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深夜2時、美容室からの異常通報→わずか3分間で金庫が盗まれていて…元警察官が見た、“昼間の防犯カメラ”に隠されていたヒントとは…?

  • 2026.6.2
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出典:photoAC ※画像はイメージです。

深夜に発報する異常警報は、機械の誤作動や人的ミスによるケースも少なくありません。

しかし、その中には本当に犯罪が起きている場合もあります。

本記事では、元警察官である筆者が実際に対応した美容室での窃盗事件を基に、「下見」の怖さと防犯対策について解説します。

美容室からの警報通報

深夜2時頃、警察へ1本の異常警報通報が入りました。

場所は美容室。センサーが反応し、警報が発報したという内容でした。

実は、こうした異常警報は、必ずしも事件とは限りません。

虫がセンサーへ反応したり、機械の故障、人が残っていたケースなど、“誤発報”も少なくないのです。

そのため、通報を受けた瞬間は「また金目のものは残していないだろうし、誤作動かな...」と感じていました。

しかし、それでも油断はしていません。最短距離で現場へ急行しました。

私は現場へ向かい、約3分で到着しました。

現場で見た“違和感”

到着すると、美容室の店内は真っ暗でした。

しかし、出入り口のガラスは割られ、引き戸が半開きになっていました。

このとき、警報は誤作動ではなく、侵入されたのだと確信しました。

店内を確認しましたが、人影はなく、声もしません。

たった3分の間に犯人は逃走していたのです。

その後、店内を確認すると、レジ下に保管されていた手持ち金庫がなくなっていました。

しかし、現場を詳しく調べると、不自然な点がありました。

店内には目立った物色跡がほとんどなかったのです。

荒らされた形跡も少なく、足跡を確認すると、犯人は出入り口から真っ直ぐ金庫の場所へ向かっていました。

つまり、“最初から金庫の場所を知っていた”可能性が高かったのです。

防犯カメラに映っていた“下見”

防犯カメラを確認しながら従業員へ話を聞く中で、1つ気になる情報が出てきました。

事件当日の昼間、男性客が店へ来て、「今日は空いてますか」とだけ聞いて帰っていたというのです。

従業員はその時、特に不審には感じなかったと話していました。

しかし、防犯カメラを確認すると、その男はレジまわりをくまなく見回すような動きをしていました。

後日、この事件はプロの窃盗団による犯行だったことが分かりました。
おそらく犯人は、昼間に客を装って店へ入り、従業員の動きや金庫の位置を確認していたのでしょう。

だからこそ、深夜に侵入してから、わずか3分ほどで金庫を持ち去ることができたのです。

犯人は“普通の客”として下見に来ることがある

この事件で強く印象に残っているのは、「犯人は最初から怪しい格好で来るわけではない」ということです。

普通の客を装い、自然に店へ入り、店内の構造や金庫の位置、人の動きを確認している場合があります。

もちろん、すべての来店客を疑う必要はありません。

しかし、防犯の観点では、

  • 金庫を見える場所へ置かない
  • 閉店後、レジに現金を残しすぎない(できれば空にする)
  • 売上金はお店に保管せず、持ち帰る

といった対策も重要になります。

日常で紛れ込む違和感に気づけることが大事

異常警報は誤作動で終わるケースも少なくありません。

しかし、その裏で本当に犯罪が起きていることもあります。

そして犯人は、時に“普通の客”として下見に来ています。

日常の中に紛れ込む違和感へ気づけるかどうかが、防犯では重要なのかもしれません。


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