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あたたかくて快適な“ママのお腹の中”が恋しくてホームシックに… 胎児時代を懐かしむ赤ちゃん【書評】

  • 2026.4.22

【漫画】本編を読む

赤ちゃんたちが屋台で語り合う姿を描いた漫画『屋台ヤケミルク』(はみだしみゆき)。「赤ちゃんあるある」をテーマにした同作は、子育て世代を中心に人気の作品だ。本稿で紹介するエピソードでは、“ママのお腹”にホームシックを覚える赤ちゃんの本音が語られている。

この日「屋台ヤケミルク」にやって来たのは、先日産まれたばかりのなっちゃん。上機嫌ではしゃいでいたのも束の間、「ママのお腹の中が恋しいなあ…」とふいにしんみりしてしまう。

なっちゃんにとってママのお腹の中は、あたたかくて、ごはんも自然に届く、とても心地よい場所だったようだ。なによりママとずっと一緒にいられる安心感もあって、極楽の心地だったらしい。そんな日々を思い出し、今にも泣き出しそうになるなっちゃんだが、ミルクをひと口飲めばたちまちご機嫌を取り戻す。

そんな彼女のマイブームは“紐”をしゃぶること。へその緒に少し似ているその感触が、お腹の中にいた頃を思い出させ、ほっとするのだという。常連のひとり、のんちゃんと並んで紐をしゃぶりながら、なっちゃんは少しずつ外の世界に慣れていく。

泣いている理由が分からないことの多い赤ちゃん。もしかするとその涙の奥には、“お腹の中が恋しい”という気持ちが隠れているのかもしれない。けれど外の世界にも、あたたかさや楽しさはたくさんある。なっちゃんのように、赤ちゃんたちは今日も少しずつ新しい世界に心をひらいていくのだろう。

文=ハララ書房

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