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自分の心の醜さが露わに…。お金持ちの友人を傷つけても消えなかった、港区女子の劣等感【著者インタビュー】

  • 2026.4.22

【漫画】本編を読む

一度しかない人生の中で本当に大切なものとは? そんな普遍的な問いを描くのが、漫画『人生もっとうまくやれたのに 港区女子の絶望と幸せ』(うみの韻花/KADOKAWA)だ。

東京に憧れ、上京した主人公の美春。彼女は、東京で暮らせば自分もキラキラと輝く都会の一部になれると信じていた。ところが現実はバイト漬けの貧しい暮らしと、お金持ちの友人への嫉妬に苦しむ毎日。なぜ自分だけうまくいかないのか。やがて美春は、飲み会に参加したり男の人とごはんに行ったりするだけでお金がもらえるよ、と誘われ、ギャラ飲みにのめり込み、そして美容整形に依存していく——。

「美春は存在したかもしれないもうひとりの私」と語る作者のうみの韻花さんに、美春が体験したギャラ飲みの実態や、自身も繰り返していたという美容整形について、そして本作を通して伝えたい想いを聞いた。

——港区女子の生活に染まる中で美春の性格は歪んでいきます。田舎から会いにきた母にギャラ飲みのことを指摘され、喧嘩する場面もありました。

うみの韻花さん(以下、うみのさん):自己肯定感が低いからこそ、自分を否定されたように感じ、反発したり、強く当たりやすくなったりしてしまったのかな、と。私自身は親から夜職のことを指摘されることもなく、放任されていましたが、いじっぱりになったり、強がったりしていた頃があったと思います。

——大学でずっと仲良くしていた友人の桜子にも、ひどいことを言ってしまいますね。ずっと抱えていた思いを伝えられたはずなのに、美春は後味の悪さを感じているようでした。

うみのさん:美春は、桜子は本当に純粋でいい子だと頭でわかっているんです。その桜子に言いたいことを言って彼女を傷つけたとしても、自分が覚えた劣等感が完全に消えるわけではない。逆に、思いをぶつけることで自分自身の心の醜さを突きつけられて、それを自覚したからこそ後味が悪かったのかな、と思いますね。

取材・文=吉田あき

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