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「熱波のせい」だけじゃない?メキシコ政府が夏休みを6週間前倒しした"もう一つの理由"

  • 2026.5.8

メキシコ教育省(SEP)のマリオ・デルガド長官は5月7日、2025〜26年度の授業を当初予定の7月15日より約6週間前倒しとなる6月5日に終了すると発表した。全国教育当局評議会(CONAEDU)の全会一致による決定で、幼稚園・小学校・中学校を含む全国の公立・私立校が対象となる。W杯開幕戦(6月11日)のちょうど1週間前に2,400万人超の児童・生徒が夏休みに突入するという、メキシコ史上でも異例の措置である。

公式説明は「熱波が主因」だが……

メキシコ紙『エル・フィナンシエロ』などの報道によると、デルガド長官はSNS上で「この変更は主に、現在および今後6〜7月にかけて続く記録的な熱波によるものだ。また、わが国でのW杯開催も理由の一つである」と述べた。メキシコ一部地域では気温が45度を超える状態が続いており、健康被害防止の観点も前倒しの大きな根拠となっている。授業短縮による学習への影響については、8月17〜28日に2週間の「学習補強期間」を設けて対応する方針で、長官は「学習指導要領の達成と生徒の学業向上は必ず保障される」と強調した。

市長も"便乗"、国を挙げての対応が加速

メキシコ市のクラウディア・ブルガダ市長は、開幕日の6月11日に学校とオフィスをリモートワーク推奨とする提案を行っており、国全体でW杯に対応しようとする動きが具体化している。今回の開催はメキシコにとって1970年・1986年に続く史上3度目のW杯ホスト開催であり、デルガド長官も「特別なイベント」と位置づけている。開幕戦のメキシコ対南アフリカ戦はメキシコ市のバンコルテ・スタジアムで行われる予定だ。

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