1. トップ
  2. 恋愛
  3. 「今電話できる?」に「無理」と返した彼氏から30秒後に届いた画像。私はその夜、返事を打てなかった

「今電話できる?」に「無理」と返した彼氏から30秒後に届いた画像。私はその夜、返事を打てなかった

  • 2026.4.26
ハウコレ

たった二文字の「無理」に、こんなにも傷つくことがあるなんて。続けて届いたのは、楽しげに笑う彼の写真でした。悪気がないのはわかっている。それでも、心の置き場を失ってしまう夜があります。

声が聞きたかっただけ

母と電話で言い合いになったのは、仕事帰りの電車の中でした。

「いつまでそんな仕事を続けるの」「あなたのためを思って言ってるのよ」

何度も聞いてきた言葉なのに、その日はいつもより深く胸に刺さりました。アパートに着いて、靴も脱がずに玄関にしゃがみ込みました。誰かの声が聞きたい。そう思ったとき浮かんだのは、彼の顔でした。

「今電話できる?」と打ちました。送信ボタンを押してから、スマホを胸に当てて目を閉じました。

たった二文字

返信はすぐに届きました。画面に表示されたのは「無理」の二文字。理由もなく、絵文字もなく、たったそれだけ。目の奥がじんと熱くなりました。

忙しいのかもしれない。それはわかっています。でも「ごめん、あとでかけるね」の一行すら添えてもらえないのかと思うと、喉の奥がつまるような感覚がありました。返事を打とうとして、何を送ればいいのかわからなくなり、画面をただ見つめていました。

30秒後に届いた一枚

「無理」のあと、30秒もしないうちに画像が届きました。開くと、にぎやかな居酒屋のテーブルが映っています。並んだグラスと料理、奥のほうに笑っている彼の横顔。添えられていたのは「今こんな感じ」の一言でした。

ああ、楽しそうだな。そう思った瞬間、涙がぽろっとこぼれました。彼は友人に囲まれて笑っている。私は玄関の冷たい床にしゃがんだまま、一人で泣いている。

そして...

画面を閉じて、スマホを裏返しに置きました。返事は打てなかった。打ちたくなかった、というほうが正確かもしれません。ただ「どうした?」その一言だけがほしかったのに。そのことが、じわじわと胸に広がっていました。

しばらくして彼から着信がありましたが、折り返す気になれませんでした。「おつかれ。明日電話するね」というメッセージを確認して、スマホを枕の下に押し込みました。

翌朝、短く送りました。「昨日はお母さんと喧嘩して、ちょっと辛かっただけ。もう大丈夫」

本当に大丈夫かどうかは、まだわからなかったけれど。次に「電話できる?」と送る時は、もう少し正直に理由を添えようと思った。それくらいは、できる気がしていた。

(20代女性・営業職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

元記事で読む
の記事をもっとみる