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子どもがほしいあまりにモラハラ不倫夫と離婚できない…苦しむサレ妻が夫の元不倫相手との出会いで気が付いたこと【書評】

  • 2026.4.21

【漫画】本編を読む

不倫を許してもきっと何も生み出すことはないだろう。どんなに反省する態度を見せられても、夫婦間の亀裂とつけられた傷は消えることはないからだ。『夫の元不倫相手とルームシェアしています』(兎月メイ:漫画、風沢氷花:原作/KADOKAWA)は、夫のモラハラと不倫に我慢できず逃げ込んだ先で、夫の元不倫相手と遭遇した女性を描いた物語だ。

主人公の有里は5年前に夫と結婚し、今は週2のパートをしている。付き合っているときは優しかった夫は結婚してから態度が急変し、妻を下に見るばかりか、自分が苦手な仕事を持ち帰り有里に押し付けて自分は寝てしまうなど、モラハラ気質を持った男性だった。しかし有里は正社員を辞めてしまうほど子どもがほしく、夫に妊活を協力してもらいたいがためにこのギスギスした結婚生活を続けていた。そんなある日の深夜、寝ているはずの夫がベッドにいないことに気づいた有里は、過去の苦い出来事を思い出す。2年前、夫は不倫していたのだ。だが有里は子どもがほしいあまりに夫に無理をさせたことに負い目を感じつつ、土下座して二度と不倫しないと言う夫を前にして離婚に踏み切ることができなかった。だが約束を破られた今回は荷物をまとめて家を出ていく。

有里はとりあえず、友人が住んでいるシェアハウスへ行く。するとそこで驚きの人物と出会う。2年前に夫と不倫をした女性もそのシェアハウスに住んでいたのだ。有里はそんな女性とひとつ屋根の下にいることができず、新しい部屋を探すのだが――。

子どもほしさに夫のモラハラも不倫も飲み込んでしまい、取り返しのつかない状況になってしまった有里を見ているとやるせない気持ちになる。だが、これまで自分のことしか考えず、夫を含めた他人のことを「知ろうとしない」生き方にも大きな原因があったことに有里は気づくのだが、その姿には私たちにも大きな学びがあるだろう。夫婦であれ、友人であれ、決定的な亀裂を生むことのないよう、常に互いを知る姿勢は大切なことなのだと気づかされる。

文=nobuo

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