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「背伸びしすぎた…」軽で十分だった24歳男性→400万ハリアーを買い猛烈に後悔も…納車直後に訪れた“思わぬ展開”

  • 2026.5.17
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出典元:PIXTA(画像はイメージです)

軽自動車で十分だった価値観と、それを揺るがした先輩の言葉

今回お話を伺ったのは、24歳の男性・Aさんです。彼にとって、車は単なる足代わりにすぎない存在でした。自宅から職場までの通勤や、週末のスーパーへの買い出し、たまに地元の友人と近場へ出かける程度のライフスタイルであれば、小回りが利いて維持費も安い軽自動車が一番合理的だと本気で考えていたそうです。日常生活で不便を感じる場面はまったくなく、浮いたお金を趣味や将来のための貯金に回すほうが賢明であり、ただ移動するだけの空間に大きなお金をかける意味が見出せなかったと当時の率直な思いを語ってくれました。

しかし、そんな合理的で隙がないように思えた彼の価値観は、職場の先輩からの何気ない指摘によって少しずつ揺らぎ始めます。営業同行の帰り道などに、Aさんの乗っている車について少し見栄えが良くないと指摘されることがたびたびあったそうです。これは単に車種を馬鹿にするような悪意のある言葉ではなく、お客様の前に立つ営業マンとして、あるいは一人の社会人として、持ち物を含めて、どう見られるかをもう少し意識したほうがいいという、先輩なりの気遣いを含んだアドバイスだったようです。

最初のうちは、仕事の評価と個人の車は関係ないと聞き流していました。ところが、何度も同じようなニュアンスのことを言われるうちに、自分自身はまったく気にしていないつもりでも、周囲からはそのように見えているのかもしれないと、次第に心の奥に引っかかり始めたとのことです。

直感で惹かれたハリアーへの乗り換えと、納車前の強烈な後悔

そうして自分の見られ方に対して少し意識が向き始めた頃、Aさんは先輩の知人が勤めているトヨタのディーラーへ、半ば付き合いで足を運ぶことになりました。当時の彼はすぐに新しい車を買う気などほとんどなく、どうやってその場をやり過ごそうかとさえ考えていたそうです。他社のSUVなどと頭の中でふんわりと比較しつつも、気持ちとしてはかなりフラットで消極的な状態だったと振り返ります。

ところが、店舗の照明に照らされたハリアーの実車を見た瞬間、その考えは一変しました。SUVらしい堂々とした外観や、落ち着いた色合いで包み込まれるような内装の雰囲気にすっかり魅了されてしまったそうです。細かいスペックや維持費などの理屈ではなく、これなら自分も乗ってみてもいいかもしれないと、直感で強く惹きつけられてそのまま購入へと踏み切ることになりました。

しかし、直感に導かれるまま勢いで契約を済ませて家に帰ると、現実的な問題が重くのしかかってきます。400万円近くにもなる金額の大きさを改めて実感し、今後の支払いのことなどを考えると、納車までの期間は激しい後悔と不安でいっぱいになってしまったそうです。24歳の自分には明らかに背伸びしすぎたのではないか、やはり維持費が安くて合理的な軽自動車のままで十分だったのではないかと、毎日のように等身大の葛藤を抱えていたと振り返ります。新しい車がやってくるというワクワクした期待よりも、勢いで決めてしまったことへの後悔の念のほうがはるかに強い状態で、ひたすら納車の日を待つことになりました。

納車後に訪れた自身の変化と、思いがけない周囲の反応

強い不安を抱えたまま迎えた納車日でしたが、いざ新しい車の運転席に座ると、Aさんの気持ちに小さな、しかし確かな変化が生まれました。駐車場に停まっている自分の車を見るだけで少し誇らしい気持ちになり、毎日の見慣れた通勤の道のりが少し楽しく感じられるようになったそうです。これは自動車の性能面によるものというよりも、これまでの車では決して味わえなかった所有する喜びのような、情緒的な満足感だったとのことです。

そうして彼自身の内面が少しずつ前向きになっていく一方で、Aさんが最も驚いたのは、周囲の人たちの反応が明らかに変わったことでした。自分自身の人間性や態度は以前と何も変わっていないにもかかわらず、職場の駐車場で車を替えたのかと好意的に声をかけられたり、友人と出かけた際に自然と褒められたりする機会が目に見えて増えたそうです。

特に印象的だったのは、女性との会話の中で、「素敵な車に乗っている」と自然に話題に上がることが増えたことでした。車が共通の話題となることで、そこから休日の過ごし方やドライブの行き先などへ話がスムーズに広がり、相手との距離感が縮まりやすくなったそうです。第一印象や場の空気が以前よりも格段に柔らかくなり、自分自身は何も変わっていないのに、車を替えただけで見られ方がここまで変わるのかと強く実感したと語ってくれました。この周囲からの思いがけない反応によって、納車前に抱えていた後悔や不安も少しずつ薄れていったようです。

車は単なる移動手段から、自分の印象をつくる大切な存在へ

この一連の経験を通して、Aさんの車に対する価値観は大きくアップデートされました。もともと車は単なる移動手段であり、足代わりにすぎないと考えていた彼ですが、身につける時計や服と同じように、車もまたその人の第一印象を左右する重要な要素の一つなのかもしれないと気づいたそうです。周囲の反応の変化を肌で感じたからこそ、先輩がかつて言っていたアドバイスの本当の意味を実感できたとのことです。

もちろん、無理をして見栄のために高い車を買うべきだという極端な考えに至ったわけではありません。しかし、現在のAさんにとってハリアーは単なる道具ではなく、自分のモチベーションを上げて気持ちを前向きにしてくれる大切な存在になっています。周囲とのコミュニケーションを円滑にしてくれる相棒として、車が日々の生活にプラスの彩りを与えてくれているようです。

次に車を選ぶ際も、単なる機能面や維持費の安さだけを追い求めるのではなく、自分が乗っていて気分が上がるかどうか、そして周囲にどのような印象を与えるのかという視点も大切にしたいと、爽やかな表情で語ってくれました。車選びの基準は人それぞれですが、思い切って自分の価値観の枠を少し広げてみることで、新しい自分の見せ方や、思いがけない人間関係の広がりに気づけるのかもしれません。



ライター:Masaki.N
自動車メーカーで車体開発エンジニアとして設計・先行開発に携わった後、マーケティング/市場リサーチ領域で商品導入・訴求設計にも従事。さらに自動車サブスク系ITベンチャーでマーケティングを担当し、ユーザー視点のコミュニケーション設計を経験。現在は自動車ライターとして、新車情報、技術解説、モデル比較、中古車相場、維持費、業界動向まで幅広く執筆。SEO記事・コラム・インタビューなど媒体横断で制作し、専門知識を生活者の言葉に翻訳して「買う/持つ」の判断を支援します。加えて、カスタムを含む実車取材・体験を通じて得た一次情報を記事に落とし込み、机上の知識にとどまらない“現場感”のある解説を強みとしています。


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