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エゾリスが「春限定の特製ドリンク」を飲んでいる?!【写真3枚・北海道のかわいい動物たち①】

  • 2026.5.19

今週もインスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクトに寄せられた、みなさまからのお写真をご紹介します。(2026年5月11日〜5月15日ピックアップ分・前編)

この「白いの」ってなんだ?

Sitakke
撮影:sachiko.tsuchiyaさん

ことしは春がずいぶん早いなぁ…と思っていたら、ゴールデンウイークに入ってまさかの雪!
満開のサクラに雪が積もるという、なんとも北海道らしい(?)光景がインスタにもたくさん投稿されていました。

そんな中で見つけたのがこちらの1枚。
すっかり「キツネ色」になった子ギツネのきょうだいが、雪景色の中でちょこんと並んでいます。

子ギツネと雪の組み合わせって、なんだか不思議。
きっと1か月ほど前、初めて巣穴から顔を出したころは、ポカポカの春だったはず。
草のにおい、土のにおい、おひさまのぬくもりに包まれていたのに…。

ある朝目を覚ましたら、外がまっ白。
「えっ…春って終わったの!?」「というか、これ…なに!?」
子ギツネたちの表情も、ちょっと戸惑っているように見えますね。

この季節ならではの「おいしさ」なのかな?

Sitakke
撮影:s_yasuto_photoさん

サクラの花びらが浮かぶ水たまりで、水分補給中のエゾリス。
なんだか「春限定の特製ドリンク」を飲んでいるみたいです。

もしかしたら、ほんのり桜の香りがしていたりして?
「これは…なかなか上品なお味ですねぇ」なんて思っているのかもしれません。

ちなみに、日本には「桜湯(さくらゆ)」という飲み物があります。
塩漬けした桜の花にお湯を注いでいただく、春らしい縁起物。

昔から、お見合いや結婚式など「人生の大事な席」では、「お茶を濁す」という言葉がその場をごまかすという意味につながるため、お茶ではなく桜湯を出すことが多かったのだそう。

このエゾリスも、ただ喉を潤しているだけではなく、「春、本番ですなぁ」なんて言いながら、季節の味を楽しんでいるようにも見えてきます。

きっとワケがあるんだろうな…

Sitakke
撮影:hi_ji_hi_ji_120さん

このお写真のキャプションに、「この時期だと抱卵が始まってる中、今日のシマちゃんは巣材集めに大忙しでした! きっとワケがあるんだろうな…」と書かれていました。

もしかしたら、せっかく完成間近だった巣を、カラスやキツツキなどに壊されてしまったのかもしれませんね。
シマエナガは、そんなことがあってもすぐにはあきらめず、また最初から、もう一度巣を作り始めます。

シマエナガの巣は、動物の毛や鳥の羽、苔、クモの糸などを器用に編み込んだ、まるで「ふわふわのニット帽」みたいな巣。
しかもヒナが大きくなるにつれて、ちゃんと伸びるという高性能ぶりです。
そんな大仕事をやり直すわけですから、オスもメスも大忙し。

ふだんは「雪の妖精」なんて呼ばれるシマエナガですが、この時期は羽毛もボサボサで、「徹夜続きの建築職人さん」みたいな顔になっていることもあります。

それでも、もし何度も巣作りに失敗してしまったときには、今度は自分たちで子育てするのをあきらめて、きょうだい夫婦の子育てを手伝うことが確認されています。

ヒナにエサを運ぶ小さな白い鳥が、よく見ると2羽だけじゃない。
実はそこには、「ヘルパーさん」と呼ばれる、親せきのシマエナガが参加していることがあるのです。
シマエナガは「家族の絆」もとても強い鳥なんですね。

***

後編の記事では
・エゾリスの赤ちゃん…巣穴の外は明るいね!
・「ぱっつん前髪」VS「ザンギリ前髪」
の写真をお届けします。

◆「北海道3大かわいい動物」プロジェクト
インスタグラム やSitakkeの記事で発信中

◆文:「北海道3大かわいい動物」プロジェクト事務局 / ami_papa
1987年からカメラマンとして北海道の自然や野生生物の撮影を始める。アメリカのイエローストーン国立公園やカトマイ国立公園、デナリ国立公園で野生生物、マレーシア・ボルネオ島でオランウータン、アオウミガメの取材も経験。2020年から「北海道3大かわいい動物」プロジェクトを主催。

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