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「みんなで産もうよ赤ちゃん」女子高生の“集団妊娠計画”【驚きの実話】をもとに描いた強烈作「すごい映画を作ったな…」

  • 2026.7.5
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ドラマイベント 武田梨奈   (C)SANKEI

当たり前だと思っていた常識や価値観が激しく揺さぶられる作品。法律の限界や現代社会の不条理、そして人間の奥底に潜む本性を剥き出しにする物語が、これまでも視聴者に強烈な葛藤と問いを投げかけてきました。今回は、そんな“倫理観を刺激する作品”5選をセレクトしました。

本記事では第4弾として、ある事件をきっかけに、人間の善悪や正義とは何かを問いかける話題作をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“倫理観を刺激する作品”映画『リュウグウノツカイ』

  • 作品名(配給):映画『リュウグウノツカイ』(スラッシュ)
  • 公開日:2014年8月2日

あらすじ

開発工事による漁業不振に揺れる小さな漁師町で、女子高生の真姫(寉岡萌希)は、大きな工事船が浮かぶ海をひとり見つめていました。不漁の影響で家庭が崩壊した真姫に対し、工事側で働く親を持つ孝子(佐藤玲)は複雑な後ろめたさを抱いており、グループのリーダーである幸枝(武田梨奈)がそんな2人の関係を繋ぎ止めようとしていました。

ある朝、日課の水質調査を行っていた少女たちの前に、謎めいた深海魚「リュウグウノツカイ」が姿を現します。豊漁と災いという両極端な言い伝えを持つその魚の出現と時を同じくして、3年前に上京した同級生の千里(樋井明日香)が町に帰ってきました。日常の中に得体の知れない不思議な衝動を感じた真姫は、閉ざされた環境を打開するために、仲間たちとの集団妊娠計画を思いつきます―。

「私たちの国をつくろう」女子高生たちの純粋で危うい決意※ネタバレあり

2014年公開の映画『リュウグウノツカイ』は、アメリカで実際に起きた17人の女子高生による集団妊娠事件をモチーフに、日本の閉塞感漂う漁師町へと舞台を移した衝撃作です。未成年の集団妊娠という極めてセンシティブなテーマを扱いながら、少女たちの危うい連帯感や閉鎖的な社会への抵抗が丁寧に描かれています。そんな本作の異質さと彼女たちの純粋な狂気を決定づけるかのように、物語の根幹をなすあまりに鮮烈なセリフが冒頭に放たれました。

みんなで産もうよ赤ちゃん。国つくろうよ、私たちの国出典:映画『リュウグウノツカイ』(2014年8月2日公開)

小さな漁師町での窮屈な日常から逃れ、自分たちだけのユートピアを築こうとする少女たちの切実な願いと、歯止めの効かない集団心理を象徴しています。そんなセリフで始まる本作について、SNSでは、その独特すぎる世界観に驚愕する声もあれば、「展開が面白かった」「個人的名作」「すごい映画を作ったな…」「ただの性的な映画で終わらない作品」といった称賛の声も目立ちます。表面的な刺激を超えて、人間の根源的な欲求や少女期の危うさを描き切った本作は、唯一無二の一作となりました。

寉岡萌希が魅せた閉塞感を打ち破る“企み顔”の衝撃

寂れた漁師町を舞台に、女子高生たちの衝撃的な決断を描いた映画『リュウグウノツカイ』。寉岡萌希さん、武田梨奈さん、佐藤玲さんといった若手俳優たちが、出口のない閉塞感に抗う少女たちの危うさを瑞々しく体現しました。そのなかでも、物語の歯車を大きく動かすキーパーソン・真姫を演じた寉岡萌希さんの存在感は際立っています。冒頭の衝撃的なセリフとともに彼女が見せた表情の裏側について、国内外の映画・ドラマ・エンタメ情報に特化したウェブメディア「cinemacafe.net」のインタビューで、寉岡さんは次のような役作りの工夫を明かしていました。

このセリフで、表情を思い切り変えようって思いました出典:cinemacafe.net『【インタビュー】女子高生が集団妊娠! 寉岡萌希が語る爽快な問題作『リュウグウノツカイ』』(2014年7月31日配信)

それまで仮面を被ったように冷めていた少女が、自分たちの力で世界を変えようと決心した瞬間に見せる笑み。この感情の鮮やかな切り替わりこそが、観客を一気に物語の深部へと引きずり込む力がありました。そんな寉岡さんの演技に対し、SNSでは「強さ、脆さ、怖さに震える」「白熱の演技」「引き込まれた」といった称賛の声が続出。若き才能たちが魂をぶつけ合い、社会の歪みを見事に表現した本作は、今もなお色褪せない輝きを放っています。

映画『リュウグウノツカイ』を観たことがない方、また本記事を読んで興味を持っていただけた方は、“実話を基にした残酷な衝撃作”をぜひご覧ください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です

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