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静岡・熱海で「昭和レトロ」なホテルと温泉の旅。まち歩きの人気スポットも紹介

  • 2026.5.1

今、「昭和のレトロな雰囲気が体験できておもしろい」と、若者らを中心に人気を集めているのが、静岡県熱海市。JR熱海駅へ降り立つと、休日はもちろん平日も多くの旅行客でにぎわっている光景に、まず驚かされる。その熱海のシンボルとして長年君臨する宿泊施設「ホテルニューアカオ」、そして、熱海観光でまずどこを訪れればよいのかなどを併せて紹介する。

熱海の街並みや海水浴場を「ホテルニューアカオ」から望む
熱海の街並みや海水浴場を「ホテルニューアカオ」から望む

熱海駅前に展示されている、かわいい汽車

熱海は昔から温泉保養地で知られる。特に近年は「首都圏から気軽に行ける旅先」「車がなくても楽しめる」「街がフォトジェニック」など、その人気が復活している。東京都心から熱海まで、東海道新幹線で約45分、JR東海道線で2時間弱。熱海駅を出て商店街方面へ向かう途中、小さな汽車が目に止まる。

JR熱海駅と商業施設「ラスカ熱海」の前に軽便鉄道(左)が保存・展示されている
JR熱海駅と商業施設「ラスカ熱海」の前に軽便鉄道(左)が保存・展示されている

これは、明治末期から大正時代にかけて小田原~熱海間を結んでいた軽便鉄道で、志賀直哉の小説にも「へっつい機関車」として登場する。その7号機が保存、展示されている。

熱海のシンボル「ホテルニューアカオ」で“昭和レトロ”滞在

JR熱海駅前から「ホテルニューアカオ」まで、無料送迎バスが運行されている。本数も多くて便利。乗ると10分ほどで、ホテルに到着する。

「ホテルニューアカオ」のオーシャン・ウイング入口
「ホテルニューアカオ」のオーシャン・ウイング入口

ホテルニューアカオは、断崖絶壁と海の景勝地「錦ヶ浦」にそびえ建つ、熱海の名物ホテルの1つ。1973年(昭和48年)開業のホテルニューアカオでは、昭和期の面影が館内の随所で感じられる。

オーシャン・ウイングのフロント・ロビー部分。近年リニューアルされた
オーシャン・ウイングのフロント・ロビー部分。近年リニューアルされた

海に面したオーシャン・ウイングは、フロント・ロビー部分を近年リニューアル。シャンデリアや窓など昭和期の重厚な雰囲気はそのままに、より快適に利用しやすい雰囲気となった。

ホテル入口からまずここへ足を踏み入れると、昭和レトロさが直に感じられ、旅行のテンションが上がること間違いなし。大きな窓から、海や熱海の街などもよく見える。

ホテルニューアカオの客室は全室オーシャンビュー。画像はホライゾン・ウイングのデラックスキング
ホテルニューアカオの客室は全室オーシャンビュー。画像はホライゾン・ウイングのデラックスキング

客室は、海側のオーシャン・ウイングと山側のホライゾン・ウイングを合わせ、和室と洋室そして和洋室など10タイプある。全室オーシャンビューで、窓から見える海の景色が特に素晴らしい。

また、客室備え付けの館内着のまま館内で利用でき(※)、お茶請けにホテルニューアカオのスイーツが置いてあるのもうれしい。Wi-Fiも完備している。※一部施設を除く

3つある温泉で湯めぐり、圧巻の豪華ダイニングも

熱海と言えば、温泉。ホテルニューアカオには、館内に温泉が3カ所もある。しかも、それぞれ源泉が異なり、滞在中に何度でも入ることができて「湯めぐり」も楽しめる。

インフィニティ露天風呂がある温泉「スパリウムニシキ」では、まるで海と一体化したような体験ができる。また、海を眺める露天風呂と内湯に檜風呂がある「彩海」、海までたった5メートルで波の音と潮風を直に感じながら湯を楽しむ「波音」もまたいい。

広大な海を望むインフィニティ露天風呂がある「スパリウムニシキ」 画像:ホテルニューアカオ
広大な海を望むインフィニティ露天風呂がある「スパリウムニシキ」 画像:ホテルニューアカオ

さらに、2027年2月には、イタリア・ローマのテルマエを彷彿とさせる、高い天井が特徴的な大浴場が新たにオープンする予定。令和のニーズに合わせてサウナや水風呂も備え、ホテルニューアカオの新たな魅力として話題となりそうだ。

