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この春から育てたい!【ラベンダー】栽培を成功させる「温・湿・日」の三原則とは?

  • 2026.4.29

この春から育てたい!【ラベンダー】栽培を成功させる「温・湿・日」の三原則とは?

「いつかは育ててみたい」憧れのラベンダー。今春、挑戦したいあなたをプロがサポートします。ここでは失敗しない環境づくりについて解説。さわやかな香りと紫の彩りを楽しみましょう。

監修
柴田忠裕さん

新潟大学大学院修了後、千葉県農林総合研究センターに30 年勤務。コニファーの特性解明や屋上緑化用「マット植物」の開発に携わる。
現在、千葉県園芸協会種苗センター長、ジャパンハーブソサエティ(JHS)理事長、花卉懇談会長、佐倉ハーブ園長。
大学講師や『コニファーガーデン』(NHK 出版)など、著書も多数。

ラベンダー栽培を成功させる「温・湿・日」の三原則

ラベンダーといえば香りの女王ともいわれ、みなさんもよく知っている「イングリッシュ系」と、近年、園芸店でも人気の愛らしいフォルムが魅力な「フレンチ系」の大きく2つに分かれます。そしてどちらの栽培でも大切なのは、「温・湿・日」の三原則です。

ラベンダーは高温多湿がとにかく苦手。地温の上昇を抑えるため、株元をバークチップでマルチングしたり、空気の層を設け熱を遮断する二重鉢での栽培が効果的です。そして、過湿は最大の敵。「排水性」と「通気性」がラベンダー栽培の成功の分かれ道にもなりますので、ここで紹介する環境づくりをぜひ参考にしてください。

最後に、ラベンダーは日光が大好きな植物です。日当たりのよい場所で育てることで、香りが強まり、ふっくらとしたシルバーリーフへと仕上がります。ただし、真夏の西日だけは避けてあげると安心ですね。この三原則を意識するだけで、ラベンダーの表情は驚くほど豊かになりますよ。

ラベンダー栽培の基本の流れは、植える場所を決める→除草→排水性を改善する。さっそく品種を選んで始めましょう。

環境づくり

ラベンダー栽培を成功させる最大のカギは、自生地に近い環境を再現することです。特に大切なのが、湿気を嫌う性質に合わせた「排水性のよい場所」づくり。土壌の通気性を高め、排水性を改善するひと工夫が、ラベンダーがストレスなく育つ大切な環境です。

地面を一段高くして排水性を劇的に改善【レイズドベッド】


地植えする場所を決めたら雑草を取り除き、スコップでブロックを埋めるために土を6cm ほど掘り起こす。


掘った溝に沿ってブロックを垂直に並べる。このとき、ブロックの面がきれいにそろうよう意識して配置する。


一列に並べ終えたら、コーナー部分にもブロックをひとつ埋め込む。これで枠組みの強度がぐんと高まる。


ブロックの表側に土を寄せ、しっかりと押し込むようにして固定する。同様に、裏側もしっかりと土で固めて安定させる。


枠組みがしっかりと安定したら、新しい土を入れる。仕上げに、花壇の表面が平らになるようていねいに土をならして整える。


土がきれいに整ったら、花壇の完成。苗を植えつけたあとは、仕上げにバークチップでマルチングを施すとよい。

斜面地もよい

水が停滞せず自然に流れ落ちる斜面地への植えつけも理想的!


植えつけ場所が決まったら、除草し、新しい培養土と消石灰を均一に散布。土としっかりなじませるように混ぜ込む。


苗を植えつける。


3月に植えつけた苗が12月にはこんなに成長した。

撮影/柴田和宣

※この記事は『園芸ガイド』2026年春号の記事を、WEB用に再編集したものです。

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