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1回数万円のギャラ飲み→「おごられて当然」傲慢になった美女大生が25歳で迎えた限界。夜の街の予想外な展開【作者に聞く】

  • 2026.5.1
『人生もっとうまくやれたのに 港区女子の絶望と幸せ』004 画像提供:(C)うみの韻花/KADOKAWA
『人生もっとうまくやれたのに 港区女子の絶望と幸せ』004 画像提供:(C)うみの韻花/KADOKAWA

若さと美しさを兼ね備えた女性が集まる「ギャラ飲み」。高収入の男性たちにおごられ、お金で買ったステータスが自己価値と結びつく世界だ。しかし、その輝きは永遠に続くわけではない。『14歳で整形した私 「ブス」の呪いから解けて自分を好きになる日まで』で漫画家デビューを果たした、うみの韻花(@umino_otoka)さんの新刊『人生もっとうまくやれたのに 港区女子の絶望と幸せ』を紹介するとともに、本作の制作秘話を聞いた。

『人生もっとうまくやれたのに 港区女子の絶望と幸せ』005 画像提供:(C)うみの韻花/KADOKAWA
『人生もっとうまくやれたのに 港区女子の絶望と幸せ』005 画像提供:(C)うみの韻花/KADOKAWA
『人生もっとうまくやれたのに 港区女子の絶望と幸せ』010 画像提供:(C)うみの韻花/KADOKAWA
『人生もっとうまくやれたのに 港区女子の絶望と幸せ』010 画像提供:(C)うみの韻花/KADOKAWA
『人生もっとうまくやれたのに 港区女子の絶望と幸せ』011 画像提供:(C)うみの韻花/KADOKAWA
『人生もっとうまくやれたのに 港区女子の絶望と幸せ』011 画像提供:(C)うみの韻花/KADOKAWA

美しさと若さをお金に換える「港区女子」のリアル

学費と生活費を稼ぐことで精一杯な主人公の美春は、「自分に投資をする」周囲の女子大生が輝いて見えた。そんなとき、「大学のミスコンに出て」と声をかけられたことで人生の転機をつかむ。若さと美しさを武器に港区のギャラ飲みに参加できるようになり、飲むだけで数万円が手に入る世界にのめり込んでいく。

うみのさんがギャラ飲みの世界を知ったのは、数年前のネットニュースがきっかけだった。「私は夜職の経験はありますが、『ギャラ飲み』の経験も港区で働いた経験もありませんでした。あとがきにも書いてあるのですが、面接で落ちました(笑)」と明かす。

「リアルな実態を調査するために、元港区女子の方を探し何度も取材してシステムや実体験を調査しました。港区女子が好むブランド品や服装もリサーチして漫画に取り入れています。『嘘っぽい』と思われないように、大学へ1人で見学に行き主人公の疑似体験をするなど、細かいところまでリアリティを追求しました」

心が歪んでいく様を丁寧に描くキャラクター造形

美春が港区女子に染まり、金銭感覚が壊れていく過程も本作の肝である。「嫌われるキャラにならないように、第1章や第2章あたりで美春の葛藤や苦悩する描写をしっかり描き、少しでも読者さんが共感や同情などできるよう構成しました」と語る。

「第3章以降は、美春の目のハイライトの数を徐々に減らしていってます。年齢を重ねたり整形をするたびに顔の比率を微妙に変えたり、身につけるファッションやアクセサリー、ブランド品や小物もこだわって描きました!」

自身の経験を投影した「もう1人の私」からのメッセージ

主人公のキャラクターは、自身の経験から着想を得ているという。「もともと私が田舎出身で、上京して理想と現実のギャップに突き当たったり、お金を稼ぐことで傲慢になり、本来の目標を見失い、若さという勢いで生きてきた時期がありました。それを主人公に投影させているので、ある意味彼女は、『存在したかもしれないもう1人の私』なのです」

お金で人生が変わる体験が当たり前になった美春。若さを失ったその先にあるものとは。最後に読者へのメッセージをもらった。

「いつも温かい応援をありがとうございます!皆さまのおかげで、こうして描き上げることができました。制作に1年半を費やし、主人公と感情を一体化させて魂を込めて描いた作品です。皆さまにとって、ふとまた読み返したくなるような、そんな1冊になればうれしいです」

取材協力:うみの韻花(@umino_otoka)

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