1. トップ
  2. 『国宝』で鮮烈に輝いた“注目の若手女優”「間違いなく大物になる」「色気ダダ漏れ」“比類なき”朝ドラヒロイン

『国宝』で鮮烈に輝いた“注目の若手女優”「間違いなく大物になる」「色気ダダ漏れ」“比類なき”朝ドラヒロイン

  • 2026.5.26

どんな作品でも、その人にしか宿らない固有の輝きが観る者の胸の奥まで届く――。技術や熱量だけでは語り切れないその異彩こそが、作品に深い刻印を残す俳優の証でもあります。今回は"異彩を放つ名俳優"をテーマに、5名をセレクトしました。本記事では、見上愛さんをご紹介します。日本大学芸術学部で河合優実さんと同級生として出会い、邦画実写歴代1位を記録した映画『国宝』で圧倒的な存在感を放ち、2026年放送のNHK連続テレビ小説『風、薫る』ではW主演を務める彼女の軌跡とは――。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

日大芸術学部で始まった女優の道

undefined
競馬小倉 第58回 小倉記念 プレゼンター 見上愛   (C)SANKEI

2000年10月26日、東京都生まれの見上愛さん。高校時代は演劇部に所属、演出家を目指して日本大学芸術学部演劇学科に進学しました。その後ワタナベエンターテインメントスクール通所を経て2019年、ドラマ「ボイス 110緊急指令室」で俳優デビューを果たします。

日本大学芸術学部演劇学科は演じることよりも演出に興味を持って進んだ道でしたが、入学式当日、凛とした佇まいで目立っていた女性に見上さんは思い切って声をかけました。「すいません、友達になってください」――その相手が、河合優実さんだったのです。ふたりは後日、大学帰りに一緒に担々麺を食べに行ったり、お茶をしたりするうちに距離を縮め、すぐに意気投合したといいます。

河合優実さんは近年の映画・ドラマで国内外の批評家から高い評価を受け、日本の演技シーンをけん引する若手女優として大きな注目を集める存在です。2024年6月にフジテレビ系「ボクらの時代」でこの入学式エピソードが明かされると、その意外な出会いに驚く声が相次ぎ、大きな話題を呼びました。

邦画実写歴代1位を塗り替えた映画『国宝』――芸妓・藤駒が宿した、凛と儚い存在感

2025年6月6日に公開された映画『国宝』(監督:李相日)は、吉沢亮さんが主演を務め横浜流星さんが共演した大作です。興行収入200億円越・観客動員数は1,415万人超え、邦画実写の歴代1位という記録を塗り替えました。

見上愛さんが演じたのが、京都の花街に生きる芸妓・藤駒。まだ無名だった歌舞伎俳優・喜久雄(吉沢亮)の才能をいち早く見抜き、2番目の立場を覚悟しながら子をひとりで育て上げ、その傍に寄り添い続けた女性です。10代の藤駒から30代の藤駒まで同一人物を一人で体現するという挑戦に加え、役作りとして日本舞踊・三味線・舞妓や芸妓の所作を徹底的に習得したそうです。花街に生きる女性の気品と哀愁、独特の色気を全身で表現した見上さんの演技は、公開後に大きな反響を呼びました。

公開後のSNSには「唯一無二の女優」「素敵な女優さん」「間違いなく大物になる」「とんでもなく美しい」「色気ダダ漏れ」といった称賛の声が続々と寄せられました。

朝ドラ『風、薫る』――明治時代のトレインドナースとして体現する"強さと迷い"

2026年3月30日から放送が始まったNHK連続テレビ小説第114作「風、薫る」で、見上愛さんは上坂樹里さんとともにW主演に抜擢されました。朝ドラ初出演・初主演となる今作は、全26週130回という長期連続作です。

原案は田中ひかるさん著『明治のナイチンゲール 大関和物語』。原作と脚本は吉澤智子さんが担当しました。見上さんが演じる主人公・一ノ瀬りんは、明治時代に正規の訓練を受けた看護師(トレインドナース)として歩み、上坂樹里さん演じる大家直美とバディを組んで成長していく女性です。

共演する小林虎之介さんは、見上さんの演技について、りんの父・信右衛門(北村一輝)がコロリで亡くなる場面を挙げ、「また、間違えてしまった」と泣き崩れるりんの姿に、

すごく衝撃を受けました…このドラマは大丈夫だ。絶対に、いいドラマになる出典:『「風、薫る」小林虎之介(りん[見上愛]の幼なじみ・虎太郎役)「恋愛要素が絡む役柄、実は初めてなんです!」』ステラnet(2026年4月3日配信)

と感じたことを明かしていました。

さらに「彼女はとても器用で、パッとスイッチを入れられるタイプ」とも表現し、長期連続作の主演に求められる安定感と瞬発力の両立を証言しました。

異彩を放ち続ける表現者・見上愛

花街の所作を全身で習得して表現した映画『国宝』の藤駒、明治の看護師として時代を生き抜く連続テレビ小説『風、薫る』の一ノ瀬りん――。作品ごとに異なる空気をまといながら存在感を放つ彼女の演技は、これからさらに深みを増していくでしょう。次はどんな役柄で新たな表情を見せてくれるのか、今後の活躍から目が離せません。

※記事は執筆時点の情報です

の記事をもっとみる