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「膿がたまるのを待たないと処置できない」激痛を耐えて再受診。麻酔なしで切開した理由【医師解説あり】

  • 2026.4.28

背中に軽い痛みを感じたとき、私はニキビのようなものだと思い、深く気にしていませんでした。しかし、時間がたつにつれて腫れと痛みは増強。皮膚科を受診し、思いも寄らない対応を受けることになったのです。【医師解説あり】

最初は気にしていなかった違和感

背中に少し痛みがありましたが、最初はよくあるニキビだと思っていました。見えにくい場所でもあり、日常生活に支障が出るほどではなかったため、そのまま様子を見ることにしました。

腫れと痛みが強くなり受診

しかし、日がたつにつれて腫れは徐々に大きくなり、触れるだけでも強い痛みを感じるようになりました。不安になり皮膚科を受診したところ、粉瘤(ふんりゅう/皮膚の下に袋状ののう腫ができ、剥がれ落ちた角質や皮脂が袋の中にたまってできた良性の腫瘍)と診断されました。

医師からは「炎症が起きているため、今は処置ができず、膿がたまるのを待つ必要がある」と説明を受け、そのまま帰宅することとなりました。

再受診で、その場で処置することに

「膿がたまるのを待つ」と言われても、素人には判断がつかず、そのまま痛みを我慢する日々が続きました。ところが、何をするにも限界と感じるほど痛くなり、再び受診することに。すると、その場で麻酔を使わずに切開し、たまっていた膿とともに中の袋を取り出す処置がおこなわれました。

処置後も完全に治ることはなく…

処置後、痛みや腫れは落ち着きましたが、袋が一部残っていたため、背中には直径5mmほどの穴が空いた状態になりました。現在は痛みはないものの、へそのゴマのような汚れがたまりやすく、入浴のときに洗って、清潔に保つようにしています。

まとめ

今回の経験を通して、ただのニキビだと思っていたものが、実は放っておくと厄介な「粉瘤」だったことに驚きました。痛みが出るまで我慢してしまいましたが、もっと早く受診していれば、これほど痛い思いをすることも、背中に痕が残ることもなかったのかもしれません。

見えにくい場所の変化だからこそ、少しの違和感を見逃さないこと、そして「たかができもの」と自己判断しないことの大切さが身に染みました。自分の体の変化を丁寧に見守るきっかけになった、忘れられない体験です。

医師による解説:炎症を起こしている粉瘤に注意

「たかがニキビ」と放置しない

粉瘤はニキビと違い、皮膚の下に「袋」があるため、自然に治ることはありません。炎症を起こして赤く腫れる(炎症性粉瘤)と、激しい痛みや化膿を伴います。

なぜ「膿がたまるまで」待つのか

炎症がピークに達して膿がしっかりたまっている状態(波動がある状態)でないと、切開しても十分に膿を出し切ることができません。そのため、あえて数日待ってから処置をおこなうことがあります。

麻酔が効きにくい理由

炎症が強く周囲の組織が酸性に傾いていると、局所麻酔が効きにくくなる性質があります。強い痛みがある中での処置はつらいものですが、排膿することで内圧が下がり、結果として痛みは劇的に改善します。

「切開」はあくまで応急処置

今回のケースのように、切開排膿だけでは「袋の一部」が残ることが多く、再発のリスクがあります。炎症が完全に落ち着いた後、袋を全摘出する手術をおこなうことで、再発を防ぎ、痕もよりきれいに治すことができます。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修:久野 賀子先生(PRIDE CLINIC 医師)

著者:古見 朋美/40代女性・派遣社員

イラスト:ふるみ

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年2月)


監修者:医師 PRIDE CLINIC 医師 久野 賀子先生

PRIDE CLINIC 院長。長年にわたり大手美容クリニックで通常の美容皮膚科診療だけでなく、新入職医師の指導や、VIP対応などをおこなっている。それらの経験を通じ、気軽に先進的な治療を受けていただける、自由で明るいクリニックを目指している。

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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