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「給食があるから大丈夫」子どもの食事作りで完璧主義を捨てた私。夫からの『冷酷な一言』にがっかり

  • 2026.5.21

子どもの食事が思うように進まない、と悩むことはありませんか? 栄養バランスや量を気にするほど、料理が辛くなることもありますよね。今回は、我が子の食べ方に向き合う中で、筆者が少しずつ考え方を変えていったエピソードをご紹介します。

画像: ftnews.jp
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“食べない子ども”に向き合ってきた日々

わが家には2人の子がいますが、食の好みや量はバラバラです。特に上の子は食が細く、食事そのものにあまり興味がありません。

なんとか栄養をとってほしくて、メニューを工夫したり、口にしやすい形にしたりと試行錯誤を重ねてきました。それでも思うように進まず、「もう少し食べよう」と声をかける回数ばかりが増えていきます。

気づけば、食事の時間はどこか張りつめたものになっていました。

「力を抜いてもいい」と思えたきっかけ

そんな中、小学校の給食を試食する機会がありました。栄養バランスがしっかり考えられている内容を見て、「こんなに栄養をとれているんだ」と安心したのです。

下の子は保育園で調理師の方が提供してくれています。「プロの力を借りている分、家では無理しなくてもいい」そう思ったとき、肩の力が抜けました。

それからは、「絶対に食べさせなければ」というプレッシャーを手放し、まずは子どもが喜ぶものを食卓に並べることにしました。

すると、子どもに笑顔が増え、食卓のひとときが以前より穏やかになったように感じたのです。

夫の一言に、揺れた気持ち

ところがある日、その様子を見た夫が「これじゃ足りない。もっと工夫した方がいい」と言いました。

子どものことを思っての言葉だと分かっていても、胸の奥がざわつきました。何年も試行錯誤して、ようやく「これでいい」と思えたのに……。

また、頭を抱えながら考え直すべきなのだろうか。そんな気持ちがよぎりました。

私が選んだ“ちょうどいい形”

確かに理想はあります。ただ、限られた時間の中で日々の食事やその後の生活を一人で回しているのも現実です。

以前のように栄養や量ばかりを気にしていた頃は、私自身にも余裕がなく、食卓もどこか張りつめたものになっていました。

今の私は、栄養の数値よりも、家族で安心して楽しく過ごせる「心の栄養」を大切にしたい。夫にも、今のやり方に変えてから子どもたちが楽しく食べるようになったことを伝え、理解を求めていこうと思っています。

これが正解とは限りませんが、わが家にとって無理なく続けられる形であることは確かです。子どもの成長に合わせて見直しながら、今はこのペースで向き合っていこうと思っています。

【体験者:40代・筆者、回答時期:2026年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:大空琉菜
受付職を経て、出産を機に「子どもをそばで見守りながら働ける仕事」を模索しライターに転身。 暮らしや思考の整理に関するKindle書籍を4冊出版し、Amazon新着ランキング累計21部門で1位に輝く実績を持つ。 取材や自身の経験をもとに、読者に「自分にもできそう」と前向きになれる記事を執筆。 得意分野は、片づけ、ライフスタイル、子育て、メンタルケアなど。Xでも情報発信中。

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