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日本代表クラスも!町田ゼルビアに在籍した“最強の日本人選手”5名

  • 2026.4.9

J1にも定着し、ACLエリートでも勝ち上がることに成功した。ついに日本サッカー界の主役へと躍り出たFC町田ゼルビアは、積極的な補強と育成の成功によって、日本代表クラスの選手たちが集うクラブへと変貌を遂げている。

今回はそんな町田に在籍したプレーヤーの中から、「最強の日本人選手」を5名選んでみた。

鈴木孝司

ゼルビアの歴史を語るうえで、「ミスター町田」といえる鈴木孝司の名前は決して外すことができない。クラブがまだ発展途上にあった時代において、彼はまさに“象徴”とも言える存在だった。

2012年に法政大学から新卒で町田ゼルビアに加入し、同年J2に初出場。一度クラブはJFLへと降格するも、彼はそれをキッカケにチャンスを掴み、エースとして確固たる立場を築いた。2013年はJFLベストイレブンとなり昇格に貢献し、2014年にはJ3で得点王を獲得している。

派手さこそないものの、チームにとっては極めて実用的なストライカーであり、苦しい時間帯でも結果を残す「頼れる9番」として機能した。クラブのスケールがまだ小さい頃から、最前線で戦い続け、着実にゴールを積み重ねることでチームを支えた。

スター軍団へと変貌した現在だからこそ、彼のような存在の価値はより際立つ。町田の原点を知る上で欠かせない男だ。

相馬勇紀

町田ゼルビアにおける“攻撃の質”を一段階引き上げた存在、それが相馬勇紀であるといえる。日本代表でも活躍するアタッカーは、その卓越したスピードと打開力でチームに明確な違いをもたらした。

名古屋グランパスで一時代を築いたあと、ポルトガルリーグのカーザ・ピアへ期限付き移籍したものの、ヨーロッパでは不完全燃焼に終わる。そしてJリーグに復帰してから1年後、町田ゼルビアへと新天地を求めた。

サイドでボールを受けた瞬間にスイッチが入り、一気に局面を打開するそのプレーは、対戦相手にとって大きな脅威となった。また単なるドリブラーでは終わらないのが相馬の強みであり、クロスやシュートの精度も高く、結果に直結するプレーでチームに貢献。J1やACLで上を目指すに当たって、代表クラスのクオリティを持つ彼の加入は非常に大きかった。

佐野海舟

画像: (C)Getty Images
(C)Getty Images

近年の町田ゼルビアを語る上で、最も“現代的な進化”を象徴する選手の一人が佐野海舟である。

2019年に米子北高等学校を卒業後、町田ゼルビアへと加入。高卒ルーキーでありながらも初年度から出場を重ね、2年目からは絶対的なレギュラーとして中盤の要になった。特に2022年はボール奪取回数でJ2リーグ1位の記録を残し、「町田に佐野海舟あり」を印象付けた。

そして2023年には鹿島アントラーズへとステップアップし、次年度にはドイツ・ブンデスリーガのマインツ05へと移籍。ヨーロッパでも活躍し、いまやビッグクラブもこぞって注目する守備的MFの一人となっている。

町田においては、彼の存在がチーム全体を支えていたと言っても過言ではない。攻守のバランスを保ちつつ、試合をコントロールするその姿は、すでに代表クラスの才能を感じさせていた。クラブの成長とともに飛躍した象徴的存在。町田が“本気で上を目指すチーム”へと変わる過程において、欠かせないキーマンだった。

中山雄太

中山雄太の加入は、日本サッカー界に驚きをもたらすものだった。オランダのズヴォレで活躍し、その後ハダーズフィールド・タウンでプレーした彼は、ヨーロッパでも十分にその能力を評価されており、日本代表でも必要とされる選手だった。

しかしながら、その一方で怪我の連鎖に悩まされ、2022年末に行われたワールドカップへの出場を逃していた。その彼が2024年にハダーズフィールドと契約満了になったあと、選んだのは町田ゼルビアへの加入だった。

欧州での豊かな経験を持つディフェンダーは、その安定感と戦術理解度でチームに大きな安心感をもたらした。まだまだ国際舞台をこなした数が少ない町田にとって、彼の加入は一人の戦力のみならず、クラブの意識を変えるものにもなったといえる。

また、彼の加入はクラブにとって象徴的な意味も持つ。日本代表クラスの選手が町田を選んだという事実は、クラブの評価が大きく変わりつつあることを示していた。

谷晃生

畠中槙之輔や望月ヘンリー海輝、平河悠などもいるが、クラブでの貢献度も含めて谷晃生を選出した。

ガンバ大阪のアカデミーで育ち、湘南ベルマーレへのローン移籍で大ブレイクした谷。日本代表にも選出されるなど注目される中、ベルギーへの期限付き移籍で失敗してしまい、ガンバ大阪での立場は宙ぶらりんなものとなってしまった。

そこで2024年に彼は町田ゼルビアへの完全移籍を選択。それが谷にとってキャリアを復活させるキッカケになり、一方の町田にとっては最終ラインの安定を高める重要な補強になった。

彼のパフォーマンスは、町田の躍進を語る上で欠かせない要素となっている。2025年9月にはJリーグ通算200試合出場も達成しており、クラブの守護神として今後も重要な存在でありつづけることだろう。

若くして日本代表にも名を連ねた逸材が、そのキャリアを立ち直らせる場として町田を選んだ。その事実はクラブにとって大きな財産となっている。

※選出基準は、各選手の実績に基づきながら筆者またはメディアの主観的判断も含んでおります。

筆者:石井彰(編集部)

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