倒れました。

高熱で動けず、ベッドで力なくうめく夫を前に、私の頭の中で何度も繰り返されていたのは、あの時の夫の冷たい言葉。

「同じ言葉を言ってやろうかな」
……そんな黒い衝動が頭をよぎりました。

けれど、喉元まで出かかった皮肉を、私はむりやり飲み込みました。
言い返せばその場はきっとスッキリする。
でも、私が本当に欲しいのは『謝罪』ではなく『これからの安心』なのだ、と言い聞かせたのです。

私が選んだ方法

私が選んだのは、これ以上ないほど手厚い看病でした。

こまめに氷枕を替え、お粥を作り、優しく声をかける。
夫が私にくれなかった「安心」を、意識して与え続けたのです。

回復した夫は、バツが悪そうにこう切り出しました。
「あの時は本当にごめん。自分がこんなに動けなくなるなんて思わなかった……」

言葉でぶつけるより、行動の方が伝わることもあるのかもしれません。
まるで「北風と太陽」のような私の作戦は、結果としてうまくいったのだと思います。

それからの夫婦のかたち

今では私が少し熱を出しただけで、夫は慌ててキッチンに立つようになりました。
「気合が足りない」なんて見当違いなことも言わず、私の体調を気遣ってくれます。

もちろん、すべての夫婦にこの方法が正解とは限りません。
でも、怒りをぶつける以外の方法で、予想外の効果が出ることもあるのだと思いました。

一時の怒りに任せて言い返さなくてよかった。
そう思える今の関係こそが、あのときの答えなのかもしれません。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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