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【爆モテ男のトラウマ】「誰も中身を愛してくれない」すぐに女と別れるイケメンの孤独…モテる男は幸せなのか【作者に聞く】

  • 2026.5.6

ンズエステを舞台に、人の心に触れる物語を描く「メンエス嬢加恋・職業は恋愛です」。施術を通じて客の本音を見抜く加恋が、それぞれ事情を抱えた人たちに寄り添う人間ドラマだ。今回登場するのは、顔も仕事も完璧な“爆モテ”男性・茂手美輝。だが彼の恋はなぜか長続きしない。その理由と背景について、作者の蒼乃シュウ(@pinokodoaonoshu)さんに話を聞いた。

モテるのに満たされない恋

美輝はこれまで一度もフラれたことがなく、常に次の恋人がいる状態だという。しかし関係は長く続かず、わずかな違和感で別れを選んでしまう。「彼女のイヤな面を見てしまうと面倒になって、すぐに別れたくなってしまう」と語られるように、恋愛はどこか表面的なまま終わっていく。蒼乃さんは「モテる男は幸せなのか?」という問いを軸に、本作を描いたと明かす。

簡単に別れを繰り返し、深い関係になれない

恋人と別れてもすぐに新しい出会いがある環境は、一見すると恵まれているようにも見える。しかしその一方で、関係を深める機会を失っている可能性もあるという。

「『気にくわない』という小さな理由であっさり別れてしまっては、何も学べないのではないでしょうか」と蒼乃さんは指摘する。38歳になっても内面は少年のまま――そんな成長の停滞もまた、美輝の抱える問題の一つだ。

結局は似た者同士の引き寄せ合い!?

歴代の恋人たちは、美輝の容姿や年収に惹かれ、周囲に紹介したがる傾向があったという。その関係性はどこか打算的で、互いの内面に踏み込まないまま終わっていく。

「美輝自身が上っ面だけの恋愛を繰り返しているので、同じように上っ面だけを求める女性が寄ってくるのでしょうね。自業自得です」と、分析する蒼乃さん。外見や条件だけでつながる関係の危うさを浮かび上がらせている。

恋愛の足を引っ張る、幼少期の悲しい記憶

物語の中で、美輝の過去も明らかになる。幼いころ、母親は弟や妹にかかりきりで、自分は「お兄ちゃんでしょ」と甘えることを許されなかった。愛情を十分に受け取れなかった経験は、やがて人との距離の取り方に影響を与えていく。

「内面を知られそうになると逃げてしまうのでは」という加恋の言葉が、その核心に触れる。過去の感情と向き合わない限り、同じパターンは繰り返されるのだと示されている。

初めての失恋がもたらした変化とは?

加恋の助言を受け、美輝は初めて自分から関係を修復しようと動く。しかし返ってきたのは「復縁って無理だから!」という拒絶の言葉だった。初めて味わう失恋の痛みについて、蒼乃さんは「なるべく若いうちに大きな失恋を経験しておいた方がいい」と語る。「失恋はつらいですが、あとで振り返ると得るものも大きい」とし、成長のきっかけになる可能性を指摘する。

ラストでは「カッコ悪いオレもなんだか好きだってはじめて思えたんだ」と語る美輝。その変化が、今後の人生にどのような影響を与えるのか注目したい。

人との関係に悩むすべての人にとって、どこか心に引っかかるテーマを描いた本作。加恋のもとには、次はどんな“訳アリ”の客が訪れるのか。今後の展開にも期待が高まる。

取材協力:蒼乃シュウ(@pinokodoaonoshu)

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