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レモン水、飲み過ぎるとどうなる?飲まない方がいい人の特徴[医師監修]

  • 2026.4.24

健康や美容に良いと話題のレモン水。ビタミンCが摂れる、代謝がよくなる、いわゆる「デトックス」になると紹介されていることもあり、朝一杯飲む習慣を取り入れている人も多いのではないでしょうか。

しかし、「体によいものだから毎日たっぷり飲んでいる」という場合、少し立ち止まって考えてみてほしいことがあります。どんなに健康的な飲み物でも、量や飲み方を誤ると体への負担になることがあります。

レモン水を飲み過ぎると、どんなデメリットがあるでしょうか。金沢駅前内科・糖尿病クリニック院長・小倉 慶雄先生監修のもとお届けします。

レモン水とはどんな飲み物?

レモン水とは、水にレモン果汁を加えた飲み物のことです。

市販のレモン果汁を使うものから、生のレモンをスライスして水に浸すもの、はちみつや塩を少量加えたものまで、作り方はさまざまです。

簡単「レモン水」の作り方。ポッカレモンを混ぜるだけ!

ビタミンC、クエン酸の効果

レモンにはビタミンCやクエン酸が含まれており、これらが注目される理由になっています。

ビタミンCは抗酸化作用や免疫機能のサポートに関わるとされており、クエン酸はエネルギー代謝に関与することが知られています。

また、レモン水はほぼノンカロリーで、砂糖を加えなければ糖分の摂取も最小限に抑えられます。

こうした特性から「ダイエット中の飲み物」「朝の一杯に最適」として広く取り上げられています。

ただし、レモン水を多く飲めば免疫力が大きく高まる、病気を予防できる、というわけではありません。注意したいのはレモン果汁に含まれる「酸」の性質です。

この点が、飲み方や量によって体に影響を与えることがあります。

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レモン水を飲み過ぎた! どんなデメリットが考えられるのか

レモン水は体によい成分を含む飲み物ですが、毎日大量に飲んだり、飲み方を誤ったりすると、いくつかの不調につながる可能性があります。

歯のエナメル質が傷みやすくなる

レモン水が体への影響として最も広く知られているのが、歯のエナメル質への影響です。レモン果汁に含まれるクエン酸は酸性度が高く、頻繁に口に触れることでエナメル質を徐々に溶かしてしまうことがあります。

とくに、飲んだ後にすぐ歯磨きをしたり、長時間かけてちびちびと飲み続けたりする習慣は、歯へのダメージを蓄積させやすいとされています。

胃腸への刺激

空腹時に濃いレモン水を大量に飲むと、酸による刺激で胃の不快感や胸焼けを感じることがあります。

もともと胃が弱い人や、胃酸過多・逆流性食道炎の傾向がある人では、症状が悪化する可能性があるため注意が必要です。

カリウムの過剰摂取

レモン果汁に含まれるカリウム量は、通常の飲み方であれば多くはありません。

ただし、腎臓の機能が低下している人や、医師からカリウム制限を指示されている人が、大量の果汁を毎日摂る場合には注意が必要です。

消化器への影響

クエン酸を多量に摂取すると、人によっては吐き気や下痢、腹部の不快感が現れることがあります。

「健康のために飲んでいるのにお腹の調子が悪い」という場合、レモン水の量が一因になっていないか確認してみる価値があります。

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次:レモン水を避けたほうがいい人とは

レモン水を避けたほうがいい人とは

レモン水が体に合わない場合があります。以下に当てはまる方は、飲む前にかかりつけ医に相談することをおすすめします。

胃酸過多・逆流性食道炎がある人

酸性の飲み物は胃酸の分泌を促す作用があります。胸焼けや胃の不快感が慢性的にある人にとっては、症状を悪化させる可能性があります。

腎臓に疾患がある人

カリウムの代謝に影響が出る腎疾患を持つ方は、カリウムを多く含む食品や飲み物の摂取を医師と相談のうえ管理する必要があります。レモン水も例外ではありません。

歯の知覚過敏や虫歯が進行している人

エナメル質がすでに薄くなっている状態や、虫歯で歯の内部が露出している場合、酸性の飲み物はしみる感覚や痛みを引き起こしやすくなります。

ひどい口内炎がある人

口内に炎症があるときは、レモンの酸が直接触れることで強い刺激と痛みを感じることがあります。治るまでは避けるのが無難です。

クエン酸・柑橘類にアレルギーがある人

柑橘類にアレルギー反応が出る方は、レモン水も同様に反応が起こる可能性があります。

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次:レモン水、体の負担を減らしやすい飲み方は?

レモン水、体の負担を減らしやすい飲み方は?

レモン水の恩恵を受けながら、体への負担を抑えるためにできる工夫をいくつかご紹介します。

薄めに作る

果汁の量を少なめにして、水でしっかり希釈することが基本です。目安としてはコップ1杯(200〜250ml)に対してレモン果汁小さじ1〜2杯程度が一般的です。

濃ければ効果が高いわけではなく、薄めでも継続することに意味があります。

ストローを使う

ストローを使って飲むことで、レモン水が直接歯の表面に触れる機会を減らせます。歯のエナメル質を守りたい場合には有効な方法です。

飲んだ後は水でうがいをする

飲み終わったあとにすぐ水でうがいをすることで、口内に残った酸を洗い流せます。うがいのあと30分〜1時間は歯磨きを避けると、酸で軟化したエナメル質をこすりすぎずに済みます。

空腹時を避ける

胃への刺激を減らすために、食事中や食後のタイミングで飲む習慣にするとよいでしょう。朝一番に飲むのが好きな方も、何かを口にしてからにするだけで胃への負担が軽減されます。

レモン水、1日にどのくらい飲んでいい? 摂取量の目安

毎日数杯以上飲み続けることは避け、1日1〜2杯を目安にするのが無難です。「健康のために多く飲む」という考え方よりも、「長く続けられる量と飲み方」を基準にしましょう。

レモン水は適切に取り入れれば、水分補給の習慣をおいしく続けやすくしてくれる飲み物です。効果を過信せず、体の反応を見ながら自分に合った量と方法を見つけることが、長く健康的に楽しむためのポイントです。

なお、はちみつや砂糖を加えると糖質とカロリーが増えます。血糖値が気になる人、糖尿病のある人、体重管理中の人は、甘味を加えないレモン水を基本にしましょう。

監修者プロフィール

小倉 慶雄

金沢駅前内科・糖尿病クリニック院長

所属学会
日本内科学会 認定医
日本糖尿病学会 専門医
日本抗加齢医学会 専門医
日本腎臓学会
日本内分泌学会

経歴
平成21年3月 金沢医科大学医学部医学科卒業
平成21年4月 杏林大学病院 初期臨床研修医
平成26年1月 金沢医科大学病院 糖尿病・内分泌内科学教室
平成30年4月 金沢医科大学病院 助教
平成30年9月 金沢医科大学大学院医学研究科 博士課程修了
令和3年1月 金沢医科大学病院学内講師
令和5年6月 Gran Clinic(石川県金沢市)院長
令和6年10月 金沢駅前内科・糖尿病クリニック(石川県金沢市)院長
※自由診療部門は自由診療部門Granとして併設

受賞歴
日本抗加齢医学会研究奨励賞(2018年度)

<Text:外薗 拓 Edit:編集部>

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