一方、宿泊とともに料理も楽しめる。オーシャン・ウイングにあるシアター型レストラン「メインダイニング錦」は、ホテル開業当初の雰囲気そのままに、豪華な内装や大きな窓から見える岸壁や海などに圧倒される。ランチ営業では、熱海ならではの海の幸を使う和食から自家製ハンバーグやオムライスといった洋食まで、ハーフビュッフェスタイルで味わえる。

開業当初から受け継がれるシアター型レストラン「メインダイニング錦」
開業当初から受け継がれるシアター型レストラン「メインダイニング錦」
ホテルニューアカオのオリジナルグッズで人気上位の「たまごぼーろ」
ホテルニューアカオのオリジナルグッズで人気上位の「たまごぼーろ」

さらに、館内にあるショップで土産として買えるホテルのオリジナルグッズが人気という。クラシックロゴTシャツ、オリジナルトートバッグ、ボールペンなどあり、ホテルのバスとしては国内唯一というトミカ(※)も。※(C)TOMY 「トミカ」は株式会社タカラトミーの商標登録です

昭和世代に定番のお菓子「たまごぼーろ」や温泉まんじゅう、オリジナルロゴクッキーなども。ホテル滞在の、また熱海の土産にもおすすめだ。

雨の日も安心!「商店街」で食べ歩きと源泉巡り

ホテルと熱海駅を往復する無料送迎バスを使えば、熱海観光も簡単。まず、熱海駅すぐの「熱海駅前商店街」には「平和通り」と「仲見世」の2つがあり、特に、雨の日など外を歩くのが厳しいとき、屋根がある商店街で楽しめるのはありがたい。

熱海駅からすぐの場所にある「熱海駅前商店街 平和通り」
熱海駅からすぐの場所にある「熱海駅前商店街 平和通り」

土産店や干物店、饅頭屋、レストラン・喫茶店(カフェ)などが軒を連ねる。その中で最も人気なのが「温泉まんじゅう」で、蒸したてをその場で買って食べる、箱詰めをお土産で買うのもいい。

熱海名物「温泉まんじゅう」はいくつかの店舗で販売されている
熱海名物「温泉まんじゅう」はいくつかの店舗で販売されている

行列が絶えない定番人気の「熱海プリン」、磯揚げの串やフルーツサンドなどもあり、食べ歩きが楽しい。今どきのショッピングモールでなく、「商店街」というのもなんとも昭和らしく、活気に満ちている。

また、熱海に多い坂道の所々で湧き出る湯気、「熱海七湯」の源泉巡りも楽しい。熱海を歩きながら温泉情緒が感じられていい。

熱海の街中に湧き出る源泉「熱海七湯」の1つ、「風呂の湯・水の湯」
熱海の街中に湧き出る源泉「熱海七湯」の1つ、「風呂の湯・水の湯」

熱海の海と歴史のスポット。城に登ると絶景も

定番中の定番スポット「熱海サンビーチ」は、昔から夏は海水浴場としてにぎわい、年十数回実施される「熱海海上花火大会」の会場でも知られる。歩行者用のサンデッキは晴れた日に散策すると、海からの風が心地いい。

ここには、熱海が舞台となった尾崎紅葉の小説『金色夜叉』にちなんだスポット「お宮の松」がある。小説のなかで、主人公の間寛一とお宮が熱海海岸で別れた場面の舞台となったのがここだといわれている。今ある松の木は実は2代目。そばにある「寛一・お宮の像」も、熱海観光では定番だ。そばの「ジャカランダ遊歩道」では毎年5月から6月にかけ、日本では珍しいジャカランダの美しい紫色の花が咲く。

2代目「お宮の松」(中央)と、その奥にある「寛一・お宮の像」
2代目「お宮の松」(中央)と、その奥にある「寛一・お宮の像」

ほかに、長寿のパワースポット「來宮神社」、国宝3件、重要文化財67件を含む、絵画や彫刻など約3500件を所蔵する「MOA美術館」、熱海市街や相模湾など360度パノラマ絶景が楽しめる「熱海城」なども。

「熱海城」は熱海駅からバスで約15分。山麓の後楽園からロープウェイでも行ける
「熱海城」は熱海駅からバスで約15分。山麓の後楽園からロープウェイでも行ける

熱海城は、ホライゾン・ウイングの玄関から歩いて15分ほど。実はホライゾン・ウイングの屋上に隣接しており、2026年12月ごろにホテル宿泊者専用アクセスルートが整備予定で、これができると非常に便利になる。

「昭和レトロ」な熱海に点在する数々の観光スポット、そして、熱海で最も昭和期の雰囲気が感じられるホテル。合わせて訪れれば、より充実した熱海の旅となるだろう。

ホテルニューアカオ

住所:静岡県熱海市熱海1993-250

アクセス:JR熱海駅からバスで約10分※無料送迎バスあり

取材・文・写真=シカマアキ

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