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フォレストが『ルートンのファン』と批判した審判——2年後、プレミアリーグが下した異例の判断とは

  • 2026.4.30

プレミアリーグの審判を務めるスチュアート・アットウェルが、ノッティンガム・フォレストの試合から2年以上にわたって排除され続けている実態が改めて注目を集めている。きっかけはアットウェルがVARを担当した2024年4月のエバートンvsフォレスト戦だ。フォレストは敗戦後にクラブ公式Xで「VARがルートン・タウンのファンだと事前にPGMOL(審判統括機関)へ警告したが、変更されなかった」と投稿。この一件以来、アットウェルはフォレストの試合で一切の役職を担っていない。問題はその後も収束せず、今年1月のFAカップ・レクサムAFC戦では第4審判として予定されていたにもかかわらず、説明なしにダレン・イングランドへ交代させられた。

「VARを3度無視された」フォレストが主張した"降格の天王山"

英メディア『Sky Sports』の報道によると、問題の試合はフォレストが2-0で敗れたエバートン戦で、降格争いの「6ポイントゲーム」と位置づけられていた。フォレストは相手DFアシュレイ・ヤングによるファウルやハンドの疑いがある3場面でPKを主張したが、いずれもアットウェルのVAR判定で退けられた。クラブはXに「3つの極めて不当な決定——与えられなかった3本のPK——は絶対に受け入れられない」と投稿し、その後削除。この行為に対して英サッカー協会(FA)はフォレストを「前例のない規模での審判の誠実性への攻撃」として提訴し、75万ポンド(約1億4,000万円)の制裁金と警告処分を科した。

ガリー・ネヴィル「クラブの歴史に泥を塗った」2年後も続く"締め出し"

当時この投稿を「恥ずべき声明だ。クラブの誇りある歴史に泥を塗った」と批判したのが、スカイ・スポーツで解説を務めたガリー・ネヴィルだ。『The Athletic』がPGMOL関係者に確認したところ、アットウェルがフォレスト戦から外され続ける理由は2年前のこの一件に直接起因しているという。ただし、その決定がアットウェル本人の要望か上層部の判断かは明らかにされていない。アットウェルのケースは特異ではなく、マーク・クラッテンバーグが2007年のマージーサイド・ダービーをめぐりグディソン・パークでの試合を6年間担当できなかった前例もあり、審判の中立性を巡る問題として議論が再燃している。

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