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「学校へ行ってないのか?」不登校の息子に声をかける謎の老人。『胸アツな展開』に母「ありがたい」

  • 2026.5.19

筆者の息子は、小学4年生から不登校になりました。原因は同級生のイジメ。学校へ行かないという選択をした私たち親子は、孤立無援状態でした。しかしある時、思わぬ救世主が現れたのです!

画像: ftnews.jp
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え? 不審者?

息子は不登校の状態でしたが、学校へ行かなければ元気だったので、日中身体を動かすために一緒に散歩をすることが日課になっていました。

ある日の散歩中、息子と2人で公園のベンチで休んでいると、少し腰の曲がった高齢男性が近づいてきたのです。
こちらをめがけてまっすぐ歩いてきたため、少し身構えた私。
「何か?」と聞くと「どうした? 学校行ってないのか?」と、とても優しい口調で話しかけてきました。

それはまるでおじいちゃんが孫に話しかけるような感じ。
息子も安心したように「うん、行ってない」と答えました。
するとその男性は息子の隣に腰掛け「何か嫌なことでもあったのか?」と聞いてくれたのです。

息子の告白

いつもは人見知りで初対面の人とは話せない息子が、驚いたことに学校で起きたことを話し始めました。
いじめがあったこと、先生に助けを求めても何もしてくれなかったこと、自分の障がいをからかわれて嫌な思いをしたこと。

男性は「うん、うん」と相槌を打ちながら聞いてくれて、息子が話し終わると「頑張ったな。今は休憩だ」とニッコリ笑って去って行ったのです。

地域評議委員会

それから2日ほど経った頃、急に校長先生から連絡があり、話があると言われました。
学校へ行くと、そこには先日の男性の姿が。
私は知らなかったのですが、この地域には住民で構成された地域評議委員会という組織があり、学校や自治体などとさまざまな意見交換を行っているそうです。

先日公園で会った男性は、地域評議委員会の役員で、息子の話を聞き学校へ申し立てをしてくれたとか。
男性曰く「君だけじゃなくて、この学校には学校へ行けない子が他にもいる。こんな小さな学校で、こんなに学校を嫌がる子がいるのは、何かあるんじゃないかと思ってね」とのこと。

私には「あなたが悪いんじゃない。息子さんが悪いわけでもない。みんなで考えなきゃいけないことなんだよ」と言ってくれました。

ありがとう

地域に対して、私は一線を引いた感覚を持っていましたが、この男性のように支えてくれる存在があることで、こんなにも安心できるんだと感じました。

その男性はちょくちょく我が家の前を散歩してくれて、息子を見かけると「元気かぁ?」と穏やかに声をかけてくれています。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2026年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:RIE.K
国文科を卒業し、教員免許を取得。OLをしていたが、父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄、多くの『ちょっと訳あり』な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。シングルマザーとして子どもを養うために、さまざまな仕事の経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地・職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。

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