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ブルックリン発、日本人夫婦による味も缶も個性的なビール〈SALTFIELDS BREWING〉

  • 2026.5.13

日本に来て来て、あの店、このサービス!今回は、ブルックリン発、日本人夫婦による味も缶も個性的なビールをご紹介。

photo: Naoko Maeda / text: Azumi Hasegawa / edit: Hiroko Yabuki

ブルックリン発、日本人夫婦による味も缶も個性的なビール〈SALTFIELDS BREWING〉
BRUTUS

3つのポイント

1.NY初の日本人によるクラフトブルワリー。
2.カルローズ米を使ったライスラガーが人気。
3.寄席文字のビール缶もグッドデザイン。

ブルックリン発、日本人夫婦による味も缶も個性的なビール

ニューヨークで最近よく見かけるビールがある。ブルックリン在住の塩野夫妻が始めた、当地初の日本人によるクラフトブルワリー〈Saltfields Brewing〉だ。

再開発が進むブルックリン・ゴワナスの醸造所で契約醸造し、詰めたての缶ビールを自分たちでデリバリー。発売から1年足らずで市内のレストランやバー、小売店など取扱店は約150店舗に拡大。大手スーパー〈Whole Foods〉でも展開している。

レギュラー缶のほか、友人のアーティスト・倉田裕也(左)と佐藤貢一(右)の個展に合わせて、作った限定ラベルも。

ファウンダーの塩野裕樹氏は、とりわけ酒好きではなかったという。だがビールに目がない妻・優美氏に薦められて飲んだローカル産のクラフトビールの爽やかな喉越しに感動し、開眼。地元のブルワリーに飛び込みで掛け合い、雇われる形で一から醸造を学んだという。

麦芽をマッシュタンに入れる様子
麦芽をマッシュタンに入れ温水で糖化。濾過した麦汁を煮沸しホップを加える。
粉砕機にかける前の麦芽
粉砕機にかける前の麦芽。
SALTFIELDS BREWINGの塩野夫婦
「夢は自身のブルワリーを持つこと。日本料理も提供したい」と意気込む。
日本食店〈Tonchin〉のイベントの様子
ミシュラン掲載の日本食店〈Tonchin〉のイベントでビールをサーブ。

シグネチャーはカルローズ米を使ったライスラガー。20世紀初頭にカリフォルニアへ渡った日本人移民が広めた中粒種のジャポニカ米で、「自分たちの背景とどこか重なる気がした」と2人。ドイツ産ピルスナーモルトをベースに白麹を少量加えて醸造。ほのかな酸味が生まれ、クリーンな味わいだ。

「米麦酒」のロゴは書道家の友人による寄席文字。右肩上がりの線には商売繁盛の意味を込めた。「ビールを通して楽しいことがしたい」と熱く語る裕樹氏。友人のレストランやアートイベントでも提供するなど、その活動はコミュニティを中心に広がっている。


Information

SALTFIELDS BREWINGのロゴ
BRUTUS

SALTFIELDS BREWING

ソルトフィールズ・ブリューイング/ブランド名の由来は夫妻の苗字の英訳。ウィリアムズバーグの人気バー〈The Four Horsemen〉ではドラフト(生)
ビールが堪能できる。
Instagram:@saltfieldsbrewing

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