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「振り向いたら追いかけてきた」数年かけて自分磨きで見返した元彼に「もう遅い」と告げた日の気持ち

  • 2026.5.20

二股と、雑な扱いに気づいた日

当時18歳だった。付き合いはじめてしばらく経った頃から、相手の態度がどこかおかしいと感じていた。

連絡が途切れがちになる週末、何気なく見たスマートフォンに表示された短い通知、「また今度ね」を繰り返すだけの約束。

はっきりとは確認しなかったけれど、別に本命がいるのだとうっすら気づいていた。

それでも気づかないふりをして、傍にいた。

好きだったから、目を背けていた。

誘っても「忙しい」と断られ、連絡しても返事が来ない日が続く。

急に会える日がある一方で、翌週は完全に音信不通になる。

振り回されるたびに、自分の気持ちが少しずつ磨り減っていくのがわかった。

あるとき、もう限界だと思った。

雑に扱われ続けた日々が積み重なり、「この人には大切にされていない」という事実が、否定できないほど明らかになった。

自分が都合のいい存在として扱われていた。

震える気持ちを抑えて、自分から別れを告げた。

数年間の自分磨きと、静かな決意

別れた後、悔しさよりも先に、ある感情が込み上げてきた。

見返したい。後悔させたい。

あの人が「失った」と気づく人間になりたい。

感情的な反発ではなく、そう決めてから淡々と動いた。仕事に打ち込み、体を動かす習慣をつけ、身だしなみに気をかけ、自分が好きだと思えることを少しずつ増やしていった。

焦る気持ちはなかった。何年かかってもいいと思っていた。ただ前だけを向いて、積み重ねた。

そうして数年が過ぎた頃、元彼からメッセージアプリで連絡が来た。

「最近どう?」という軽い入りから始まり、何度かやり取りしたあと、会いたいと言ってきた。

「振り向いたら追いかけてきた」

というのは、比喩ではなかった。

告白を断った瞬間の気持ち

話を聞くために、会うことにした。

顔を合わせた場で、彼は改まった口調で言った。

「また付き合いたい。あの頃、ちゃんとできなかったことを後悔している」

その言葉を聞いて、怒りでも悲しみでもなく、不思議なほど穏やかな気持ちだった。胸の中に何も揺れるものがなかった。

「もう遅い」

はっきりとそう告げて、その場を終わりにした。後ろめたさはなかった。

むしろ、長い時間をかけてここまで来た自分に、静かに「よかった」と思った。

帰り道、気持ちが軽かった。

スカッとしたのは、その一瞬だけじゃない。積み上げてきた時間ごと、報われた気がした。あの頃の悔しさは消えないけれど、それが自分を動かしてくれた。今はそう思える。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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