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「すいませんね」1週間喧嘩した彼がやっと謝ってくれた。だが、謝罪後の発言に別れを決意した【短編小説】

  • 2026.4.11
「すいませんね」1週間喧嘩した彼がやっと謝ってくれた。だが、謝罪後の発言に別れを決意した【短編小説】

1週間の冷戦と、心のない謝罪

デートの約束をドタキャンされたことが発端で、彼と口をきかないまま1週間。

同棲中の部屋には、重苦しい空気がずっと漂っていました。

この息の詰まるような沈黙に耐えかねたのか、ある晩、ついに彼の方から声をかけてきました。

「……すいませんね」

ボソッと呟かれた言葉。

やっと自分の非を認めて反省してくれたのかと、私の張り詰めていた心が少し緩んだのも束の間でした。

「はいはい、俺が悪かったよ。これで満足?」

呆れたようにスマホから目を離さず、投げやりに吐き捨てられたセリフ。

(は? 何それ)

謝罪の皮を被った、ただの苛立ちのぶつけ合い。

私の悲しかった気持ちなど微塵も考えていないことが、そのふてぶてしい態度から痛いほど伝わってきます。

投げやりな態度が引き金に。冷え切った心と決断

喧嘩のたびに、彼はいつもこうです。

自分が折れてやっているという態度で適当に謝り、その場をやり過ごそうとするのです。

「私がただ謝ってほしいだけだと思ってるの?」

静かに問い詰めても、彼は面倒くさそうに深いため息をつくだけ。

「だから謝ってんじゃん。しつこいな」

その瞬間、私の中の彼に対する愛情や情が、音を立てて崩れ落ちていくのを感じました。

「……ええ、大満足。これで心置きなく別れられるから」

私の言葉に驚いて顔を上げた彼を冷めた目で見下ろし、私はクローゼットからキャリーバッグを引きずり出しました。

「ちょっと待てよ、冗談だろ?」

慌てて引き止めようとする彼の手を無言で振り払い、手早く荷物をまとめます。

心にもない謝罪でいつでもごまかせると思っていた彼の浅はかさに、これ以上付き合う義理はありません。

現在は新しい部屋を見つけ、心穏やかな一人暮らしを満喫中。

形だけの「すいませんね」に振り回され、神経をすり減らすことのない、清々しい毎日を送っています。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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