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窓拭き中に「泡」で返したOK。汗で消えた連絡先を追うおじさん軍団の結束が熱い【作者に聞く】

  • 2026.4.19
マンションの窓を清掃中に携帯番号を差し出された翔太!出会いのない職場に一筋の光 画像提供:コマkoma(@watagashi4)
マンションの窓を清掃中に携帯番号を差し出された翔太!出会いのない職場に一筋の光 画像提供:コマkoma(@watagashi4)

SNSを通じて読者と交流しながら、物語がリアルタイムに変化していく。コマkoma(@watagashi4)さんの「窓拭きお兄さんが告られておじさんたちが奮闘する漫画」が大きな反響を呼んでいる。本作は、読者の反応がストーリーを左右するライブ感あふれる構成が魅力だ。読者コメントの反応を見ながら話が展開し、「ツイバズ」に速報されるほど話題になった本作について、作者のコマさんに話を聞いた。

汗で消えた番号とおじさんたちの結束

【漫画】彼女の住まいを謎解きする!?ブレーンが集うクリーンな会社って? 画像提供:コマkoma(@watagashi4)
【漫画】彼女の住まいを謎解きする!?ブレーンが集うクリーンな会社って? 画像提供:コマkoma(@watagashi4)
洗剤の泡を使って「OK」と粋な返事をした翔太。なんて嬉しそうな顔だろう 画像提供:コマkoma(@watagashi4)
洗剤の泡を使って「OK」と粋な返事をした翔太。なんて嬉しそうな顔だろう 画像提供:コマkoma(@watagashi4)
告白されて浮かれた発言をしてしまう翔太。つなぎ姿も見もの 画像提供:コマkoma(@watagashi4)
告白されて浮かれた発言をしてしまう翔太。つなぎ姿も見もの 画像提供:コマkoma(@watagashi4)

特殊な職業である窓拭き清掃員の翔太は、作業中にマンションの住人である女の子から携帯番号を記したメモを提示される。翔太は洗剤の泡に鏡文字で「OK」と描くという粋な返事を見せるが、咄嗟に手の甲にメモした番号が作業中の汗で消えてしまうという悲劇に見舞われる。どうやって彼女と連絡を取ればよいのかと焦る翔太を救うべく立ち上がったのは、職場の同僚や上司たちだった。

おじさんたちがマンションの構造から彼女の部屋を推測し、一丸となって翔太の恋をサポートする姿は、読者から「何回読んでも爆笑する」「社員思いの職場が好きすぎる」と絶賛されている。コマさんは「つなぎなどの作業着姿の男性が好きで、意外とこういう作業着を着ている人が出てくる漫画が少ないため、自家発電で描いた」と、制作のきっかけを明かしている。職場で見られる男子高生のようなノリや、政治の話、夢を語り合うピュアな会話は、コマさんの弟たちのやりとりを観察して生まれたものだという。異性がいない環境での会話のおもしろさが、作品に独特のリアリティを与えている。

プロットなしのライブ感あふれる制作

驚くべきことに、本作に詳細なプロットは存在しない。コマさんは「設定は完全に毎回後付けで、登場人物が描いているうちに勝手に喋ってくれる」と語る。3ページほど描いた時点で予想外の方向に話が逸れることも珍しくないが、それを読者の反応を見ながら臨機応変に楽しんでいる。Twitterへの投稿後に即座に返ってくるコメントが楽しく、読者の引用リツイートを読んで次の展開を考えることもある。ときには登場人物の名前すら読者に丸投げすることもあり、この自由なスタイルが読者との強い繋がりを生んでいる。

また、コマさんはそのほかにもさまざまな作品を手がけている。軍人と嫁の日常を描いた「軍人婿さんと大根嫁さん」や、LINEマンガで連載された縦読みコミック『雨の日と月曜日』など、その作風は幅広い。現在は本作の脇役・三宅さんを主人公にした新作も進行中だ。商業漫画の枠に捉われない自由な制作スタイルと、温かい人間模様が、Web漫画の新しい可能性を示している。

取材協力:コマkoma(@watagashi4)

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