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「忙しくて構ってくれなかった」と夫が浮気…私が悪いの?これから「言葉」で向き合うこととは

  • 2026.4.29

はーい皆さん、ごきげんよう!満島てる子です。

突然ですが皆さん、この世の中は残酷だと思いませんか?

ここしばらくの国際情勢の不安。
その影響も受けるかたちで、社会全体にはびこる不景気感。
にも関わらず、日常はあいも変わらず進んでいってしまうわけで。

やらなきゃいけないことは盛りだくさんな中、それをなんとか無事こなし切れたと思ったら、まさかの伏兵現わるというか。
近しい人に裏切られるようなことも、割とザラにあったりして。

Sitakke
ライター・満島てる子

…え?何病んでるんだって?
いや違うの。今回もらったお手紙の内容があまりに悲しくてね。
そこから色々考えてたら、ちょっと厭世的な気持ちにこちらもなっちゃったというか。

どんな内容なのか、早速紹介させてください。

読者からのお悩み「夫がマッチングアプリで浮気。『忙しそうで構ってくれなかった』と言われてしまい…」

Sitakke
Sitakke

あーもう。
何度読んでも悲しい。悲しいよ。
「からあげ定食マスター」さん、メッセージありがとうね。
そして、大丈夫?あなたのメンタルが、あたしは今一番心配です。

切ないことに、人間の気持ちって変わらない、安定したものではどうやらないみたい。
誰かを好きという感情も、時の流れとともに移り変わって、消えたり変質したりする。

なんなら結婚をしたからといって、他に好きな人ができてしまったりすることもやはり現実としてあるし(先日の「ダブル不倫」 とかもその一例かもね)、それ自体は妨ぎようがなく、責めることも難しい。

けれども。
パートナーとして、家庭を続けていくために「からあげ定食マスター」さんが日々苦労をする一方、単に 「忙しくて構ってくれなかった」 なんていう幼稚な理由で、マッチングアプリで事を致すお相手さん。
あまりにもひとりよがりすぎるよね。

車を見つけたとき、そしてスマホの通知を見つけたときの「からあげ定食マスター」さんの心情を考えると、きっと身を切られるような辛さだったのではないかと、あまりのことにあたしは今、同情を禁じ得ないでいます。

つらすぎるよね…

Sitakke

だってさ、 じゃあ言えよ ってなるよね?
「構ってほしい」ぐらい言葉に出せるでしょうに。口ってもんがあるんだから。

もしかすると、共働きだったりもするのかしら。
そうなると確かに、仕事・子育て・家事の分担も大変になるだろうし、お互いゆったりした状態で一緒に過ごすような、スキンシップの時間を確保することも、なかなか頻繁にはできないかもしれない。

でも、人生をともに歩むパートナーなんだから。
対話して、話し合って、状況を変えていくことはできるはずよね。

なんならきっと、そんな言葉によるコミュニケーションを通じて、育児や家計といった大事な話題などを、「からあげ定食マスター」さんごふうふは少なからずこれまでも、決めたり変えたりしてきたはず。

もっと言えば、そもそも結婚するかどうかということも、互いの合意形成を行なった上でのことなわけで。
そんな2人の歩みをひっくり返しかねないようなお相手のいいわけ。
ひどいなぁと思います。

なんだろうね。時々いるじゃない?

誰かと性的行為であったり、身体的接触を伴うスキンシップをかなり積極的に行わないと、自分の輪郭というか、おのれの存在そのものが根本的に保てなくなってしまう人。

それが悪だと断じたいわけではないんだけれど、そうしたタイプの方って、ともすると確たる伴侶がいるにも関わらず、その相手のこころと向き合う手順をすっ飛ばして、また別の人との浮気であったりリスキーな出会いに身を任せてしまうことが、ままあるような気がするのよね。

「からあげ定食マスター」さんのパートナーさんが、その手の人かはわからないけれど。

スマホの画面なんて同じ生活空間にいたら、家族に見えるリスクなんて腐るほどあるだろうに、マッチングアプリを気安くインストールして活用してしまったりするあたり。

性に関する欲求であるとか、ロマンティックな感情を抱きうる相手に構ってもらいたいという気持ちが、自分ではどうしても抑えられない性分なのかなぁとは、勝手に想像してしまったりするんだよなぁ。

と、相談者さんの結婚相手についても、色々な妄想をしてしまいつつなのですが。

何よりも、もしあたしが今回の事態の当事者だったら、絶対につらくて耐えられないだろうなぁという気持ちが、どうしても先行するわけで。

「からあげ定食マスター」さんの目下の苦しみといったらいかばかりかというのを、真剣にあたしは今回心配しているのでした。

あたしなりのAnswer

Sitakke

さて、「からあげ定食マスター」さん。

あなたは殊勝にも「これって、私が悪いのでしょうか」と質問してくださいましたよね。
これにはもう、単純明快に回答させてもらいたい。 あなたは1ミリも悪くない。

もちろん、あなたのお相手さんは「もっと自分と一緒にいる時間を作ってよ。ケアしてよ」なんて、不満を抱いていたりはするのでしょう。

でも、ではそれがゆえにあなたが悪いのかというと、それは違う。

むしろその感情を言語化して、「からあげ定食マスター」さんに伝えようとしていない、パートナーさん側の怠慢にあたしは怒りを感じる。

あなたは、 自分のことを絶対に自分で責めないでほしい。

正規雇用として働いていることも、そこに子育てと家事を両立させようとしていることも、全てすばらしいと思います。

この日本は、ジェンダーギャップの激しい国です。

こと女性となると「夫を支える時間を取るようにすべき」「家庭の中での様々なケアを中心的に引き受けられる余裕がなければダメ」なんて、旧式の価値観を押し付けられることも少なくないでしょうし、ともするとそれを内面化して苦しんでいる人とも出会います。

でも、女性だけが呪いかのように家庭の諸事を一手に引き受けるいわれは、本来無い。
「からあげ定食マスター」さんの場合だってもちろんそう。

だからどうか自分のことを、もう今後は悪いだなんて考えないでください。

それにしても、やはりあたしとしても気になるし、「からあげ定食マスター」さん自身も憂慮しているであろうのは、お相手とのこれからですよね。

どうなのかな。
一旦は婚姻関係は続けていくという結論が、2人の間では出たのかしら。

おそらく、こちらにはあずかり知らぬやり取りが、実際にもうすでになされているとは思いつつなのですが。

もしそこにまだ一言添えられるとしたなら、あたし「からあげ定食マスター」さんには、ぜひお相手さんとスキンシップに関する約束をなにがしか作り、それを一緒に適宜アップデートしながら進んでいくというのを、おすすめしたいなと思います。

(もし離婚や別居といった選択肢を選んでいた場合も、それはそれで応援したいわ。あなたらしく人生を歩むことが、何より最優先だもの)

人間には「言葉」があるから

Sitakke

触れ合いの時間の頻度や尺、その内容。

気恥ずかしいかもしれませんが、そこについて可能な限り細部まで話し合い、互いが納得の上で「こうしようね」と決めておく。
そしてそれをそれぞれが遵守しつつ、時にはあり方を見直すべく、定期的に話し合う。

これがきっと、「からあげ定食マスター」さんとお相手さんのこれからを、風通しのよいものに変えていってくれるはず。

マッチングアプリに手を出すなんていうリスクも軽減できるし、何よりそうやってコミュニケーションを積み重ねながら前進していくというのが本来の「ふうふ」。

信頼関係をもう一度作っていくという意味でも、大切な取り組みになるんじゃないかしら。

(それでもアプリを使ってたりしたら、そんな旦那はクソ男。さっさと捨てちまいな!とお伝えしたいわ)

一度起こってしまった事実は、もう取り消せません。
あなたのパートナーの浮気は、すでにそんな事実になってしまっている。

けれども、その事実を前提とした上で、では未来に向かってどうするかを考え、話し合っていけるというのが人間の良いところ。

その良さを、あなたにはどうか今後、存分に味わい尽くしてもらいたい。
それが、あなた自身のこころも、きっと救ってくれるはずだから。

「からあげ定食マスター」さんが、からあげ定食のみならず(笑)、誰かと言葉を交わしながら将来を切り開くことのマスターにもなっていってくれるよう。
すすきのの端っこから、あたしはあなたのことを今後も応援し続けていますよ。

悲しみなんかに負けるな!がんばれーい!

ま・と・め♡

というわけで、今回は浮気されるということについて考え、自分なりに文章を紡いでみました。
いや正直、最初このお手紙もらったときは、本当に「こんな辛いことある!?」ってびっくりしちゃったのよね。人生って残酷なものだよなぁと再認識。

でも、そんな残酷な状況からもう一度立ち上がっていけるように、天が与えてくれた道具が 言葉 なんじゃないかって、あたし割と真剣にそう思うのよね。

これからも、様々な人たちのお悩みと向き合いながら、言葉を生かし、言葉によって生きていくことについて、もっともっと言葉自体で伝えていければなと、今回でこころを新たにしました。

次はどんな話題について、言葉を紡ぐことができるのかしら。楽しみだわぁ。
皆さんも応募フォームから、どしどしあなたの言葉、送ってみてくださいね。

ではでは今日はこの辺で。Sitakkeね〜!

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文:満島てる子
イラスト制作:VES
編集:Sitakke編集部あい
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満島てる子:オープンリーゲイの女装子。北海道大学文学研究科修了後、「7丁目のパウダールーム」の店長に。 2021年7月よりWEBマガジン「Sitakke」にて読者参加型のお悩み相談コラム【てる子のお悩み相談ルーム】を連載中。お悩みは随時募集しています。

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